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ペット・セメタリー2019で一番怖いのはトラック!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

懐かしい作品をリメイクする流れに乗って、失敗した映画。全然怖くないし、話に面白味がないです。14点(100点満点)

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ペット・セメタリー2019のあらすじ

ボストンで医者をしていたルイス・グリードは小さな町に妻のレイチェルと娘のエリー、息子のゲージとともに引っ越してくる。そこで家族は静かでのどかな田舎生活を始めるつもりだった。

ある日、娘のエリーは家の敷地内にある森の中に近所の子供たちが死んだ犬を連れて入っていくのを目撃する。そこはペットセメタリーと呼ばれ、地元の住人にペットの墓場として利用されていた。

エリーがペットセメタリーに呼び寄せられるように入っていくと、そこで隣人のジャドど出会う。ジャドはエリーと母親のレイチェルにこの森は危険だ、と忠告する。

一方、大学病院で働き始めたルイスは、自動車にひかれた学生を救出しようと応急処置にあたっていた。しかし努力もむなしく、学生は息を引き取ってしまう。

その晩、ルイスは夢の中で同じ学生の声を聴き、ペットセメタリーに足を踏み入れる。すると、学生が姿を現し、彼の腕をつかもうとするのだった。悪夢から目を覚ましたルイスの足はなぜか泥で汚れていた。

別の日、ルイスたち家族は家でハロウィンパーティーを開いていた。すると、隣人のジャドがルイスのペットであるチャーチの死体を道路で発見する。チャーチはトラックにひかれて死んだらしかった。

ルイスはチャーチのことが大好きな娘エリーのためにチャーチが死んだことは内緒にしておこうと決めた。そしてジャドの協力を受けて、ペットセメタリーに埋めることにした。

すると、あろうことか死んだはずのチャーチが翌日になると、生き返っていたのだった。

ペット・セメタリー2019のキャスト

  • ジェイソン・クラーク
  • エイミー・サイメッツ
  • ソニア・マリア・キリーラ
  • ジョン・リスゴー
  • ジェテ・ローレンス
  • ヒューゴ・ラヴォイエ

ペット・セメタリー2019の感想と評価

ケヴィン・コルシュとデニス・ウィドマイヤー監督による、1989年に公開された同名映画のリメイクで、スティーブンキングの同名小説を原作としたホラー。

墓場で埋めた動物がよみがえり、家族に襲い掛かる様子をつづった、アイデア不足の恐怖の物語で怖がるポイントがとにかく少ないです。

裏庭と家の中、という限られた場所が舞台になっているせいか、絵的にバリエーションがないですね。いわば室内ホラーにちょっとだけ野外のホラーシーンを加えただけで、新しい要素は皆無でした。

1989年版のペットセメタリーはもっと怖かった記憶があったけどなぁ。なんでこんなに怖くないんだろう。不気味さとか、ダークさがかなりダウンした印象ですね。

家族ホラーって子役が重要になってくることが多いけど、本作の子役は可愛いらしさはあれど、気持ち悪さとかはなかったですね。

ほぼお父さん役のジェイソン・クラーク一人しかまともな仕事しておらず、俳優陣にも恵まれなかった作品といえそうです。

あと、恐怖を演出するうえで大事なお化けをどういうタイプにするのか決めかねているようなところがありましたね。憑依系のお化けにするのか、狂気を振り回すお化けにするのか、どっちつかずで、猫も人間もとりあえず狂暴にしたらいいじゃん的な雑さがあります。

怖がらせポイントは大きくわけてこの3つだけです。

  • 猫が生き返り、人に噛みついたり、引っかいたりする
  • 娘が狂暴化し、家族にナイフを振り回す
  • お母さんが姉とのトラウマを思い出す

この三つを何度もリピートしてくるので、もう見たよってなる場面が多々ありました。要するに同じ面子が何度も出てきて怖がらせようとしてくるだけで、次から次へと新しいハプニングが起こる構成にはなっていませんでしたね。

何かが起こりそうな気配はあるし、雰囲気もそれなりにあるんですが、これといった決め手がないのは、ストーリーの薄さが問題でしょうね。

家族のバックストーリーもあってないようなもんだし、それぞれのキャラクターのことを知る前にみんな死んでしまうような未完成感があります。

だってメインのネタといえば、ペットの墓場に埋めた死体が狂暴になって生き返ってくる、っていう点だけだからね。あの墓地には死者を蘇らせる力がある、とか言われてもね。ポンコツで蘇るんだったら意味ないじゃん。なんだよ、精霊ウェンディゴって。ストーリーとなんの関係もないじゃん。

あと、家の前に道路があって、そこはトラックが猛スピードで駆け抜けていく、危険な道路として描かれていたことには、ひっかかりましたね。

まず田舎でのんびり過ごすために都会からわざわざ引っ越してきた家族が、トラックがびゅんびゅん通過していくような大通り沿いに住むか?っていう話なんですよ。

家の敷地内に墓地があることも知らなかったみたいだし、物件探しの時点でかなりミスちゃってるじゃん。田舎移住失敗パターンの典型ですね。

そのせいで飼い猫は轢かれるわ、娘は轢かれるわ、どんだけ道路で死ぬんだよって思っちゃいましたね。むしろ一番の恐怖はトラックじゃねえかよって。

コメント

  1. パスコウ より:

    ツッコミ出すとキリがないですが純粋に旧作のリメイクを楽しみました。
    チャーチのボッサボサ感は逆に可愛かったです。

  2. 通りすがり より:

    昔、日本のお笑いのコントでこの作品の「逆置き」みたいなのがありました。
    死んだ子供をペット墓地に埋めたら生前よりも品行方正になって甦ってきたので、
    繁華街でたむろしている不良少年・少女達を片っ端から殺して埋めるとかいうネタのコントが。

  3. Kuu より:

    ほんと、トラック怖かった。引越し早々、怖さはわかったはずだけど。

    • 映画男 より:

      あんなに車がビュンビュン走るところに住んでるのに、意外と不用心でしたね。