フェイス・オブ・ラブ(原題 THE FACE OF LOVE)

face-of-love

アリー・ポーシン監督による熟年女が過去を引きずる、さぶさぶ恋愛ドラマ。いい歳して精神的にちっとも成熟していない気持ちの悪い女の物語です。33点(100点満点)

フェイス・オブ・ラブのあらすじ

5年前、突然の事故で30年も一緒に過ごしてきた建築家の夫ギャレット(エド・ハリス)をなくしたニッキー(アネット・ベニング)。同じく伴侶をなくした向かいの住人ロジャー(ロビン・ウィリアムズ)と悲しみを分かち合うなどしてようやく立ち直りかけた彼女は、夫と通った美術館を訪れる。

楽しかった日々を振り返りながら館内を巡るニッキーは、ギャレットと生き写しである画家トム(エド・ハリス)と遭遇する。驚きながらも新しい恋の予感に胸を躍らせ、トムと少しずつ心の距離を近づけていくが……。

シネマトゥディより

フェイス・オブ・ラブの感想

「死ね」と言いたくなる糞ババアが自分勝手に恋愛する話。ストーリー、構成、演技などは悪くないものの、主人公の未亡人にマナーと思いやりが欠け過ぎていて、まったく共感を生まない一本。

夫を事故で亡くしたニッキーはある日、外で夫に瓜二つの男性を見かけます。気になった彼女は翌日もまた別の日も同じ場所に行き、男性と再会することを試みます。

張り込みを続け、男性が大学で美術を教えていることを知ると、ニッキーは授業に出向き、自分にも絵を教えてくれるように懇願します。それがきっかけで二人は恋に落ちていくが、、、というのがあらすじです。

Yahoo映画などでは実際にあった話を基にした、などと紹介されていますが、実際にあったのは、「道で死んだ夫に似た男性とすれ違った」という部分だけだそうです。

そうりゃそうだろうな、と思えるほど、ニッキーが男性とすれ違ってからの行動が常識を外れています。そこからストーリーを膨らませるとしたら、ああするしかなかった、といった苦肉の策が取られているのです。

ニッキーの行動はストーカーそのもので、いきなり大学の授業に現れたかと思ったら、トムの顔を見るなり、前の旦那のことを思い出して急に泣き出して帰ってしまうなど、情緒不安定にもほどがあります。あんな気持ち悪いおばさんを誰が気にかけるんでしょうか。

トムとの初デートの場所にニッキーは行き着けの寿司屋をチョイスします。昔旦那とよく言った寿司屋に新しい恋人を連れて行く、というデリカシーのなさ。当然、板前のおじさんはトムのことを旦那だと勘違いして話しを進めます。トムは不審に思いながらも我慢します。

ニッキーはトムと席に付いたままキスをして、急にトイレに駆け込みます。キスの仕方まで似ていたのか、そのまましばらくトイレから出てこなくなります。トムは不審に思いながらも我慢します。すると挙句の果てにニッキーは「もう帰りたいから家まで送っていって」などと寿司も食べてないのに解散宣言します。

こんなわがままを言われても男はまだ女を家まで送らないといけないんでしょうか。外は大雨。僕なら車からこの糞ババアをつまみ降ろしているところですがこのトムは紳士の中の紳士で、お互い過去に色々あっただろうけど、今は君が大切だからとすべてを受け入れる覚悟を見せるのです。

するとどうでしょうニッキーはさらに暴走して、友達の前ではトムを紹介せず、娘に紹介したときには怒鳴り合いの喧嘩になり、トムの名前と昔の旦那の名前を間違えて呼び、最後は旦那が死んだ思い出の地メキシコにトムを連れまわします。トムも言われるがままって。

最初から最後まで「前の旦那に似てる」だけを強調して、前の男の面影を現在の恋人に投影している馬鹿な女の話です。似てる似てるって白人の痩せてて剥げてるダンディーなお爺ちゃんは大概エド・ハリスに似てるって。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
30点台の映画ハリウッド映画
映画批評ブログ、ただ文句が言いたくて | レビュー|ランキング

コメント

  1. いき より:

    30年も寄り添ったということは、おそらく主人公50歳以上ですよね。ということは自分にもそれほど時間は残されていないというのに、亡き夫と生き写しの男性のことを好きになってしまうなんて信じられません。30年も一緒だったら、いくら惚れて一緒になったとはいえ、いろいろありますよ。私だったら、、、。まず年下を選ぶと思います。でも、私の夫はきっとニッキーがトムを選んだことにほっとすると確信しています。やっぱり俺のことが忘れられないんだなって思いたいから。男のプライド?かも。意外と男目線で作られた映画なのではないかな?と思った次第です。と、コメントしましたがまだ見てません。夫と一緒に見てみますね。

    • 映画男 映画男 より:

      いきさん

      コメントありがとうございます。突っ込みどころ満載の映画なので、旦那さんと見ても面白いかもしれません。