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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちはヒロインがいい!感想

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起承転結があって、綺麗に話がまとまっている青春ドラマ。色んな意味でマット・デイモンの映画といっても過言ではないでしょう。73点(100点満点)

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのあらすじ

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20歳のウィルはマサチューセッツ工科大学で清掃員として働きながら、地元の悪友たちと一緒に外で喧嘩をしたり、酒を飲んだり、ナンパをしたりする刹那的な毎日を送っていた。

ウィルは特別な教育を受けていないにもかかわらず数学の天才で、どんな難しい数式もいとも簡単に解いて見せた。

ある日、廊下の黒板に書いてあった数式をいたずら心から解くと、大学中でそのことが話題になった。

ジェラルド・ランボー教授は数式を解いた天才に強い興味を抱き、彼の正体を突き止めようとすると、当の本人のウィルは暴行で逮捕されたばかりで留置所の中だった。

自分が彼の行動を監督することを約束にジェラルド・ランボー教授はウィルの刑務所行きを回避した。その代わりにジェラルド・ランボー教授はウィルに数学の研究を手伝うことと心理セラピーを受けることを条件に出す。

それをきっかけにウィルは、今まで付き合うことのなかった大学の教授たちと出会い、また彼らの推薦を受けて、仕事を斡旋してもらうなどして一気に世界が広がるのを目の当たりにする。

しかし地元から出て事がなく、肉体労働しかしたことのないウィルは自分の才能に群がる大人に嫌気がさすと同時に失敗することへの恐怖から現状からなかなか飛び出すことができないのだった。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのキャスト

  • マット・デイモン
  • ロビン・ウィリアムズ
  • ベン・アフレック
  • ステラン・スカルスガルド
  • ミニー・ドライヴァー
  • ケイシー・アフレック

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの感想と評価

プロミスト・ランド」、「ドント・ウォーリー」、「追憶の森」などで知られるガス・ヴァン・サント監督の最高傑作にして、いつ見ても色あせることのない青春ドラマ。

マジで、キザで、臭いセリフが多いものの脚本はよくできているし、ストーリーが上手くまとまっています。

ロマンチックなシーンもあれば、泣かせるシーンもあるし、ユーモアもあれば、友情溢れるエピソードもあったりと、全体的にバランスが取れている作品です。

この映画の脚本は俳優のベン・アフレックと親友だったマット・デイモンが二人で書いたのは有名な話ですよね。

当時無名でまだ20代だったマット・デイモンが大学在学中に書いた脚本をハリウッドが採用して映画化した、というのも夢のような話だし、これを機にスターダムにのし上がったことを考えると、マット・デイモンの成功と青春が詰まった作品ともいえそうです。

一方で演技についてはロビン・ウィリアムズは素晴らしいの一言ですが、マット・デイモンとベン・アフレックは正直あまり役にはまっていませんでした。

精一杯汚い言葉を使ったり、唾を吐いたり、悪ぶっていても、マット・デイモンなんてハーバード大学に行くほど秀才だし、好青年の雰囲気は隠せてないですよね。どう見てもスラム出身じゃないもん。

クライマックスは、間違いなくロビン・ウィリアムズ扮するショーン教授がマット・デイモン扮するウィルを慰めるシーンでしょう。あの大事なシーンでもよく見るとマット・デイモン、あんまり泣けてないんですよ。いい映画だけにもったいないなぁ。

マット・デイモンってたくさんの作品に出てるのに、そこまでヘマもしない代わりにほとんど印象に残りませんよね。どの作品も平均点みたいな演技しますよね。代表作は何かって聞かれたら「恋するリベラーチェ」ぐらいしか思い浮かばないもん。

それに対してベンアフレックはこれでもかというぐらい格好つけてましたねー。キムタクといい勝負じゃないかなぁ。

「20年後ももし才能あふれるお前がまだ俺たちとつるんでたら、ぶっ殺すからなぁ」と熱く語ってましたね。あのセリフからのラストシーンの伏線の回収の仕方がまた分かりやすいし、この映画の人気の秘訣なんでしょう。

さて今回、見直してみて、ふと気づいたのはベン・アフレックはもちろん、弟のケイシー・アフレックまでこれに出ていた、ということです。

それも頭の悪いうざキャラをなかなか好演しています。しかしながら兄の影に隠れてしまっているのがちょっと可哀想に思えちゃいました。

僕はウィルの恋人スカイラーのキャラがすごく好きで、何度もこの映画を見ました。

秀才なんだけど、バカっぽいこともやるし、お嬢様なんだけど、気取ってなくて、ステータスよりもフィーリングを大事にする愛情深い女なんて最高じゃないですか。あんな女子大生いるかなぁ?

若干いいところばかり詰め込みすぎている感じもしなくはないですが、昔はスカイラーのシーンをニヤニヤしながら見ていた記憶があります。

ラストは、ウィルが彼女を追いかけていくところで、美しく話は終わっていきます。実際のところあの続きはどうなるんでしょうかね。カリフォルニアに着いたらスカイラーにもうほかの男ができてた、なんてこともありそうだけどなぁ。そしたらウィルは車を引き返して、ボストンにまた戻ってくるのでしょうか。

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