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スタンド・バイ・ミーは曲ありきの青春映画!ネタバレと感想

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少年たちにぜひ見てほしい友情と青春の物語。感受性豊かな少年たちによるロードムービーで、大人になった主人公の目線でつづる、哀愁溢れる回想劇に仕上がっています。69点(100点満点)

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スタンド・バイ・ミーのあらすじ

作家ゴードン・ラチャンスはある日、『弁護士クリストファー・チェンパーズ刺殺される』という新聞記事に目をとめ、少年だった頃をふと思い起こす。クリスは、ゴードンの少年の頃の親友だった。

時代は、彼が12歳だったころにさかのぼる。ゴーディ(ゴードンの愛称)は、オレゴン州キャッスルロックの田舎町で育てられる。ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、性格も個性も異なっていたがウマが合い、いつも一緒に遊んでいた。木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まっては、タバコを喫ったり、トランプをしたり、少年期特有の仲間意識で結ばれている。

ある日、バーンは不良グループである兄たちの会話を盗み聞きしてしまう。3日前から行方不明になっているブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていることを知る。バーンがゴーディたちに話すと、『死体を見つければ有名になる。英雄になれる』と言う動機から死体探しの旅に四人で出かける。

wikipediaより

読者のソムさんのリクエストです。ありがとうございます。

スタンド・バイ・ミーの感想

ロブ・ライナー監督による青春映画です。昔大好きだった映画で、おそらく10回以上見ました。

僕が子供のときによくTV放映もされていたこともあり、当時は青春映画の代名詞だったような記憶があります。

おそらく当時の気持ちのまま見たら、もっと高得点をつけていたでしょう。大人になってから今回初めて見直して、それほどの感動を覚えなかったのは、作品が色あせたのか、あるいは僕に子供心がなくなってしまったのかのどちらかでしょう。

1980年代の映画ということもあって、今見るとさすがに古さを感じさせます。テンポもそうだし、会話のやり取りや演出もそうです。

物語の中心人物である4人の少年たちを演じた役者たちも、実はそれほど演技は上手くなかった、ということにも気づきました。セリフの言い回しや泣き演技なんかはよく見ると結構ベタですね。

俳優たちの中ではクリスを演じたリバー・フェニックスばかりが話題になりますが、それも彼が若くして亡くなったことと無関係ではないでしょう。

不良役を演じたキーファー・サザーランドはこのときから、ずっと第一線で活躍しているってすごいですね。あと、ジョン・キューザックがゴーディーのお兄さん役で出てたんですね。全然気づきませんでした。彼もキャリア長いですねえ。

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僕が一番好きなのはデブッちょのバーンです。弱虫でビビリな性格といった描写がされていましたが、実は4人の中で唯一旅の道中で号泣しなかったのが彼でしたね。

列車にひかれそうになったときは半べそかいたけど、彼だけが特に将来の不安もなく、家族との摩擦もなく、終始アホで、ケロッとしているところがいいキャラに仕上がっていました。

そんなキャラクターたちに深い思い入れがある人が少なくないでしょうが、この映画が今もなお語り継がれるのは、半分は同名の曲によるものだと思います。映画そのものがスタンド・バイ・ミーを聞くための振りのようになっていますよね。もういつ流れてくるんだよってワクワク見てたら、エンディングのテーマだったんですね。すっかり忘れてました。

スタンド・バイ・ミーってこの映画のために作られた曲なのかと思っていましたが、映画公開より20年以上も前にリリースされているんですね。ちなみに原作の原題は「The Body」なのに日本語では小説「スタンド・バイ・ミー」として売られています。

原作の名前ではなく、それとは無関係の曲名を映画のタイトルにしたことからも分かるように、この曲ありきで映画が作られれたのではないかと勘ぐってしまいますね。

ただ、それでも普通に最後まで見れてしまうのだから、やっぱりいい作品なんでしょう。不思議と特別面白いエピソードがあるわけでもなく、アクションで見せるわけでもなく、「死体」を除けばただの遠足の話なんですけどね。

ハプニングらしい、ハプニングといえば犬に追いかけられる、電車に轢かれそうになる、ヒルにかまれる、年上の不良にからまれる、ぐらいなものです。

そんなただの遠足に、深い思い出と強い哀愁がこもっていて、少年時代っていいなあ、と思わせるものがあるんですよね。そういえばこの映画に影響されて、子供の頃、田舎の線路沿いを友達と歩いて駅員さんに怒られたりしたこともあったなあ。

タバコをふかす少年たちを見て、親のタバコをくすねて実際に吸ってみた男の子たちとか当時はたくさんいたんじゃないでしょうか。今だったら映画の中で子供にタバコを吸わせるのも、NGなんじゃないですか? そういうのもなんだかねえ。

最近の子供たちは映画の真似とか、冒険とかするのかなぁ。親に黙って家を出て行って、夜遅くまで友達とどこかを目指してただひたすら歩いたり、自転車を漕いだりするのかなあ。それともわざわざ行かなくても、ネットで調べて画像を見て、行った気になってしまうんでしょうか。

そういう意味でも今の子供たちが見て、どう思うのかぜひ聞いてみたい作品ですね。内容が男の子寄りの映画なので、女性が見たらどう思うのかも知りたいです。そういえば「一番好きな映画はスタンド・バイ・ミーよ」とかいう女性ってあまり聞いたことがないなぁ

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コメント

  1. ソム より:

    またリクエストに応えていただき、ありがとうございます。
    S・キングはシャイニングやキャリーなどのホラー作品から、このような哀愁ある作品まで書けるのですから、彼は凄いですね。
    これを見ると小さい頃の淡い思い出が次々と蘇ってきて懐かしくなります。
    今後もいくつかのS・キング作品のレビューをして頂ければ嬉しいです。

    • 映画男 より:

      ソムさん

      リクエスト&コメントありがとうございます。本当、スティーブン・キングは多才ですよね。また機会があったらレビューしますね。

  2. ママりん より:

    えっ!私にとってスタンドバイミーは毎年夏に見る映画なんですよ。

    一応女性なんですけどね。(笑)

    子供のころ体が弱くそういう子供のいる郊外の施設に居たことがあるので毎日が冒険でした。虚弱でしたが冒険心はとてもありました。

    学校は山の上にあり崖を危険を冒して降りたり秘密基地を内緒で作ったりこの映画を見ると小学生時代の自分に会える気がします。
    お転婆だったんですね。(笑)

    • 映画男 より:

      ママりんさん

      コメントありがとうございます。女性の中にもこの映画に思い入れが強い人がいるんですね。女性キャストで作ったら、どうなるのかも見てみたくなりました。

  3. アリア より:

    連投失礼します。

    懐いです。土曜ゴールデン洋画劇場の不動のローテーションだったかとwあんまり何回もやるんで、またかよ!?って当時思ってたのも懐かしいw今だったら喜んで録画するのになー。吉原炎上とか告発の行方とか今じゃ考えられない際どい奴が多かったのも印象に残ってます。
    DVD版ではフジテレビ吹き替え版なるものも収録されてるらしいですが、それも合わせて見返したくなってきました。
    コリーフェルドマンがリバーより仲間うちでは人気でした。お約束のようにクスリで身を崩しちゃいましたが。
    ウザい自分語りでスイマセンm(__)m

    • 映画男 より:

      アリアさん

      アメリカの子役のほとんどが、ドラッグで身を滅ぼしますよね。あれは残念でなりません。