スポンサーリンク

「きっと、うまくいく」は友情に飢えた人向けの映画!ネタバレと感想

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

3-idiots-2

PK」のラージクマール・ヒラニ監督による友情コメディドラマ。感動狙いが鼻につきます。17点(100点満点)

スポンサーリンク

きっと、うまくいくのあらすじ

行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。

真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。

シネマトゥディより

読者のまるよさんからこの映画のリクエストをいただきました。どうもありがとうございます。

きっと、うまくいくの感想

インド映画歴代興行収入1位を記録したらしいドタバタコメディー。長距離ランナー以外耐えられるはずもない170分の超ロングストーリーに、コテコテの笑いと涙を加え、友情の押し売りをしてくるきつい一本。

編集が下手です。ワンシーン、ワンシーンが長すぎてカットできる場所が目立ちます。だいたいの経緯を語るのに1時間もかけるなんてひどすぎます。インドでは映画料金は時間で決まるんでしょうか。10分いくらみたいに。それかインド人が暇かのどっちかです。

日本でこの映画がこの時期にヒットしたのは夏休みの暇な学生がわんさかいるからでしょう。学生か、学生気分が抜けない社会人のいずれの人しか到底好きになれない代物です。

突っ込みどころはたくさんありますね。コミカルなんだけど、特に笑える部分がなく、唯一面白かったのは物語が始まる前に出てくるテロップです。

「All names, characters and incidents portrayed in this film are fictitious. Any resemblance to any person, living or dead, is purely coincidental.この映画に出てくる登場人物、出来事は全てフィクションであり、生死にかかわらず実在する人物との類似点は全くの偶然です。」

知ってるって、そんなの。誰がこんな映画にリアリティー求めるよ。このテロップを笑いで付けたとしたらこの監督はたいしたものですが、おそらくマジで付けてるでしょう。

気になったのはセリフにヒンズー語と英語をめちゃくちゃに混ぜまくってる部分でインド人のエリート大学生は本当にあんな喋り方をするのかよ、と疑問に思いました。

エリートなら全部英語にすればいいのにね。インドのエリートをバカにしてるでしょ。英語が少し話せると頭がいい、という発想がすでにバカだからね。この映画の監督をしたのは楽天の三木谷じゃねえの、もしかしたら。

ずばり言うと、この映画が好きだという人は、漫画「ワンピース」を愛読しているタイプだと思います。一見関係ないかと思われますが実は深い関係があります。

なぜ日本で「きっと、うまくいく」や「ワンピース」が流行るのかといえばそれは子供たちや若者が日本の実生活の中で友情を感じられる場面に出くわす機会が少ないからに違いありません。

久しぶりに日本に帰るとびっくりするのが、子供たちが集まって公園で、ひとりずつ任天堂DSなんかを片手に遊んでいたりすることです。レストランや喫茶店に行くと、カップルや友達が向かいの席に座りながらお互い誰かとメールで話していることです。

ああいう光景を見ると、「ワンピース」が売れまくる社会現象に納得が行くのです。誰とも関わっていないあの感じ。つながりたいけど、つながれないジレンマ。そんな気持ちを抱えてどうしようもなくなった人たちが、ルフィーたちの熱い友情に憧れ、涙するのです。この映画を繰り返し何度も見て、”3人の馬鹿”を羨ましく思ったりするのです。

そんなことをしている暇があるなら目の前にいる友達とちゃんと話をしろっての。もしそいつがメールをやりだしたら、思い切り頬を引っぱたきなさい。好きなんでしょ、本当はそういう熱い友情が。

コメント

  1. まるよ より:

    わぁー!早速、文句をたくさん書いてくださりありがとうございます。私の予想では、ひと桁しか点取れないと思っていたので17点とは意外な結果。映画男さんがフラリと日本に戻って来られた時に見る風景は、本当に異常なのでしょうね。ずっと日本にいると、何が真っ当で何がヘンなのかがわからなくなります。私はこの映画を結構気に入ったのですが、残念ながら漫画「ワンピース」を未だ読んだことがありません・・・。
    これからも、映画男さんの容赦ない文句を期待しています!!

    • 映画男 より:

      まるよさん
      どうも言いたい放題言ってすみません。ワンピース見てませんでしたか。僕の想像もまだまだですね。ぜひ、またリクエストしてくださいね。ありがとうございました。

  2. 丸刈りーた より:

    >なぜ日本で「きっと、うまくいく」や「ワンピース」が流行るのかといえば
    >それは子供たちや若者が日本の実生活の中で友情を感じられる場面に
    >出くわす機会が少ないからに違いありません

    ワンピースはブラジルでも人気がありますよ

    • 映画男 より:

      丸刈りーたさん

      コメント削除の依頼が先日から続いておりますが、基本的によっぽどひどいコメント以外は削除はしておりませんので、コメントされる際には人に読まれてもいい内容を自分の判断でコメントしてください。

      • 丸刈りーた より:

        先程、何度も削除以来のメッセージを送ってしまい、管理人さんに迷惑をお掛けしました。

        これからは、慎重にコメントをするように気を付けます。

        大変申し訳ございませんでした。

  3. メッタラッア より:

    この批評を書いている人が根本的に理解できていない2作品の違い
    才能を持った上で努力することをよしとしているか
    最初から超人的才能を持っている人間をよしとしているか

  4. 望月 より:

    うわぁ、意外だぁ。すごく素晴らしかったけどねぇ。でも個人的には映画はこうあるべきだね。インド映画ですから。歌って踊ってインド映画、インド映画って必ず踊りますよねwww、スラムドックミリオネアも最後踊ってた。ライフオブパイは踊って無かった。

  5. 望月 より:

    あと吹き替え版、BSジャパンでやりました。サンジの声で。(笑) 何回も見ちゃうねwww

  6. いつの時代もイマドキの子供は… より:

    3時間のインド映画って時点で、批評に書いてある内容は想像つきますよ…学長に影響されて、映画もそこそこに両手にペンで批評書いてたのかな。

  7. aint より:

    あなたが普段感じてる愚痴を映画の批評とめちゃくちゃに混ぜまくってるとこがこの記事で唯一面白かったです。コメディー映画だからって記事もコメディーにしなくていいですよw。

    • 映画男 より:

      私情を挟みまくるのがこのブログの醍醐味ですのでよろしくお願いいたします

  8. RenoBank より:

    偽善と欺瞞とポリティカルコレクトネスに溢れたこの世で、独断と偏見と私情で突き抜ける当ブログは僕にとっては至宝です。

    変態オヤジより愛を込めて。

  9. 大杉漣の精子 より:

    「つながりたいけど、つながれないジレンマ」
    これすごい心に来るなぁ
    映画のようにはいかないのが悲しいです

    • 映画男 より:

      そんなこと俺言ってたっけ?って自分で思い出しながら今読み返しました。久々に自分で読んでも、ほとんど映画について何も語っていませんね、このレビューは。