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バックルームズは怖くないナンセンスホラー!

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話が抽象的すぎて、謎ばかりが増えていく、大切な時間を無駄にするナンセンス雰囲気ホラー。不気味なだけで怖くないのが残念です。18点

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バックルームズのあらすじ

1990年6月、Async Research Institute(アシンク研究所)の科学者たちは、研究者ナレン・ウォーンが撮影した回収映像を確認していた。ナレンは巨大な異次元空間「バックルームズ」の調査中に仲間とはぐれ、正体不明の存在に追われ、襲撃されていた。

家具店を経営するクラークは、アルコール依存症と離婚の痛手に苦しんでいた。彼は定期的にセラピストのメアリー・クラインのカウンセリングを受けているが、メアリー自身もまた、広場恐怖症で被害妄想の強い母親や、幼少期を過ごした家の取り壊しに関するトラウマを抱えていた。

店の経営悪化に頭を悩ませていたクラークは、異常に高額な電気料金と頻発する照明のちらつきの原因を調べるため、電気技師を雇う。技師は分電盤の中に、店内のどこにも接続されていないにもかかわらず、奇妙な角度で取り付けられた3つの色付きブレーカーを発見する。

やがて店内に住み着くようになったクラークは、続く電気異常に導かれるように地下室へ向かい、壁に光る裂け目を見つける。誤ってその裂け目の中へ落ちた彼は、バックルームズへと足を踏み入れる。

そこは黄色くくすんだ部屋、長い廊下、歪んだ家具が延々と続く迷宮のような空間だった。聞こえるのは頭上の蛍光灯のうなり音だけである。

クラークはそこでナレンの遺留品を発見するが、見えない何者かに追われ、辛うじて店へと逃げ帰る。その様子はAsyncの研究員フィルによって監視カメラ越しに観察されていた。

クラークはメアリーにバックルームズの存在を話すが、彼女は信じない。そこで彼は副店長のキャットと、その恋人ボビーを誘い、証拠映像を撮影するため再びバックルームズへ向かうのだった。

バックルームズのキャスト

  • キウェテル・イジョフォー
  • レナーテ・レインスヴェ
  • マーク・デュプラス
  • フィン・ベネット

バックルームズの感想と評価

若干20歳のケイン・パーソンズ監督による、自身のユーチューブ動画シリーズを基にした、ホラー映画。家具屋の奥にある、延々と続く迷宮空間を舞台にしたごちゃ混ぜナンセンスシュール恐怖映画で、いかにも深読み馬鹿たちが大喜びしそうなつまらない作品です。

ハンディカムホラー、密室ホラー、迷宮ホラー、シチュエーションホラー、怪物ホラーなど思いつく限りの要素を一つに詰め込んでいるため統一感がなく、また奥の部屋に延々と続く空間、バックルームという舞台ありきで、後からストーリーを付け加えただけなのがバレバレで、辻褄合わせのためにそれっぽい解説とセリフでシュールな世界を説明しているところが寒いです。

だから終始、なんだかよく分からないけど、気持ち悪いみたいな状況が続き、やがて退屈しそれぞれのシーンの意味などどうでもよくなるのです。

バックルームズ自体は、劇中、「トラウマ」「後悔」「歪んだ記憶」を映し出す空間として描かれていたり、「現実を間違って記憶したような、不完全なコピー」と表現されています。そしてそこに長く滞在することによって主人公の男は、現実と妄想の区別がつかなくなり、離婚への執着、自分の失敗を認められないこと、アルコール依存、セラピーへの依存などが空間に反映されていきます。

つまりあの空間はある種の精神世界という位置づけにしているの対し、アシンク研究所という謎の研究組織が、その空間を研究・観測しているという無駄な設定を追加してくるため、ただの精神世界ではなく、実在する異次元空間で人間の記憶や精神状態を吸収して変形しているみたいなことになっているのです。

こうして設定を複雑化することによって、せっかくのネタやアイデアがすっかり安っぽくなり、収拾がつかなる、という最もな例ですね。面白いホラーの条件ってシンプルであることなんですよ。人を怖がらせるためにそんなに複雑な理由なんていらないんですよ。それをああでもないこうでもないって言い始めるから眠くなるんです。こっちは睡魔なんて望んでないのに。

なにより、ハンディカム要素は「ブレアウィッチ・プロジェクト」、延々と続く空間要素は「キューブ」といったようにすでにヒットしたホラーのアイデアを借りてきただけというオリジナリティーのなさがすごく気になる点です。

ハンディカムならずっとハンディカムで、異次元空間の話なら異次元空間の中でずっと行けばいいのに、その都度コロコロ変わるし、作り手の信念が感じられません。それでも有名俳優を起用して、そこそこお金をかけて作ると、それなりの作品に見えてしまうから不思議ですね。

そんでもってこれシリーズ化狙ってるんでしょ?こんなナンセンスでシュールな話、何作も見たいかなあ? だってストーリーは後付けでどんな風にでも設定変えられるんだよ? 最後の最後で実は全部夢でした、とかも全然ありだからね。時間の無駄にもほどがあるよ。それでも考察好きは一生考察しちゃうのかなあ。

とりあえずどんな映画か知るためにも、見る前にユーチューブ版を鑑賞することをおすすめします。これらを見てなんとも思わない人は見なくていいと思います。

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