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名前のない少年、脚のない少女(原題OS FAMOSOS E OS DUENDES DA MORTE)

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osude

ブラジル版「スタンド・バイ・ミー」を目指して、ものの見事に失敗した、サブサブ映画。登場人物たちが終始悲観的で、お前それでもブラジル人かよ、と言いたくなる一本。10点(100点満点)

名前のない少年、脚のない少女のあらすじ

ボブ・ディランのコンサートへ行くことを夢見ながら、南ブラジルの小さな町に母親と二人で暮らす16歳の少年(エンリケ・ラレー)。学校にも家庭にも自分の居場所を見つけられない彼は、ミスター・タンブリンマンというハンドルネームで日夜インターネットに没頭している。ある日、彼は神秘的な女性(トゥアネ・エジェルス)が登場する奇妙な動画と写真をネットで見つけるが……。

シネマトゥディより

読者のみやつこさんのリクエストです。ありがとうございます。

名前のない少年、脚のない少女の感想

エズミール・フィーリョ監督によるシングルマザーと閉鎖的な田舎町で暮らす思春期の少年の心の葛藤を描いた作品です。

心に傷を負い、人生を悲観し、ここを出てどこか遠くへ行きたいと願うティーネージャーが主人公で、ストーリーが不可解で、誰が誰なのかもよく分からないまま時間がだけが過ぎていき、登場人物たちがボソボソと遠くを見つめながら話すだけの物語で、監督の自己陶酔しか伝わってきませんでした。

この映画は海外ではそこそこ評価されたみたいですが、ブラジルではまったく話題に上りませんでした。そのせいか、エズミール・フィーリョ監督はこの作品の後に一本も長編映画を撮っていません。

国内で誰からも支持されなかったのか、マイナス思考すぎて近くにいると気が滅入ってくるのか、スポンサーが付かないんだと思います。

なにより「こいつ、自分に酔ってるなあ」と思わせるところが作品のふしぶしにあって、特に風景と音楽のチョイスが痛々しく、女々しく、ナルシシズムの塊で、「いい加減、目を覚ませよ」と顔に水をぶっかけたくなります。

スタンド・バイ・ミー」にも物悲しさがありましたが、友情と絆に結ばれた少年たちの中にはなにより愛がありました。

それに対し、この映画は、登場人物たちがウジウジしているだけで、みんな自分のことしか考えていないエゴイストたちばかりだから、百害あって一利なしなのです。

唯一の救いは、ウジウジしているのが少年だということでしょうか。あれがおっさんやおばさんだったら、もう顔面パンチ食らわせていいと思います。

コメント

  1. みやつこ より:

    今さらですが、リクエストに答えてくださり、ありがとうございました、確かにそういう考え方もあるのか…と思いました。参考になりましたありがとうございました