
迫力とスピードがすごいSFサバイバルアクション超大作。韓国がまた世界に向けて売れる映画を作ってきたなあという気がしました。60点
HOPE/ホープのあらすじ
コ・ボムソクは、韓国の非武装地帯(DMZ)近くにある、住民のほとんどが高齢者という小さな村「ホープ・ハーバー」の警察署長である。
ある日、彼は従兄弟のコ・ソンギから、体に大きな裂傷のある牛の死体を調べてほしいと呼び出される。ソンギと地元のハンター仲間たちは、牛を殺したのは「迷い込んできたトラ」だと嘘をつく。
ボムソクが町に戻り、「トラ」に注意するよう住民たちに警告している間、ソンギたちは死体が残した痕跡を追って近くの農場へ向かう。そこで彼らは、さらに何頭もの牛と農場主が殺されているのを発見する。
その後、ボムソクがホープ・ハーバーに戻ると、すでに巨大な怪物が町を襲撃し、住民を大量に殺害していた。さらに、ほとんどの警察や軍の戦力が別の地域で発生した山火事への対応に駆り出されており、応援を呼ぶこともできない。
ボムソクは、生き残った退役軍人で元大佐のアン・ナギョンと合流し、2人で怪物を追跡する。しかし、誤って地元の料理人を銃撃して重傷を負わせてしまう。ボムソクはナギョンに料理人を助けるよう任せ、自分は一人で怪物を追う。
やがて彼は、地元住民たちが結成した素人の自警団に加わる。しかしそこで、怪物が巨大でほとんど不死身なうえ、人間並みの知性を持つ人型生物であることを知るのだった。
HOPE/ホープのキャスト

- ファン・ジョンミン
- チョ・インソン
- チョン・ホヨン
- マイケル・ファスベンダー
- アリシア・ヴィキャンデル
- テイラー・ラッセル
- キャメロン・ブリットン
HOPE/ホープの感想と評価

「チェイサー」、「哀しき獣」、「哭声/コクソン」でお馴染みのナ・ホンジン監督による、SFアクションパニックモンスター映画。ある日、突然田舎町にモンスターが出現し、人々が未知の生物に決死の戦いを挑むエンタメ度の高い作品です。
警察や自衛団が気味の悪いクリチャーと戦うだけというストーリー性はゼロ、ほぼアクションだけで勝負している韓国映画で、そこそこ楽しめます。
映像、カメラワーク、アクション、スピード感が素晴らしく、いかにも欧米受けするパニック映画に仕上がっています。
前半は一体何が街を襲ったのか、というクリチャーの正体、姿を長いフリにしていてかなりじれったいです。物語の入り方はいいんですが、もっと早くクリチャーの姿を見せてもよかったかと思います。なんだなんだ、どんな怪物なんだ、というのだけで4、50分引き延ばします。
その間、車が飛んだり、自転車が空から降ってきたり、怪物の恐ろしさとパワーを間接的に見せることしかせず、まるで長いドラマシリーズの序盤かのようなもったいぶり方でした。あそこは離脱ポイントですね。
そしてようやく姿を現したクリチャーが髪の毛の長い栄養失調のおばちゃんみたいなCG丸出しの生命体で、デザイン的にはダサダサな間抜けなキャラになっていました。あれももっとすっと姿を見せていたそこまでがっかりしなかったでしょう。じらしてじらして期待感を上げすぎたせいで、なんだこりゃという感想を抱かずにはいられませんでした。
しかしながら本作が普通のモンスター映画と一味違うのは、敵キャラを一つのデザインに統一しなかったことにあります。全員がおばちゃんクリチャーなのかと思ったら、そんなことはなく、数種類の姿、形をしたキャラたちを用意していました。

個性的かと言われたら、全部どこかで見たようなデザインではあるんだけど、ハリウッドが作るモンスターとは違って、ゲームのキャラっぽさがありましたね。あれ、なにをもとにしたんだろう。
それとパニック映画でありながら、笑いがなかなか多めでユーモアがある種の息抜きのような役割を果たしているのも効果的でした。そのためグロさはあるものの、それほどバイオレンスを感じさせない緩い雰囲気が広がっていました。
一番格好いいなあと思ったシーンは、一連の馬のシーンですね。カーチェイスだけで終わらず、馬を使うことによって新鮮味を増し、ビジュアル的に優れた絵になっていて、アクションシーンが楽しく見れました。
モンスターの動きの速さもさることながら、全体的にスピーディーで、視聴者を休ませない努力が垣間見れました。
やっぱり、韓国はパニック映画作るの上手ですよね。日本がいまだにどや顔でゴジラシリーズ作っている一方で、韓国は世界基準の映画を製作してくるからね。アクションシーンのレベルやスケールが違うもん。邦画のアクション映画とかパニック映画とか恥ずかしくて見れないもんね。
突っ込みどころといえばラストでしょうかね。エイリアンたちが言葉を発することで、なんか今までの世界観をぶっ壊した感じがしました。謎の生命体のままでいいのに、終盤から変に説明臭くなって彼らの正体、存在を解説してしまったのが残念です。こんな問答無用のパニックアクションに説明いらないでしょ。ずっと追いかけっこしてるだけなんだから。
それにラストのオチもいらないです。続編作りたいっていう意気込みは伝わってきたけど、これはこれでもういいなって感じがしますね。面白かっただけに続編まじでいらないです。


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