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mid90s・ミッドナインティーズは懐かしい青春ドラマ!感想

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地味ではあるものの、普遍的なストーリーと子役たちの自然な演技のおかげで十分に楽しめる作品。スケーターにも、スケーターじゃない人にもおすすめできます。68点 

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mid90s・ミッドナインティーズのあらすじ

映画『mid90s ミッドナインティーズ』冒頭映像
『マネーボール』などの俳優ジョナ・ヒルが初監督を務め、自身の経験を基につづる青春ドラマ。1990年代のロサンゼルスで、少...

1996年、13歳のスティーヴィーはLAのパームズ地区に兄のイアンと母親のダブニーと暮らしていた。

スティーヴィーは度々兄から暴力を振られていたため、兄のことがあまり好きではなかった。ほとんど家族のことに無関心な母親に対しても同じだった。

そんなスティーヴィーは地元のスケーターたちに憧れを抱くようになった。彼はスケボーをやるためになんとか兄にお願いして、お古のスケートボードを私物と交換してもらった。

スティーヴィーは家の前で一人でスケボーを練習し、徐々に上手くなっていった。まもなくしてスケーターたちが練習している駐車場に行くと、彼らと話すようになった。一番最初に仲良くなったルーベンがレイ、ファックシット、フォース・グレードにも紹介してくれたおかげで、スティーヴィーは彼らに可愛がってもらうようになる。

こうして家では孤独だったスティーヴィーは彼らの中に自分の居場所を見つけるのだった。

mid90s・ミッドナインティーズのキャスト

  • サニー・スリッチ
  • ルーカス・ヘッジズ
  • オラン・プレナット
  • ネイケル・スミス
  • ライダー・マクローリン

mid90s・ミッドナインティーズの感想と評価

ドント・ウォーリー」、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、「マネーボール」の俳優として知られるジョナ・ヒルの初監督作品。

スケボーを通じて主人公の少年が年上の友達を作り、彼らとつるむことで様々な経験を重ねていく青春ドラマ。タイトルの通り90年代中盤を舞台にした哀愁溢れるスケーターの物語です。

主人公のスティービーはシングルマザーに育てられた小柄な13歳の少年。彼は仲の悪い年の差のある兄と、男癖の悪い母親と一緒に暮らす中で家庭に居場所を見いだせず、スケーターたちの中に一人で入っていきます。

そして年上の彼らと遊ぶことで、ちょっぴり大人の世界に足を踏み入れ、家族よりも大切な友達を得て、生きる喜びを感じるようになっていく、というのがストーリーの流れです。

不良スケーターたちの話という点においてはどこか「キッズ」を彷彿させるものがありますね。

キッズ」と違うのはインパクトのある暴力や色気といった、いわゆる売れるネタで勝負していないところと、最後は悲劇ではなく、友情ドラマとして締めくくるところにあります。

つまり話題性のために話を大げさにしている感がなく、インパクトは弱くても、心にじんわり来る作品です。

ティネイジャーたちが精一杯悪ぶって、たばこをふかしたり、酒を飲んだり、異性について話す姿は「キッズ」と変わらないですね。

けれど、この映画の登場人物たちはみんなどうしようもない不良というわけではなく、ときどき道を外しつつも良心と優しさが見えるのがいいです。

特に黒人スケーターのレイは一見、ちゃらんぽらんそうで実は真面目で面倒見が良く、ハートウォーミングな役柄でした。それにしてもスケボー上手いなぁと思ってたら、レイ役の俳優はプロのスケーターなんですね。

レイが極悪キャラではなく、グループのリーダー格としてみんなを大事にしていたからこそ、可愛くて微笑ましい話になった、といえるでしょうね。

レイと主人公スティーヴィーの関係性は兄弟そのもので、レイはスティーヴィーに対して亡くなった弟のことを、スティーヴィーはレイに対して理想の兄の姿を投影していたのかもしれませんね。

そしてそんな二人の仲をルーベンが嫉妬したりなんかして、10代のグループの中にもヒエラルキーが存在し、お互いその中で牽制し合ったり、衝突したりする様子がリアルで面白かったです。

正直それほどインパクトのあるエピソードはないです。大事件が起こるわけじゃないし、誰かが死んで視聴者の涙を誘うわけでもありません。

ほぼほぼ登場人物がスケボーをして遊んでいるときの情景を描いていて、そこで起こることもよくありそうなことです。

ホームパーティーでは13歳のスティーヴィーが年上の女の子に部屋に連れて行かれ、性の手ほどきを受けていましたね。僕のアメリカ人の友人も初体験11歳だって言ってたから、ああいう年下キラーのお姉さんキャラの女の子、少なからず本当にいるんでしょうね。それにしても目覚めるの早くない?

ほかにも喧嘩が起きたり、事故が起こったりするんですが、いずれのシーンも映像で印象づけようとすることはなく、あくまでもセリフや登場人物の表情でストーリーを語る手法を取っています。

このネタで退屈しないのが逆に不思議で、変哲もないストーリーをしっかりひとつの青春ドラマに仕上げているのはすごいなって思いました。

子供たちがみんなそれぞれ孤独を感じていたり、家庭で問題を抱えているふうなのもポイントです。

家に居場所がないから仲間と夜遅くまで遊び、家族に認めてもらえないからこそ、仲間たちに承認欲求を満たしてもらおうとする彼らの姿を見て、自分自身と重ね合わせる人も少なくないんじゃないでしょうか。

僕はスケボーは特にはまらなかったけど、彼らを見ていたらふと自分の少年時代を思い出しました。なんだろうね、この懐かしさは。

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