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シュガーマン 奇跡に愛された男の感想とネタバレ

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アカデミー賞最優秀ドキュメンタリーを受賞した作品。この映画の内容もさることながら、ロドリゲス自身の人柄がミステリアスかつ魅力に溢れ、謙虚すぎる彼を見ていると心癒されること間違いなしです。74点(100点満点)

あらすじ

デトロイトの場末のバーで歌を披露しているところを著名な音楽プロデューサーに見いだされたロドリゲスは、1970年代にデビューアルバムを発表するも商業的には失敗し、音楽シーンから姿を消す。しかし彼の楽曲は海を越えて南アフリカへ渡り、反アパルトヘイト運動を続けていた若者たちの絶大な支持を得て革命のシンボルとなっていく。

シネマトゥディより

文句

メジャーになれなかった一人のミュージシャンのかっこ良すぎる生き様を見せてもらいました。このロドリゲスというシンガーソングライターのことは全く知りませんでした。音楽家のドキュメンタリーはファンだったり、なにかしらの愛着がないと面白く見られないものが多いですが、これは知らない人が見てもちゃんと楽しめます。

むしろ知らないで見たほうがロドリゲスの魅力にとりつかれるかもしれないです。世の中には才能を持ちながら埋もれていく芸術家がたくさんいることを改めて思い知らされ、そのうえロドリゲスの場合、南アフリカで50万枚以上のレコードが売れながら、一銭の印税も得られなかった、という「不運」まで付きまといます。

しかし当の本人はそのことになんの頓着もせず、アメリカの田舎町の貧しい地区でひっそりと暮らしている。 この時代にして、様々な欲望がうごめくアメリカで、それも華やかな音楽業界にいた人間の中に、こんな男がまだいるんだな、と驚かされました。

写真で見ると分かると思いますが、ロドリゲスはメキシコ系アメリカ人で外見はインディオそのものです。もしかすると、白人と黒人が牛耳っているアメリカの音楽業界で彼が成功できなかった背景にはそういった人種問題もあったのかもしれません。

今ではラテン系のミュージシャンは決して珍しい存在ではないけれど、おそらく1970年代では異質な存在だったに違いありません。それでも音楽業界の中にもちゃんと聞いている人がいて、彼の才能を高く評価している人が少なからずいることに感動を覚えます。そしてアメリカの事情と無関係の南アフリカの若者がロドリゲスの音楽を革命のシンボルとして受け入れたことに不思議な縁と奇跡を感じさせます。

ロドリゲスは長年姿を消してから南アフリカに出向き、多くのファンの前で待望のライブを実現します。ロドリゲスの音楽活動のことを全く知らない娘たちは初めてそこで自分の父がミュージシャンであることを目の当たりにするのです。

信じられないのが南アフリカやオーストラリアでツアーを終えたロドリゲスはそこで得た収入のほとんどを家族や親戚にあげたそうです。今の生活を変えたくない、そんな気持ちなのかもしれません。

この映画がオスカーを獲ったことでマスコミが騒ぎ、家族はインタビュー攻めに遭い、彼の生活は慌しくなるのでしょうか。そうだとしたらいい映画だけど、オスカーは受賞しないでもらいたかったですね。なんかそっとしておいてあげて欲しい、と思わせるそんな男だから。

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