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映画クラッシュはわざとらしい差別を描く!感想とネタバレ

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ポール・ハギス監督によるベタな人種差別映画。真剣に差別問題を考えてない人間が表現するとこんな感じになる、という典型的なダメ作品です。24点(100点満点)

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映画クラッシュのあらすじ

さまざまな人種が入り乱れるロサンゼルス。ここでは文化や考え方の違いからお互いがお互いを理解できず、不信感を抱きながら生活している。

他人に歩み寄る気持ちを持たない人間が一つの場所に集まれば摩擦や衝突は当然避けられない。ある日、起きた交通事故を起点にそれぞれの憎悪や偏見が浮き彫りになっていく。

シネマトゥデイより

映画クラッシュの感想

期待してわざわざ大金を映画館まで見に行っただけに憤りと、失望を抑えきれず、誰かに文句を言わずにはいられませんでした。

この映画を見ただけで、この監督が実際に被害者としての差別を経験したことないことが分かりますね。

マイノリティーとして生きたことがない人間が差別を語るなと言いたいです。こういう監督は、長野の閉鎖的な村にでも連れていって、そこで日本語オンリーでしがらみと偏見に囲まれながら10年ぐらい生活させてやればいいんですよ。

それとも南アフリカの黒人地区にでも送って毎日隣人のリンチに怯えながら暮らせばいいdせう。そうして初めて差別とはどういうものか、マジョリティーの考え方とは、マイノリティーの気持ちとは一体どういうものなのかというのを映画にしてもらいたいですね。

終始続く、あの胡散臭い会話には吐き気がしました。悪人と善人がはっきりしすぎていて腹立たしい。妻が差別発言をしたら、夫が「そんなこというなよ」と善人に回るところが嫌らしい。

差別主義者の妻と結婚する男が差別主義者じゃないのはおかしくないか? 夫婦揃って「移民ってうざいよねえ、あいつらみんな不法でしょ。警察に通報しちゃおうよ」とか言いながら笑ってくれていたほうがリアリティーがあっていいのに、その辺のところが全然わかってない。

悪い白人がいたら、それに対して必ず優しい白人を登場させているし、逆に優しい黒人がいたら、それに対して悪い黒人を登場させて、変な均等を保っているのがミエミエですね。

一番許せなかったのは、マット・ディロン演じる警官が黒人女性を車から救出するシーン。あれだけ瀕死のパニック状態にいながら、黒人女性が悪徳警官に助けられるのを嫌がるというのがなんとも嘘っぽい。

前にどんなことがあったにせよ、爆発寸前の車にいたら、そこを出ることを優先するのが人間じゃないの? むしろあのシーンで差別感を出したいんだったら、警官が車を覗いたときに「なんだ黒人か、じゃあ助けなくていいや」と言うべきでした。

だって差別とはそういうものだから。ときには嫌がらせをし、ときには優しくするとか、そんな甘っちょろいもんじゃないんだよ、バーカ!

コメント

  1. ak  より:

    均等というよりはどの人種にもそれぞれいる(ある)って事をいいたいのでは?思うに完全無欠いつもブレない差別主義者もいるだろうけど、多くは両方の側面を持っていて、知らず知らずのうちに差別的な言動を取ってしまうこともあるだろうし、それぞれに立場とか事情があって、実際は単純にいい人とか悪い人と分けられるものではないと感じた映画でした。
    (事情があるからよいというわけではないし、極端ではあったと思いますが)

    また、救助のシーンではパニック状態だからこそなんじゃないかなぁ…
    相当トラウマになっていたみたいだし。

    • 映画男 より:

      akさん

      コメントありがとうございます。確かに状況によって差別的に行動したり、しなかったりというのはありますね。この映画の問題はそれをわざとらしく描きすぎたことだと思います。

    • ぽこぺんぱん より:

      なるほど。うまく表現しますね。私は映画は大げさな表現ぐらいが丁度いいと思います。パッションのラストがよく分からなくてこのサイトにたどり着き色々拝見させて頂きました。
      管理人の方はバイクと呼ばれる乗り物が好きで車、バイク等選択する際性能で選ばれる方なのかと感じました。間違っていたら失礼。

  2. 名無し より:

    確かに世の中の差別意識は反吐が出る様な徹底的なものもあり、差別された側の痛みを表現しきれて居ないかも知れません。でも映画ですから。単なるひどい差別の現場を見たいなら動画でも回せばいいってなりますよ。映画ですから差別意識と平等意識を交互に見せて多少の希望を観せないと映画作品の意味がありません。