ユリゴコロ

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演技は下手、脚本はクソ、ストーリーはアホで、結局タイトルが言いたいだけの映画。最後まで我慢して見た人にはもれなく賞金を出すべきレベルの作品です。マイナス50点(100点満点)

ユリゴコロのあらすじ

父が余命宣告され、さらに婚約者が突如失踪した亮介(松坂桃李)は、実家で「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノートを見つける。そこには人間の死でしか心を満たすことができない、美紗子(吉高由里子)という女性の衝撃的な告白がつづられていた。亮介は、創作とは思えないノートの内容に強く引き寄せられ……。

シネマトゥデイより

ユリゴコロの感想

熊澤尚人監督による同名小説の映画化で、製作スタッフと出演者の無能っぷりしか目に付かない、突っ込みどころ満載のお馬鹿ミステリー。

大の大人たちが真面目にやってこれかよっていうレベルのもはや笑えもしない低レベルな作品です。演技はボロボロで、無駄な設定とリアリティーのないストーリーに埋め尽くされ、褒めるところがひとつもないです。

時間の配分、テンポが最悪で、ダラダラと世界中探してもどこにもいそうもない家族の歴史を過去からつづっただけの展開には絶句しました。

吉高由里子も松坂桃李も松山ケンイチも演技が下手すぎです。松坂桃李は存在感がないし、表情がシーンに合った全然作れてません。

松山ケンイチなんて声は出てないし、滑舌は悪いし、ボソボソ喋ってて何を言ってるのか全然聞き取れません。よくもまあこんな三人が重要な役にキャスティングされたなぁって逆に感心しますね。

この映画を見ていたら新たな法則があることに気づきました。それは「劇中に映画のタイトルを連呼する作品は駄作」っていう法則です。

例えばゴジラとかね。「あ、ゴジラだ!」、「ゴジラが現れた」、「見てみてゴジラよ」とかやたらと登場人物がタイトルを言うじゃないですか。あれってタイトルを視聴者の頭に植え付けようとしてるんですかね。不自然に連呼するでしょ。「ゴジラだ!」ってみんな知ってるから。みんなそれを見に来てるんだし。

この映画の場合は、もう分かったから、お願いだからそれ以上言わないでっていうくらいヒロインが「ユリゴコロ」って言うんですよ。最初の20分で50回ぐらい言いますよ。

お医者さんまで「心が安全な場所で生きているというようななんらかのユリゴコロが必要なんです。ユリゴコロがないと、子供は言葉を喋れないんですよ」とか言い出す始末だし、「ユリゴコロ」っていう単語の意味が曖昧なままストーリーが進んでいきます。

子供に言語障害があるのは「ユリゴコロが欠けているせいだ」って言う医者もかなりのヤブ医者だけど、それをうんうんって聞くお母さんとか馬鹿なんですか?

そのうちヒロインが「私がユリゴコロを失くしてからというもの、、」とか言って「ユリゴコロ」を「心の拠り所」みたいな使い方をしだすのが爆笑です。意味合いがころころ変わりすぎだから。

ヒロインは生まれながらのシリアルキラーらしいんですが、殺害の仕方が全部しょぼかったですね。カエルを少女の顔に跳ねさせてびっくりさせて川に落として溺死させるってなんだそりゃ。

10段くらいの階段から男を蹴り落として殺したり、軽そうな鍋で殴って殺したりと、それぐらいじゃ人は死なないよっていうレベルの暴力で残酷さを表現されても、キャー怖いってならないでしょ。

そんなヒロインの血を継いだ主人公の亮介は、お母さんがシリアルキラーだから自分にも異常な暴力性が宿っているんだそうです。

たまに切れると、車を猛スピードで走らせたり、ムカデを踏んづけたりします。ムカデって。例えがもれなくしょぼくて、リアクションに困りました。

それにしてもなんなんでしょうね、この無駄な設定の数々は。主人公のお母さんはシリアルキラー。お父さんは重病で余命わずか。婚約者は実は既婚者で、やくざと結婚していて娼婦をさせられているって。

そんでもってやくざが自分の妻を舎弟たちにレイプさせ、主人公は自分の婚約者の実家に挨拶にすら行ったことがなく、死んだと思っていた実の母親は生きていたんだってさ。もうなにからなにまで必然性もリアリティーもないじゃん。

極めつけは、ヒロインの旦那が性的不能だっていうエピソードです。「僕は女性を抱ける体じゃないんだ」って散々インポテンツをアピールしつつ、結局はセックスするっていう、なんだそりゃな展開が待っていました。

そしていざセックスしようってなったら、妻の体にトゲトゲの植物がいっぱい付いてるっていうね。まったく最初から最後までチクチクする映画だったなぁ。

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