スポンサーリンク

人間失格・太宰治と3人の女たちはの感想とネタバレ

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

たとえ一年間外出禁止令が出ても、絶対に見ないほうがいい駄作中の駄作。扱っている題材が日本を代表する作家だけにタチが悪いです。0点  

スポンサーリンク

人間失格・太宰治と3人の女たちのあらすじ

人気作家の太宰治は美人妻と子供がいながら彼に憧れる作家志望の弟子、静子や未亡人の富栄と肉体関係を持っていた。また、自殺を未遂を繰り返していたことから文学界では異端児扱いされていた。

しかしそんな太宰治もいざ小説を発売すると、たちまちベストセラーになり、ますます彼の人気は増していった。そんな中、二人の愛人からは子供を作ろうとせがまれ、妻との関係が複雑になっていく。

やがて結核に体を蝕まれ、酒と女に溺れるなど破滅的な道を歩んでいた太宰治はその体験をもとに「人間失格」の執筆にとりかかろうとする。

人間失格・太宰治と3人の女たちのキャスト

  • 小栗旬二階堂ふみ
  • 宮沢りえ
  • 沢尻エリカ
  • 二階堂ふみ
  • 壇蜜
  • 木下隆行
  • 高良健吾
  • 藤原竜也

人間失格・太宰治と3人の女たちの感想と評価

「ヘルタースケルター」の蜷川実花監督による、太宰治本人と全国の彼のファンに今すぐ謝るべきウンコ映画。

ヘルタースケルターもひどかったけど、これもそれに匹敵するぐらいひどいです。

めちゃくちゃな世界観、いい加減なストーリー、適当なキャラづくりのせいで、日本を代表する文豪が滑稽で、ダサく、バカに見えてしまった失礼極まりない作品ですね。

どのシーンもセット丸出しだし、カラフルな色を多用すれば芸術だと思っている人間が撮った人工的かつ味気のない映像のせいで、見る気を失うまで5分も必要としませんでした。

そもそもね、タイトルに「人間失格」っていうのを入れてる時点で視聴者をミスリードしてるんですよ。それによって「人間失格」が基になってると思った人は僕だけじゃないはずです。

そうやって人様の名作の知名度に便乗して、映画を撮るっていう発想が嫌だし、第三者の人気、名声をお借りしているのに、大事に丁寧に作りました感が全くないですね。早い話が舐めてるんですよ。

とりあえずポップな俳優たち集めておいたんで、みなさん楽しんで行ってね、みたいなノリがうざったいです。

物語を簡単に説目すると、主人公の太宰治がやたらと美女にモテて、妻子がありながら片っ端から美女たちに手を出していく、というだけの内容になっています。

つまるところ太宰治が女とイチャイチャするだけの話で、小説家の苦悩とか、葛藤とかなどとは無縁のストーリーで、とにかく軽いんですよ。こいつ大学生じゃないのっていうぐらい、ワーワーキャーキャー言ってるんですよ。

学生気分でパリピの太宰治が見たい人がもしこの世にいるとしたら、ぜひともおすすめしたいけど、そんな人いる?

派手な女性関係や、愛人たちにのめり込むことによって新しい小説が生まれてくる過程が描きたいんだったら、もっと真剣に描くべきでしょう。

それなのに軽やかなBGMを連発し、コメディータッチの演出をしてるから深刻さ、真剣さがどこにも感じられないんですよ。

それでベッドシーンをたくさん用意しているわりには、なぜか二階堂ふみだけを脱がして、沢尻エリカや宮沢りえは手を抜いてるんだよね。「ヘルタースケルター」の沢尻エリカはどこに行ったよ?

一番腹立つのがこういうショボい映画に限って、公開記念舞台あいさつで俳優たちが、ものすごい濡れ場があるかのようにラブシーンについて語ったりするでしょ。黙れよボケって。

コメント

  1. しん より:

    爆笑しました。逆にみたくなりました。

  2. 通りすがり より:

    リアル太宰が「真正のクズ」だから、太宰の女関係メインしか描いていないこの映画は何か物足りない気がしました。
    一番有名なエピソードで、今で言う「闇金」みたいな所から借金して返せなくなり、友人の作家・檀一雄を取り立てのヤクザに「人質」として預けて金策に走るんだけれど、いつまでたっても太宰が返って来ないから、「金が作れなくて自殺したのかも」と心配したヤクザが人質の檀一雄を伴って探し回ったら、熱海の温泉旅館で芸者あげて宴会してたとか。(熱海事件)
    ここまでなら、よくいるクズだけれど、この事件の後で太宰は「友人を救う為に命懸けで走る男」→『走れメロス』とか書いてるから普通の神経じゃない。
    俗物的な名誉欲も半端なくて、芥川賞が欲しくてしかなないから、選考委員である詩人の佐藤春夫に「芥川賞欲しいです、芥川賞欲しいです…」という4mのキショい手紙を書いたり、選考委員に影響力ある出版社の編集長に泣き土下座で下から目線の脅迫したり。
    著名な辛口文芸評論家も「太宰はいつも崖っぷちに立って投身しそうな心理状態の男だから、作品を批評しにくい」と愚痴らせたり、何というか「弱者貴族」を極めた面倒くさい男。
    唯一、「空気読めない」感が半端無い三島由紀夫だけが、宴会だかパーティーだかの席で公然と「僕は貴方の作品は認めるが、貴方という人間は大嫌いだ!」と吐き捨てたそうで。

  3. アオヤンマ より:

    二階堂ふみのおっぱいだけみたいですなあ。

  4. 写真だけやっとけ より:

    蜷川さんの映画は毎回ほんとダメだなあ

  5. 映画好きです より:

    映画男さんのレビューを読んで、冒険する意味で見てしまいました。
    残念な結果に終わりました‼️
    原作者のお孫さんが、芥川賞にノミネートされましたね。
    100%この映画は、見ていないと思い出しますが。
    見ていたら、お気の毒さま!