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カプトゥーラ・エル・チャポの逮捕はリアル!

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全体を通じて十分な質を保っているメキシコ映画。中南米の犯罪ものが好きな人は見て損はないです。58点

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カプトゥーラ・エル・チャポの逮捕のあらすじ

2016年1月8日、メキシコ海軍の特殊部隊が、シナロア・カルテルの主要な殺し屋の一人である「エル・チョロ」ことイバン・ガステルムの身柄を拘束する作戦を行っていた。

その最中、シナロア州ロスモチスの街をパトロールしていた連邦警察官のアルトゥーロ・カルモナとエクトル・ロサレスは、盗難車を発見して停止させた。ところが、車内にいた人物を見て、彼らは驚愕する。そこにいたのは、エル・チョロだけでなく、恐るべきシナロア・カルテルを率いる男、「エル・チャポ」ことホアキン・グスマンだった。

二人の警官はパートナーを組んだばかりで互いにほとんど面識がなく、相手を完全には信用していなかったため、どうすべきか激しく迷った。そんな中、二人はカルテルの武装要員から身を隠すため、エル・チェロとエル・チャポをモーテルへ連れて行くことにした。

その一方で、カルテル側もエル・チャポが連れて行かれたことを察知して大勢の仲間を集めて救出に向かう。エル・チャポは警官たちに莫大な金額を提示して買収しようとしたが、二人の警官は自分たちの命が狙われる中、どうするか迷いながらも時間が刻一刻と過ぎていくのだった。

カプトゥーラ・エル・チャポの逮捕のキャスト

  • アルフォンソ・エレーラ
  • ノエ・エルナンデス
  • エクトル・コツィファキス
  • フアン・パブロ・クルス・ガルシア

カプトゥーラ・エル・チャポの逮捕の感想と評価

チャバ・カルタス監督による、ジャーナリストの取材・記事を基にした実話ベースのメキシコ・麻薬カルテルのボス、エル・チャポの逮捕劇。ひょんなことから道でエル・チャポの身柄を拘束し、大勢の敵に命を狙われながら、当局に引き渡すまでを描いたクライムスリラー。ハラハラドキドキの展開がいいです。

ストーリー性はそれほどないものの、リアリティーは申し分なく、シンプルに怖いです。メキシコみたいな国だと、犯罪人を逮捕したらそれで終わりじゃなくて、逮捕してからがむしろ大変というのが伝わります。

まず、報復が怖い。逮捕してパトカーに乗せても道中に仲間たちが襲撃にやってくる。警察内部にも必ず裏切り者がいるから誰を信じていいか分からない。そんな中で賄賂と脅迫で逃がすように要求してくるから、ベテランの警察官といども心理的に揺さぶられ、どうしたらいいのか分からない状況に陥るのが面白かったです。

それこそ任務が先か、命が先か、みたいな究極の選択に迫られているわけで、そういった緊張感がこの映画の醍醐味でしょう。また、メキシコ映画といえば、警察は腐敗しきっていて、すぐに賄賂で動く、あるいはカルテルともつながっているみたいな描写が多い中、正義を貫く二人に焦点をあてているのは新鮮でした。

それもただの勇敢な英雄という描写ではなく、怖い → 逃げたい → 家族も心配 → それでもエル・チャポを引き渡さないという怖がりながら職務を遂行する彼らの姿が素敵でした。家族を殺すとか言われたり、あんな状況だったらびびって解放してしまっても決して責められないよね。

一方で数あるメキシコ系犯罪ドラマと雰囲気は似ていて、なんら代わり映えがしないといえなくもないです。登場人物を変えただけで、どこかで見たような話だなあと感じる人がいても不思議ではないし、特にネットフリックス系のメキシコ系犯罪ドラマ、映画は監督が変わっても同じようなものになりがちですよね。

それと、警官二人の背景をもっと掘り下げてもよかったかもしれないですね。カルモナは家族のシーンや過去の回想シーンがあったけど、エクトルはその辺ノータッチだったからね。もっとバックグランドが分かったうえで見たら彼の正義感の強さや信念が理解しやすくなったんじゃないかなあと思います。

あと、アクションやバイオレンスは大分控えめでしたね。グロいシーンは皆無。なんでもっと早く撃たないんだよっていうシーンもちらほらあって、もっとスケールの大きい派手な銃撃戦があってもよかったかもしれないですね。それでもまあまあ楽しめました。

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