スポンサーリンク

トロールはコングやゴジラのパクリ!ネタバレ感想

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

ノルウェー産ハリウッドもどきモンスターエンタメ映画。完成度、作り込み度がもうちょっと、といったところです。38点

スポンサーリンク

トロールのあらすじ

ノルウェーの山岳地帯である日突然トロールが現れ、人々を次々と襲う。政府は軍隊を出動させ、トロールを退治しようと試みるもトロールには銃やロケットでは全く歯が立たなかった。

そこで政府は、古生物学者のノーラに助けを求める。ノーラは首相アドバイザーのアンドレアス、軍人のクリスと協力してトロールの暴走を防ごうとするもトロールの弱点はなかなか見つけられなかった。そんな中ノーラの父トビアスがトロールと対話しようとしトロールに殺されてしまう。やがてノーラたちはトビアスのメモを頼りに王城を訪れ、トロールの秘密を知るのだった。

トロールのキャスト

  • アイネ・マリー・ウィルマン
  • キム・ファルク
  • マッツ・ショーゴード・ペテルセン
  • ガルド・B・アイツボルド
  • カロリーネ・ビクトリア・スレッテン・ガルバン
  • ユスフ・トゥーシュ・イブラ

トロールの感想と評価

「THE WAVE ザ・ウェイブ」や「トゥームレイダーファースト・ミッション」などの作品で知られるローアル・ユートハウグ監督による怪獣ノルウェー映画。ゴジラやキングコングをトロールに置き換えただけの作品で中身はあまりないです。

突然トロールが現れては人々がパニックに陥り、軍隊が出動し、トロールの侵攻を阻止しようとする話でストーリー性は極めて低く、トロールが出てきて、人間に寄ってたかっていじめられるだけでいまひとつ乗れませんでした。

ノルウェー映画だけど、演出から映像からなにまでほぼハリウッド映画のパニックものでしたね。ノルウェーらしさがあったかどうかといわれるとちょっと分かりませんでした。というより出来損ないのハリウッド映画って感じ。

最大の問題はトロールのビジュアルでしょう。ゴジラやキングコングのような美しさを兼ね備えておらず、よく見るとただのおっさんなんですよね。そう、毛深くて大きいおっさんが暴れてるだけなんですよ。だから愛着が湧かないし、「トロール頑張れ」とも「トロール格好いい」ともならないんです。

また、政府や軍隊はトロールをなんとしても殺そうとしている一方でトロールに同情的な女性キャラがいるっていうのもキングコングとかのテンプレートそのまんまですよね。だけど本作の女性キャラはなんか中途半端で結局はトロールを殺しちゃって満足そうな顔をしているのが笑えました。どっちだよって。

あと、トロールがヘリコプターを握りつぶすシーンもキングコングの丸パクリでしたね。いっそのことキングコングも出しちゃったほうがよかったかもしれませんね。コングVSトロールみたいにして。それぐらいの遊び心があったほうが怪獣映画は盛り上がりそうですけど。

あんなに頑丈そうなトロールが鐘の音に弱かったり、日光がダメだったり、弱点が意外と多く、結構なポンコツでした。もしかしたらほかにも色々あるかもしれませんね。水をかけられたらダメとか。辛い物が苦手とか。ああ見えて繊細なのかよ。

もうちょっとトロールの背景や人間との関係性を描くべきでしたね。さらっと説明があったけど、あれだけじゃ物足りない気がしました。トロールを研究している機関とかがあって、広い敷地で飼育してたらジュラシックパークみたいになってさらにパクリ路線に磨きがかかったかもしれません。

ラストはほかにもトロールがいるんじゃないかみたいな続編の制作を暗示させておく、最近よくある匂わせ演出で幕を閉じます。つまり「売れたら続編作るよ」ってことだと思います。やめておいたほうがいいよね。

コメント

  1. きのこ食べ過ぎ より:

    そういえば「トロール・ハンター」とかいうバカ映画もありましたね。