スポンサーリンク

アドリフト41日間の漂流はヒロインの強さに惚れる!感想とネタバレ

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約5 分で読めます。

ハリケーンに襲われ、沈没しそうなヨットで41日間も漂流した女性の物語。精神的にもフィジカル的にも強い女の生きざまが見れます。55点

スポンサーリンク

アドリフト・41日間の漂流のあらすじ

タミーは目を覚ますと、彼女の乗っていたヨットが沈没寸前だった。一緒にいるはずのフィアンセ、リチャードの姿もそこにはなかった。リチャードはハリケーンによって海に流されてしまったのだ。

5か月前、タミーとリチャードはタヒチで運命的に出会った。タミーは世界中を一人旅している途中にタヒチに寄り、自分のヨットで世界中の海を航海しているリチャードも同じタイミングでタヒチにたどり着いていた。

すぐに意気投合していた二人は、リチャードのヨットでディナーを共にする。別の日にリチャードのヨットで海に出ると、タミーはたちまちリチャードとヨットに魅了されてしまった。

二人が恋に落ちるのもそう時間はかからなかった。二人は世界中を一緒に回ろうと誓い合った。そんなある日、タミーとリチャードは老夫婦と出会い、彼らの所有する高級ヨットをタヒチからアメリカのサンディエゴまで運転して届けてくれないか、と頼まれる。

そのために1万ドルとサンディエゴに着いてからタヒチにまた戻ってくれるようにとファーストクラスの航空券まで払う、と言われた。

最初こそタミーは乗り気ではなかったが、報酬が良かったこともあり、結局行くことにする。タヒチからサンディエゴまでは長旅だった。リチャードは旅の前にタミーにプロポーズし、二人は結婚を誓った。

しかしそんな二人が後にハリケーンに襲われ、遭難することはそのとき知る由もなかった。

アドリフト・41日間の漂流のキャスト

  • シャイリーン・ウッドリー
  • サム・クラフリン
  • ジェフリー・トーマス
  • エリザベス・ホーソーン

アドリフト・41日間の漂流の感想とあらすじ

「エベレスト3D」で知られるバルタザール・コルマウクル監督による、航海中に起きたアクシデントをきっかけに、海に41日間漂流した女性の実話をもとにしたサバイバル劇。ノンフィクション本の実写化です。

24歳のタミーがタヒチで船乗りの恋人と出会い、彼の影響で船にのめり込んでいき、やがて二人して高級ヨットでロマンチックな海の長旅に出たことで、不運にも遭難してしまう様子を描いています。

プライベートヨットによる遭難の話という点においては、「オール・イズ・ロスト」とかなり似ています。

オール・イズ・ロスト」はただ淡々と船乗りの男が沈没しようとしている船でたった一人で、どのようにトラブルを回避し、生き延びようとするかを描いているのに対し、こちらはロマンチックな恋愛ドラマとサバイバルドラマを平行して見せていく手法を取っています。

冒頭でいきなり事故のシーンを持って来ていて、それ以前の出来事は全て回想シーンとして途中に割り込んでくるようになっているのが特徴で、時系列で見せていないのがひとつのポイントです。

こういうサバイバルドラマは、単純に出来事を起こった順に見せたほうが面白そうなもんですが、現在と過去を交互を見せることによって、終盤のサプライズがより効果的に働くような仕掛けになっていましたね。

ただ、僕にとってはあのサプライズは結構どうでも良かったなぁと思いました。それよりも回想シーンに邪魔されないで最初から最後まで遭難の様子を流して見たかったです。

生きるか死ぬかの緊迫した中で昔の甘いラブロマンスの光景が入ってくると、たちまち緊張感が途切れてしまうため、サバイバル劇なのに気が散る箇所が多々ありました。

回想シーンは全て漂流中、ヒロインが朦朧とする意識の中で、幸せだったひと時を振り返っていた描写と言われたらそうなんだけど、それにしても無駄なシーンも少なくなかったですよね。

ただ、そういったマイナス点があったとしても、ヒロインのタミーのタフさと精神力の強さには感心させられました。やっぱりサバイバーは持ってるものが違うね。

41日も食べ物も飲み物もろくにない中で、船の故障を自分で直したり、素潜りで魚を取ったり、雨水を飲んだりして、生き延びようとする姿には惚れ惚れします。

もともと彼女はベジタリアンだったというのも面白いですね。特に動物を殺したくないタイプのベジタリアンだからお腹空いているのに魚も殺したくない、とか言い出すし、自分が死ぬか、それとも魚を殺すかの信念を覆す選択に迫られるのもいいです。

タミー役を演じたシェイリーン・ウッドリーは、動きがいちいち力強くて、泳ぎ方は綺麗だし、身体能力の高さが伝わってきます。あんな強い女性に怪我の看病とかしてもらったら、男は絶対に惚れますね。イチコロです。

エド・シーランじゃないけど、健康的で強い君のその体に惚れちゃうよってやつです。

恋人に教えてもらったんだろうけど、ヨットの知識もなかなかのものですよね。あれでタミーが恋人にまかせっきりのタイプだったら、絶対に助からなかったでしょう。

ろくに飲み食いせず、脱水症状や疲労が限界を超えると、人は幻覚を見るんだそうです。意識も朦朧としているだろうから、夢と現実の区別もつかなくなるんでしょうか。

そこにあるはずのない船の姿を見た下りは特に印象的でした。ああなってくると、誰かが助けに来ても、信じられないのかもしれませんね。それにしても本当よく生き延びましたね。すごいわ。

ちなみにこの人がタミー本人です。あんな事故に遭っても、いまだにヨットに乗っているんだって。それもすごいな。

コメント

  1. アオヤンマ より:

    オールイズロストは観ましたー!
    面白かった!
    回想ゼロ、名もない、ある男のはなし。
    これも観ようと思いましたありがどうございます!