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「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」は適当すぎ!【感想】

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この記事は 約3 分で読めます。

沖縄を舞台に韓国人と日本人のシングルマザーが繰り広げる恋愛ドタバタ劇。演技が下手だし、笑えないし、設定がいい加減だし、短期間で適当に作ったのが分かる作品です。12点(100点満点)

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「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」のあらすじ

恋人に捨てられ、沖縄出張中に会社が倒産してしまったヨンウン(イェソン)と、韓国語習得が必須の旅行会社に勤務するシングルマザーさくら(佐々木希)は韓国語学校で出会う。そこで先生をすることになった失意のヨンウンに、さくらは得意先の大物が来日するまでの期間個人レッスンを依頼。ヨンウンは小さな息子のために必死の彼女に共感し……。

シネマトゥデイより

「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」の感想と評価

「武士の献立」、「愛を積むひと」などでお馴染みの朝原雄三監督によるプロ意識のかけらも感じられない大失敗作。

日本で働いている韓国人男性とシングルマザーの日本人女性が知り合って恋に落ちるというストーリーはまだいいでしょう。沖縄を舞台にして、緩くてほのぼのした恋愛劇を描くのも問題ないです。

しかし他の一切がいい加減すぎて監督の本気度と人間性を疑いたくなります。おばあちゃんも両親も沖縄出身のゴリゴリのうちなんちゅうであるはずのヒロインさくらがなぜか地元で終始標準語を話し、車社会の沖縄で郊外から那覇市までモノレールで通勤し、自転車に乗って息子を保育園に送り迎えに行くという沖縄文化をフル無視した描写が舐めてますね。

海外を舞台にした日本映画では視聴者が知らないと思って、こういうデタラメな設定や表現を平気でやる監督が結構いるけど、まさか日本でもやる奴いるんですね。沖縄の人が見たらどう思うんだろうって考えないんですかね。

こういう監督って「沖縄といえば泡盛にカチャーシー(踊り)にシングルマザーだろ」とか本気で思ってそうで怖いです。確かにシングルマザーは多いけどさ、ステレオタイプを並べるんだったら、もっと調査しようよ。

おそらく、ストーリーがどうとか、脚本がどうとかじゃなく、イェソンと佐々木希ありきで始まった企画なんじゃないでしょうか。そう思わせるほど、キャスティングも脚本もひどかったです。

イェソンは日本語のセリフを、佐々木希ありきは韓国語のセリフを頑張って覚えたようでしたが、そもそも出演者が頑張った感出したら終わりですね、映画は。

韓国アイドル好きのおばさんとかは「よくできましたー」って母性愛を持ってして暖かく応援できるかもしれないけど、そうじゃない人は「ちゃんとやれ、ちゃんと」と怒りたくなるでしょう。

それでもイェソンはまだいいほうです。問題はむしろ佐々木希のほうで、韓国語よりまず沖縄弁を学べよって話なんですよ。彼女はこの映画のオフィシャルサイトでこんなことを語っています。

「今回の撮影は、沖縄でのオールロケだったのですが、観光地での撮影も多くあり、色々なところへ訪れることができたのは嬉しかったですし、過ごしやすい気候でしたのでお芝居に集中することができました」

修学旅行生か、お前は。

コメント

  1. Aiu より:

    この映画、製作発表から、そりゃないだろと思ってたのですが、いざ完成品を観て、突っ込みどころしかなくて衝撃を受けました。さらに知り合いのイェソンファンは観てませんでした。ファンが観ないアイドル映画って・・・。
    なぜ映画男さんがこの映画を観ようと思ったのかが気になります笑

  2. Aiu より:

    私も3月に飛行機で観ました。まだやってたんですね・・・。
    Tsukiji Wonderland はありませんでしたか?築地のドキュメンタリー、ちょっと分かりづらいところもありましたが、日本の食へのこだわりがよく表されていてよかったと思います。

    • 映画男 より:

      そうなんです。まだやってました。Tsukiji Wonderlandは残念ながらなかったです。