ロケットマンはエルトンジョンのファンなら楽しめる!感想とネタバレ

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エルトン・ジョンが好きな人にはおすすめできる伝記映画。若干ミュージカルシーンが多すぎる感じもしますが、普通に見れる作品です。55点(100点満点)

ロケットマンのあらすじ

『ロケットマン』本編映像|ドジャー・スタジアムで「ロケット・マン」を熱唱!

ある日、エルトン・ジョンは、リハビリの合同セッションに参加する。そこでアルコール、ドラッグなどあらゆる中毒に陥っていることを告白し、過去を振り返る。

1950年代、少年レジナルド・ケネス・ドワイトは両親と祖母と一緒に暮らしていた。母親も父親もまるで彼に無関心だった。特に軍人だった父親はほとんど彼と話したがらなかった。

そんな中、レジナルドはピアノに興味を示し、類まれな才能を発揮する。彼は一度曲を聞いただけで、ピアノですぐに同じ曲を再現することができた。やがてピアノのレッスンを受けるようになり、王立音楽院に入るまでに成長する。

大きくなると、レジナルドはエルビス・プレスリーなどに影響を受けながら、地元のパブで演奏するようになった。

バンドに人気が出てくると、アメリカ人のソウルミュージックのバンドのバックアップメンバーとしてツアーに参加することになる。そのときレジナルドは音楽で成功したければ自分で曲を書き、ステージネームを持ち、全く新しい自分になるべきだ、と言われ、その通りにする。

それをきっかけにレジナルドはエルトン・ジョンと名乗り、レコード会社に自分を売り込みに行く。そこで紹介されたソングライターのバーニー・トーピンと共に楽曲を共同製作をしていくうちにエルトン・ジョンは瞬く間に成功を掴み、世界中で知られる存在となる。

しかし大成功を掴んだ裏でエルトン・ジョンは自分のセクシャリティーをはじめ、孤独に悩み、そのうち酒とドラッグに覚えていく。

ロケットマンのキャスト

  • タロン・エガートン
  • ジェイミー・ベル
  • ブライス・ダラス
  • リチャード・マッデン
  • ジェイソン・ペニークック
  • チャーリー・ロウ
  • ジェマ・ジョーンズ
  • スティーヴン・マッキントッシュ

ロケットマンの感想と評価

「エレファント・マン」や「キック・アス」で知られるデクスター・フレッチャー監督による、イギリスを代表するミュージシャン、エルトン・ジョンのバイオグラフィー。

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エルトン・ジョンが音楽に興味を持ち、有能な作詞家と出会って名曲の数々を作り上げ、やがて大成功の中でアルコールや薬物依存症に陥って、もがき苦しんでいく様子をつづったミュージカル映画です。

成功と転落を音楽を交えて分かりやすくぎゅっと2時間にまとめてあって、エルトン・ジョンの曲は好きだけど、彼のプライベートについてはそれほど知らない人にはいいと思います。

実際、僕がそうなんですが、エルトン・ジョンの音楽しか知らなかったので、彼の名曲の数々が、実はほかの人が作詞していた、といったことは知りませんでした。

それも歌詞をぱっと渡されて、それを見て、ピアノの前に座り、メロディーを即興でちゃちゃっと創ってしまう、あの光景には鳥肌が立ちますね。

名曲「Your Song」はそうしてわずか30分ほどで作りあげたそうです。

Elton John – Your Song (Top Of The Pops 1971)

そのシーンでは実家でお母さんやお祖母ちゃんがいる前で、エルトン・ジョンがガウンにパンツという寝起きのままの格好で、心に染みる歌を歌うのがとても印象的でした。あんないい曲を家で作っているところに遭遇できたら、家族は幸せですね。

かなり早い時間帯のシーンだけど、僕にとってはあのシーンがこの映画のクライマックスでした。

あとは、アメリカで初めて演奏したときにゾーンに入って浮遊する下りも良かったですね。もしかしたら演奏中ミュージシャンはドパーミンが出まくって、あんな気持ちになったりするんでしょうか。

後半になると、ミュージカルシーンは多々あるものの、作曲の裏話といった音楽の話ではなく、セクシュアリティを隠しながらながら生き、孤独からドラッグに溺れていく苦しみをメインに描いていたため、面白さは半減します。

たくさんの曲を歌った割には、ライオンキングの「Can You Feel the Love Tonight 」などの名曲は流れなかったし、ミュージカル的にもちょっと物足りなさを残しました。

Elton John – Can You Feel the Love Tonight (From "The Lion King"/Official Video)

それでも主役を演じたタロン・エガートンのパフォーマンスは歌を含めても安定していたし、外見的にはそれほど似てなくても、しっかりエルトン・ジョンを演じきっていたと思います。

イギリス人ミュージシャンの音楽バイオグラフィーということもあって、「ボヘミアン・ラプソディ」ともよく比較されますが、こっちのほうが断然面白いですよ。

特にエルトン・ジョンのセクシュアリティについて包み隠さず、描いているのには好感が持てますね。

マネージャーの男と裸で絡み合うシーンにも挑戦していたりして、ああいう部分をメジャーな映画で堂々と描くことは、LGBTコミュニティーにとっては意味があるんじゃないでしょうか。

また、両親がなかなかのキャラをしていて、彼らがエルトン・ジョンの人格形成に大いに影響を与えたことが分かるのもよかったです。やっぱりバイオグラフィーなら幼少期から描かないとね。

お母さんのふっくらした感じとかやけにセクシーだったしね。なんだろうね、あの魅力は。

一方でどこまで本当か、どこまでがフィクションかはちょっと判断が付きにくい部分もありました。

エルトン・ジョンの「ジョン」はジョン・レノンから取った、などという描写があったけど、実際はバンド、ブルーソロジーのメンバーの名前から取ったそうですね。別にそんなところで盛らなくてもいいのにね。

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