ブリタニー・ランズ・ア・マラソンはヒロインが性格悪い!感想

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簡単にいうと、自分を変えたいデブが走って幸せになる話。ブリタニーが嫌な奴すぎて、全然共感できませんでした。39点(100点満点)

ブリタニー・ランズ・ア・マラソンのあらすじ

Brittany Runs A Marathon – Official Trailer | Amazon Studios

28歳のブリタニー・フォーグラーは陽気でユーモア溢れる性格の持ち主。そんな彼女はルームメイトのグレッチェンとナイトクラブに踊りに行ったり、酒を飲んだり、ドラッグをしたり、と刹那的な生活を送っていた。

ある日、ブリタニーはハイになるために医者に行って、アンフェタミンを含むアデロールを処方してもらおうと試みた。

しかしブリタニーは薬を処方してもらうどころか、医者から体重オーバーを強調され、不健康であると指摘されてしまう。

これをきっかけに近所のジムに通おうとするものの、会費が高くてバカらしくなって入会を諦めてしまう。

そんなときブリタニーは隣人のキャサリンに誘われてマラソングループに参加することに。そしてブリタニーはいつしかニューヨークシティ・マラソンを走ることを目標に掲げるのだった。

ブリタニー・ランズ・ア・マラソンのキャスト

  • ジリアン・ベル
  • ミカエラ・ワトキンス
  • ウトカルシュ・アンブドゥカル
  • リル・レル・ハウリー
  • アリス・リー
  • ピーター・ヴァック
  • ケイト・アリントン

ブリタニー・ランズ・ア・マラソンの感想と評価

実在する人物からインスパイアされて作った、ポール・ダウンズ・コライッツォ監督による、サンダンス映画祭で観客賞を受賞した作品。

太っていることに強いコンプレックスを持っている女性がマラソンを通じて前向きに生きようとする姿をユーモアを交えて描いた人間ドラマ。

チャレンジ>挫折>自暴自棄>再チャレンジ>ハッピーエンド、というベタな物語で、劣等感と変身願望を持つ女子が立ち上がっていく、という点においては「ブリジット・ジョーンズ」や「アイフィールプリティ」などを連想させます。

いずれも共通しているのは、太った女子を面白おかしく描いている点と、最終的には痩せるか、あるいは心を入れ替えるかして、ハッピーになるという終わり方をしている点ですね。

いわば太った女子のダイエットドラマで、本来ならひたすらコミカルで前向きな話になるはずだったんじゃないでしょうか。

しかしこの映画に関しては、ヒロインの闇の深さが深刻で正直あまり笑えなかったです。

ブリタニーは最初こそユーモアに溢れる子だったのに、話が進むにつれてどんどんきつい子になっていくのが悲しかったです。

劣等感を抱くのは仕方がないとしても、劣等感をこじらせて他人を攻撃する域にまで入っているので、ただの性格の悪いデブにしか見えませんでした。

太ってるとか、痩せてるとかの前にヒロインがあまりにも人としてポンコツで、自己中心的で、はた迷惑で、無神経でしたね。

自分より太った女性が彼氏を連れてパーティーに現れると、ブリタニーは対抗心をむき出しにして、「なんでお前はそんなに太ってるのに幸せそうにしてるの?」みたいな態度で相手の女性を攻撃する下りとかちょっと見てられませんでした。

もちろんあれこそ劣等感が彼女を卑屈にさせている瞬間で、リアルといえばリアルなんだけど、彼女の嫌味さや他人に突っかかる下りにリアリティーはあっても周囲の反応が嘘っぽかったかなぁ。実際にあんな奴いたら、家族だろうが友人だろうか総スカン食らうでしょ。

この手の映画もそろそろ太った女子がダイエットに挑戦したけど、失敗し、前向きに生きようとしても結局楽なほうを選んでしまって何も変われませんでした、という終わり方をする作品が出てきてもいいように思いますね。

あるいは太っていることを別になんとも思っていない女子の話でもいいと思うんですよ。おそらく大部分のアメリカ人女子なんてそっちなんじゃないかなぁ。

それを社会がいまだに映画やドラマを通じてステレオタイプな美意識を押し付けてるようなところがありますよね。

やれプラスサイズモデルだ、やれ多様性だなんていうのは建前で、「みんな当然痩せてる女子のほうが綺麗だと思ってるでしょ?」的なストーリーばかりなのはどうかと思うよ。

太ってます>痩せました>幸せになりましたっていう展開だって、もう飽き飽きだし、体格のコンプレックスを克服したところで、その次は経済的なコンプレックスが出て来たり、年齢的なコンプレックスが出て来たりって悩みが尽きないのが人生なのに、一つの問題が解決したぐらいでハッピーエンドにすんなよって。

確かにラストのマラソンシーンは気分も上がるし、イベントとしても楽しそうだし、走るのが好きな人にとってはなんだかとってもポジティブになれたような錯覚を覚えるはずです。

でも僕からすれば結局ブリタニーは8割型クズだったよなぁ、という印象しか残らなかったですね。

なんであいつはイケメンのインド人の男にあんなに上から目線で「彼とはやりたくない」とか「やっぱりやりたい」とか、「友達のままがいい」とか言えるのかが分かりませんでした。どの口が言うんだよって。

なにより自信はないくせに態度がでかいっていうのが痛いですね。ブリタニー、嫌いだわー。

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