学校IIは涙が止まらない!感想とネタバレ

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すっかり映画に感動しなくなったおっさんが見ても心を動かされてしまう、いい話。このシリーズ危険です。68点(100点満点)

学校IIのあらすじ

学校Ⅱ(予告)
いつも生徒が、真ん中にいた。 青山竜平が教師として働く竜別高等養護学校では大きな事件が起きていた。卒業を間近に控えた高志と佑矢が買い物に出ると言ったきり寮に戻ってこないのだ。 竜平は近所の人たちからふたりが旭川へコンサートを聴きに行ったらしいことを聞くと、若い小林先生と一緒に、旭川へ向けて車を走らせた。車中で竜平...

竜別高等養護学校の寮で暮らしている高志と祐也がある日突然失踪してしまう。担任の竜平先生と新人教師の小林先生たちは外をあちこち探し回ったが、二人の行方は分からなかった。

高志と祐也を探しながら竜平先生と小林先生は二人が入学してきたときのことを思い出す。

入学当時、高志は心に深い傷を負っていて誰とも喋ろうとしなかった。学校では誰も彼の声を聞いたことがなかった。

一方の祐也は母親と離れるのが嫌で、学校では乱暴に振る舞い、先生たちの手に負えないらすじ

竜別高等養護学校の寮で暮らしている高志と祐也がある日突然失踪してしまう。担任の竜平先生と新人教師の小林先生たちは外をあちこち探し回ったが、二人の行方は分からなかった。

高志と祐也を探しながら竜平先生と小林先生は二人が入学してきたときのことを思い出す。

入学当時、高志は心に深い傷を負っていて誰とも喋ろうとしなかった。学校では誰も彼の声を聞いたことがなかった。

一方の祐也は母親と離れるのが嫌で、学校では乱暴に振る舞い、先生たちの手に負えない問題児だった。

誰の言うことも聞かない祐也だったが、なぜか高志のことだけは慕っていた。ある日祐也が授業中に大騒ぎすると、あろうことか高志が彼を大声で注意した。その日以来、祐也は暴力を振るうのをやめ、高志も少しずつ人と話すようになっていった。

学校IIのキャスト

  • 西田敏行
  • 吉岡秀隆
  • 神戸浩
  • 永瀬正敏
  • いしだあゆみ
  • 梅垣義明

学校IIの感想と評価

読者の吉沢さんのリクエストです。吉沢さんからはこんなコメントをいただきました。

はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
レビューのリクエストで、山田洋次監督の学校IIをお願いいたします。
学校や息子は高評価にしていらっしゃるようなので、私の山田洋二監督で一番好きな学校IIも映画男さんのレビューをぜひ見てみたいです。

北海道の美しい情景と、心優しい登場人物たちの中で何とも言えないもの悲しさの雰囲気、それとなんといっても吉岡秀隆さんの演技が最高です。(ギルバートグレイプのデカプリオと並んで最高)

是非、よろしくお願いいたします!

東京家族」、「幸福の黄色いハンカチ」などでお馴染みの山田洋次監督による養護学校を舞台にした、涙なしには見られない感動のヒューマンドラマ。

卒業を控えた養護学校の生徒と先生たちの良き関係を入学当時から回想していく学園もので、子供を持つ親と生徒を受け持つ先生の苦労を考えると、自然と涙が出てきますね。

捉え方によっては感動ポルノと受け取ることもできるけど、何度見てもこの映画はそう感じさせないものがあります。

それは養護学校を舞台にして、表面的な部分だけでなく、がっつり障害児のことを描いているからなのかもしれません。

例えば学校一の問題児、祐也にまつわるエピソードが決して美しいだけではない障害児のリアルな姿を表しているなぁと感じます。

入学早々うんこやおしっこを漏らしたり、ボンドや墨汁を飲んだり、生徒や先生をはじめ自分の母親にまで暴力を振るう様子か養護学校の現場がどれだけしんどいか伝わってきますね。

僕の母親が養護学校の先生だったので、よく子供のとき見学に連れて行かれたんですが、やっぱり暴れた生徒がいきなり首絞めてきたり、噛みついてきたりするんですよね。

そういえば母の腕にもよく生徒たちから噛まれた跡や引っかき傷がありました。それでも「みんな本当はいい子なんだけどねぇ」というのが口癖で、よくそんな目に遭っても仕事を続けられるなぁ、と僕は子供ながらに考えていました。

劇中、新人教師の小林先生は祐也に一度本気でキレてましたが、あれだけの暴れられたらついつい手が出ても不思議ではないんじゃないでしょうか。

一方、ほかのベテラン先生たちは祐也に対して、怒るのではなく、なんでも受け入れるスタンスで向き合っていましたね。

特に竜平先生は、うんこを漏らされようが、印刷用紙をびりびりに破かれようが、祐也に寄り添ってあげようとします。

かといって決して上から目線ではなく、あくまでも対等に、あるいは自分こそが生徒たちから学んでいるといわんばかりの態度で接していましたね。

あんなにいい先生いるんですかね。竜平先生は優しすぎて、理想的すぎて、もう少しで行き過ぎた聖人キャラになるところだったんじゃないでしょうか。あれギリギリですよ。

もし西田敏行が演じていなかったら、ひどい嘘っぽいキャラになっていたはずです。そういう意味では西田敏行はやり手ですね。

それに対し、吉岡秀隆は特に印象に残らなかったかなぁ。ギルバートグレイプのディカプリオ並っていうのはさすがに言いすぎなんじゃないかなぁ。

今見ると、何気に脇役にもすごい面子が集まっているんですね。冒頭ではいきなり若かりし頃の浜崎あゆみが登場しています。あの頃の浜崎あゆみは美少女ですねぇ。

芸人の小藪が生徒役で出てたことには気づきませんでした。また、まだ安室奈美恵 with SUPER MONKEY’S時代の安室奈美恵が本人役で登場し、ライブ映像と物語を絡めていたり、なかなか今ではできそうもないことに挑戦していますね。

僕が一番好きなシーンは、ワゴン車の中で先生と生徒たちが「風になりたい」を歌う下りです。「生まれてきたことを幸せに思うよ」っていう歌詞とあのシーンがすごくマッチしていて、いいですよね。

THE BOOM 風になりたい

コメント

  1. ありのまま より:

    昔一度観たことがあったのですが、記憶も曖昧になってしまい、ちょうどここで良い評価がなされていたので、思い出しつつ再鑑賞してみました。

    いやぁ~参りました。生々しかったです。正直私は障害者が苦手です。なぜなら彼らと向き合うと、どうしても自分が醜い人間になってしまうから。もし自分が永瀬くんの立場っだたなら、間違いなく佑矢に対してキレていたでしょう。なんかこの映画、特に西田敏行の先生を見ていると、己の奥底にある膿を突っつかられているみたいで、こそばゆくなっちゃいました。それほどまでにすげぇ映画だと思います。てか恐ろしい映画ですね。(^_^;)

    どの役者さんもみな素晴らしかったですが、やっぱり佑矢を演じた神戸浩さんは神レベルです。だってこんなこと言ったらあれですが、本物の障害者にしか見えなかったですもん。あれ演技なんですよね?信じられませんよ。

    関係ない話ですが、吉岡君がラーメン屋で爆発しそうになったシーンで、北の国からのあのシーンがオーバーラップしてしまいました。それだけです。あしからず・・・。