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ドラマ「THE PATH/ザ・パス」はキャラ不足!感想とネタバレ

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なかなか話が進まないカルト教団サスペンスドラマシリーズ。演技、演出は悪くないけど、スピード感とインパクトに欠けます。42点(100点満点)

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ドラマ「THE PATH/ザ・パス」のあらすじ

このシリーズの舞台はある宗教組織。そこには、人間関係、結婚、権力などに悩まされている人々が集まり、創設者が導く理想郷に暮らそうとする家族を中心に物語が進んでいく。

各エピソードでは、そこで暮らす人たちが、どういった世界に住みたいのか、どのような人生を送りたいのかを深く掘り下げていく。主な出演者は、アーロン・ポール、ミシェル・モナハン、ヒュー・ダンシー。

Huluより

ドラマ「THE PATH/ザ・パス」の感想

怪しい新興宗教をテーマにした、ありがちなサスペンススリラー。

世俗を捨てて自分たちのコミュニティーの中だけで生活をする信者たちと、重要な役割を担いながらも組織に徐々に不信感を募らせていく家族の目線で描かれた人間ドラマです。

劇中の信者たちはマヤリズムと呼ばれる教えを信じ、理想郷で暮らすことを夢見て、この世の終末に備えるといった人たちです。

そのために訓練を積み、それぞれが習得したレベルによって7R、8Rといった組織内での称号、または位が与えられていく仕組みになっています。

コミュニティーの人たちは、ハリケーンの被害者を受け入れたり、家を失った人たちを住ませてあげたりと人助けをすることを使命としている一方で、組織の秩序を保つために裏で何か怪しいことが行われているのではないかといった疑いが浮上し始めます。

マヤリズムの創始者である博士はペルーにいると伝えられているものの、実は植物人間化して救命装置でつながれていて、彼の存在はますます神話化され、幹部の人たちがマヤリズムを自分たちの都合のいいように解釈しようとして、思わぬ方向に暴走していく、というのがストーリーの流れです。

このシリーズもまたなかなか核心に迫らず、各エピソードの中に展開が少ないのがダメですね。かなりのじらしシリーズです。それでも出演者の演技はいいので、まあ見れなくもないといったレベルですかね。

アレンジメント ハリウッドに潜む闇」もそうですが、宗教=怪しい、胡散臭い、裏で悪いことをしている、といった固定観念の下に描かれている点で意外性がなく、行き着く先はいつも組織犯罪になるんですよね。

日本のオウム真理教しかり、アメリカのカルト集団しかり、現実でも実際に新興宗教団体による凶悪犯罪が起こっているので、それを描こうとするのは分かるんだけど、団体における人間心理、理想や信仰に人生を捧げた人たちが暴走する過程を上手く描けている作品ってあんまりないですよね。

それなら逆に宗教が人々にもたらすポジティブな部分を描けばいいのにって思うんだけど、そうすると今度は「神は死んだのか」みたいな嘘っぽい作品が出来上がるから難しいところです。

どうせならもっとめちゃくちゃするキャラがいてもよかったかなぁ。こういう話は強烈なキャラがいないと盛り上がらないんですよ。

現実社会でもカルト集団の教祖ってものすごい人相とキャラしてるじゃないですか。カリスマって良くも悪くも雰囲気持ってるからね。

カルは権力にしがみ付いた分かりやすい悪い男でしたが期待していたほど悪さしてくれませんでしたね。どうも中途半端。

カルは独身だったけど、普通リーダーだったら真っ先にパートナーを見つけそうなもんだけどなぁ。せっかく新興宗教の偉い人になったんだったらもっと若い信者に手を出さないと。マヤリズムだらしないなぁ。

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