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Midway/ミッドウェイはベタな英雄戦争映画!感想とネタバレ

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一応日本人の有名どころをキャスティングしておきました系の第二次世界大戦の出来事を題材にした日米戦争もの。ハリウッドの戦争ものではお馴染みの英雄万歳映画です。39点(100点満点)

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Midway/ミッドウェイのあらすじ

1937年の東京。山本五十六は、駐日米大使館海軍武官補のエドウィン・レイトンに対し、アメリカからの石油の供給を絶たれた場合、日本軍は行動に出ると脅しをかける。

1941年12月7日、山本五十六の警告通り日本軍はパルハーバーに奇襲攻撃を加えた。これによって日本はアメリカに宣戦布告。アメリカは第二次世界大戦に参戦せざるを得なくなった。

日本がアメリカを攻撃することを薄々感じていたエドウィン・レイトンは、パールハーバーが攻撃される前にアメリカ政府にもっと忠告しておくべきだったと後悔する。

それからエドウィン・レイトンは情報主任参謀として司令長官チェスター・ニミッツを補佐することになり、暗号解読などを担う情報班を指揮することになる。

すると、日本軍がハワイ攻略のためにミッドウェー島付近に侵攻していることを察知。アメリカ軍がそれを迎え撃つことになった。

Midway/ミッドウェイのキャスト

  • エド・スクライン
  • パトリック・ウィルソン
  • ルーク・エヴァンズ
  • アーロン・エッカート
  • ニック・ジョナス
  • 豊川悦司
  • 浅野忠信豊川悦司
    浅野忠信
    國村隼
  • 國村隼

Midway/ミッドウェイの感想と評価

「インデペンデンス・デイ」や「ホワイトハウス・ダウン」でなどで知られるローランド・エメリッヒ監督による、日本とアメリカのハワイ周辺での戦いをつづった戦争アクション。

英雄大好きアメリカ人が作ったゴリゴリのアメリカ目線のプロパガンダ映画で戦闘シーンは迫力があるものの、特にストーリー性やドラマはないです。

人物描写は薄っぺらいし、とりあえず戦闘シーンの合間に軍人の妻と子供を出しておけばお父さんが頑張ってる姿が描けるでしょ程度のバックストーリーしか用意されていませんでした。

いかにアメリカ軍のパイロットが勇敢で、格好いいかということにばかりフォーカスしているので、アメリカ人か、あるいはアメリカナイズされた人しか感情移入できないような作りになっています。

物語は、日本軍がパールハーバーを攻撃するところから本題に入っていき、アメリカ軍が暗号解読を担う情報班によって日本の作戦を次々と読んでは形勢逆転していく様子を描いていきます。

ストーリーのクライマックスはタイトル通り、ミッドウェー海戦で日本の戦艦を、少数のアメリカ軍パイロットたちが死を恐れずに勇敢に追撃する姿をこれでもかというほど格好つけて見せていました。

そういえばひと昔前「パールハーバー」とかいうベン・アフレック主演のこれに似たノリのハリウッド映画がありましたね。あれも酷評されてなかったっけ?

いわばその「パールハーバー」にミッドウェーの戦いを付け加えたのがこの映画で、ベン・アフレックの代わりにエド・スクラインが思う存分イキってるだけの違いしかなかったです。

そもそも実在するアメリカ軍人にイギリス人のエド・スクラインを起用している時点で、二流映画であることがバレちゃいますね。

一方の日本軍のキャストは豊川悦司、浅野忠信、國村隼などがメインを担っていて、くれぐれもアメリカ軍キャストたちより目立たないように、と言われていたかのような控えめな仕事をしていました。

面白い戦争映画って敵国の兵士もちゃんと引き立てて面白くするんだけど、そういう演出はなかったです。それぞれが個性を消している、あるいは消されているので、アメリカ人からしたら豊川悦司と國村隼が同じ人に見えてる可能性すらありますね。

また、ちょこちょこ「お前日本人じゃないだろ」っていう日系アメリカ人なのか、あるいはほかのアジア系なのか分からない人たちが混ざっていて、怪しい日本語を喋る人たちもいました。本当、ハリウッドの戦争映画はいつになっても舐めたキャスティングするよなぁ。

この手の二流戦争映画の問題点は、映画館で見ないと数少ない醍醐味である戦闘シーンを味わえないところで、かといって映画館代を払う価値もない、というところにあります。

それに対し、もし家でDVDや動画配信などで見ようもんなら、せっかくの戦闘シーンも迫力を失い、見所がなくなってしまう、という悪循環に陥り、結局見ない方が一番お得だったりすることなんですよね。

だからよっぽど戦争映画好きで、アメリカ人がイキってるところを見ても一緒に興奮できるような、お人よしの日本人が映画館に見に行けばいいと思いますよ。

コメント

  1. しこ より:

    初めまして。胡散臭い称賛しか見られないミッドウェイについてどうあっても文句が言いたくてさすらってたところ御サイトにたどり着きました。

    本作の感想については「よくもやってくれたな」
    自軍の居場所を吐かない捕虜を日本語たどたどしいエラ張った日本兵(wが錨抱かせて沈めるとか。冒頭のサラリと流した空白の4年間で腐れ米国がこちらの和平交渉をことごと握りつぶしてきたこと、真珠湾の時点で日本の暗号なんかツーツーで解読できてたくせに日本のミッドウェイ進攻に関する暗号解読に難航したとかいう茶番、飛龍の甲板に描かれた日の丸にピンポイントで爆撃して撃沈、極めつけは交戦中水に浮いてる敵兵をゼロ戦が狙いいたぶり射撃やら中国の辺境の村を喜び勇んで戦闘機で照射といった中国資本がふんだんに効いた捏造プロパガンダなど見ていて怒りが抑えられませんでした。

    スタッフロールに出ていた「日米すべての戦没者に哀悼の意を~」みたいなコメントが流れた時には石ぶつけてやりたかったわ。

    評価についてほぼ賛同いたします。
    特にここ。「面白い戦争映画って敵国の兵士もちゃんと引き立てて面白くするんだけど、そういう演出はなかったです。」言葉にできなかった不満に気づけました。

    39点だと赤点は免れた、という判定のように見えますがそこそこの評価は出来たってことでしょうか?

    元々楽しむつもりで鑑賞したわけではなかったけれど、改めてあいつらの意識ってもんを確認できたということで納得させようと思います。

    • 映画男 より:

      アメリカ人が描く、ヒーロー戦争映画はこんなもんですね。もちろんいい戦争映画もありますけど。

  2. きのこ食べすぎ より:

    イーストウッドの硫黄島2部作の後で、よくこんな駄作撮る気になるな、と。
    映画自体よりも、今時こんな企画が通った経緯の方が興味深いです。

    • じろう より:

      映画男さん、しこさん 皆さんの感想を読んで映画を見てモヤモヤな気分がかなり解消されました。中国資本のせいか、おまゆうの画像がありました。チベット ヴィグル、文化大革命、天安門事件はどうなった?日本の敗戦後わずか5年後の朝鮮戦争で中国の為に日本と戦ったのに米国だけでなくトルコ等国連軍が戦って2も掃海艇や輸送船(コクリコ坂からで輸送船の船長が戦し)朝鮮戦争を支えた日本は事実上の国連軍の同盟国。戦前の日本も問題ありだか、朝鮮戦争するくらいなら中国と戦った日本は先見の明があったと将来言われるかもしれない。現在中国に抑圧されている民族から何故日本軍はもっと中国と戦ってくれなかったのか。と言う声すらあると書いてあった。それでも山本と山口多聞(本当は太っていてトラトラトラのほうが似ている)の扱いは良かった。特に山口多聞の最後は絵画に画かれたシーンを映像化したようだった。日本軍の残酷な場面はリンドバーグの戦場視察で日本軍への扱いが酷いと記してある

  3. じろう より:

    続きます リンドバーグの本はお勧めです。(大西洋を横断しただけでなく、P38戦闘機のアドバイザーとして有能な人物です)米国人からも石油の禁輸が宣戦布告に値すると言う人もいるし、マッカーサーが戦後日本の行動は殆んど自衛の行動と議会で証言し、ルーズベルトは参戦しないとして大統領になったのに、米国国民に世界第2位の
    海軍の日本に禁輸するとした行いは大統領の公約違反では無いか?もしチャンピオンが2番目に強い相手に食事を与え無いで、相手が襲ってくるとは思わなかったと言ったら間違っているとするのが常識でしょう。少なくとも日本の反省はするべきと思いますが、米国の方はどうなの?と双方公平に判断するのが正しいと思います。