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ウェントワース女子刑務所は女の醜い争い劇場!感想とネタバレ

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女たちによる刑務所内のドロドロジメジメバトルをつづった物語。ついついシーズンの最後まで見てしまいました。47点(100点満点)

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ウェントワース女子刑務所のあらすじ

ある日、ビー・スミスはDVの夫を殺害しようとし、殺人未遂でウェントワース刑務所に送られる。収容されてからというものビー・スミスは最愛の娘と離れ離れになり、娘のことが心配で夜も眠れない日々を過ごす。

ウェントワース女子刑務所では受刑者たちによる熾烈なヒエラルキーが存在した。ビー・スミスのいるセクターではレズビアンのフランキーが全てを仕切っていた。フランキーの言うことは絶対で逆らえば報復を受ける。

一方、別のセクターではフランキーのグループと敵対するジャックスがグループを率いていた。ジャックスはチャンスがある度にフランキーやその仲間を襲い、自分の力を誇示しようとする。

そのうちビー・スミスまでも標的にされ、ビー・スミスはフランキーとジャックスの抗争に巻き込まれていく。

ウェントワース女子刑務所の感想

オーストラリア産女刑務所サバイバルドラマ。男の刑務所ドラマよりはソフトで、残虐性や暴力性がかなりマイルドにしてあるシリーズです。

受刑者たちが刑務所内で自由に音楽を聴けたり、熱いお湯を沸かしてお茶やコーヒーを飲めたり、と規則が緩々で、たとえ暴動や事件が起こっても監視カメラには何も映っていない、といったようなリアリティーに欠ける部分が多々あります。

その一方で女同士の面倒で複雑な仲間意識や関係性はよく描かれていて、突っ込みを入れつつも最後まで見てしまいました。

女刑務所内で起こることはレズ行為だったり、喧嘩だったり、暴動だったり、殺人だったり、麻薬の密輸だったり、とまあだいたいが想像付く範囲のハプニングです。

しかし同シリーズは刑務所内の出来事だけにフォーカスせず、それぞれの登場人物の背景をしっかりと描き、それぞれがどういった経緯で逮捕され、刑務所に送り込まれたのかを分かりやすく解説しているのがいいですね。

夫の暴力に耐えられなくなって殺害を計画したヒロイン。出産直前まで麻薬を使用していた妊婦。アルコールが手放せなくなって家族を危険な目にさらした主婦。父親に捨てられ母親の虐待をひたすら絶えてきたレズビアンなどそれぞれが壮絶な経験をしています。

エピソードによっては刑務所内の秩序を守る看守たちの目線に変わることもあり、彼らの背景や心理にも迫っていきます。

看守同士で色恋沙汰が起こったり、看守と受刑者の間で一線を越えそうになったりと色気、暴力、人間ドラマのバランスをよく考えて作っていますね。

ただ、エピソードによってはあまり展開がないものもあり、途中でだらける時間帯ができてしまうのが、このドラマが世界的に大ヒットするに至らない理由じゃないでしょうか。

全体的に地味なので、もうちょっと残酷にして、色っぽくしたら大衆も食いつくのにねぇ。出演者を若くしてキャラを際立たせても良かったかなぁ。オバちゃんたちの醜い争いだけだと、さすがに限界あるね。

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