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ヒトラーの毒見役はブレブレ戦争映画

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毒見はストーリー上ほぼ関係ない、ミスリード戦争ドラマ。見れないことはないけど、まあ退屈です。39点

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ヒトラーの毒見役のあらすじ

夫が前線で従軍するなか、ローザ・ザウアーは爆撃を受けたベルリンを逃れ、ポーランド北東部の村グロース・パルチュで義父母のもとに身を寄せていた。

ある朝、彼女は突然、ナチスの総統司令部「ヴォルフスシャンツェ(狼の巣)」へ連行される。そこでローザは、総統ヒトラーに食事が供される前に毒見を強いられる女性たちの一員となる。彼女たちの役目は、料理に毒が盛られていないことを命懸けで証明することだった。

死への恐怖と、飢えに苦しむ日々の狭間で生きる彼女たちは、過酷な強制生活の中で互いに友情や同盟、そして秘密の約束を築いていく。それでもなお、いつかこの悪夢が終わることを信じ、希望を捨てずに生き続けようとするのだった。

ヒトラーの毒見役のキャスト

  • エリーザ・シュロット
  • マックス・リーメルト
  • アルマ・ハスーン
  • エマ・ファルク
  • オルガ・フォン・ラックバルト
  • テア・ラッシェ
  • ベリット・バンダー
  • クリームヒルト・ハーマン

ヒトラーの毒見役の感想と評価

シルビオ・ソルディーニ監督による、ナチスドイツ時代に毒見役をやらされた女性たちにスポットライトをあてた戦争映画。静かで暗くてスローで悲しいだけの誰も得しない物語です。

出ました、ヒトラー商法映画。

  • ヒトラー最後の代理人
  • ヒトラーの贋札
  • ヒトラーに盗られたうさぎ
  • わが教え子、ヒトラー
  • ヒトラーに屈しなかった国王

本作もまたなんでもかんでもヒトラーってタイトルにつけたらいいと思っている人たちによって作られた印象を受ける作品で、まあ面白くはないです。

ただ、時代背景が戦時中であること、舞台がナチスドイツであることから自然と緊張感は出るようになっていて、その雰囲気のおかげでサイコスリラー、あるいは歴史ドラマとして成り立ってしまう、というなんともずるいことが起こるのです。

女性たちがヒトラーのために毒見役を強制させられる、という設定は一見スリリングだけれど、それをメインの題材にしてしまうことで、見せ場が毒を盛られること、あるいは食べ物を吐き出すことに決定してしまう、という選択肢のなさも問題です。それゆえに何度も何度も毒見のシーンが繰り返され、視聴者はいまかいまかと毒を待つような態度で鑑賞することになります。

ほかに大きな出来事はほとんどないので、期待ほど緊張感が続きません。ヒトラーは姿を見せない、象徴的な存在にとどまっているので盛り上がりもなく、仕方ないから毒見役の女性と、ナチス将校を不倫させたりして、なんとかハプニングを起こそうと試みていました。

そう、毒見役の女たちは、夫たちが最前線で戦争に出ている間で将校たちとよろしくやっちゃうのです。明日生きているか分からない。毎日、毒入りかもしれない食事を食べさせられる。将校に監視・支配され、自由がほとんどない極限状態なのだから仕方がないという見方もできるでしょう。ただし彼女たちのあの行動にはいまいち感情移入できない視聴者もいるでしょうね。将校たちと寝ることによって便宜を図ってもらおうという枕営業100%ならまだ潔いんだけど、楽しんじゃってる気配があるから命がけで戦っている夫たちのことを思うとちょっと切ないですね。

そしてあるとき、不倫女の一人が妊娠してしまうことが物語の大きなターニングポイントとなっていきます。いや、むしろ途中から毒見のことは置いといて、妊娠ドラマへとテーマがずれていく感じが気になりました。なんでもあの時代は中絶は禁止で死刑扱いなんだとか。それならそうと命を狙われるのは妊娠した女であるはずなのに彼女はいつの間にか物語からフェードアウトしていきます。

ラストはこの時代特有というか、ナチスドイツ路線というか、この手の映画のパターン通り悲劇で締めくくっていました。むしろ悲劇にしないと終われないとでもいうかのような無理矢理な幕の閉じ方をしていましたね。

そして誰もが思うことでしょう、毒見の件はどうなったんだと。 そう、毒見映画と思わせておいて、結局はドイツ人女性たちが戦争に翻弄される姿を描いているんです。翻弄されたというか、むしろ自分たちでやらかしたといったほうがいいかもしれません。ほんと、なにを見せられてたんでしょうかね。

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