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愛欲のプロヴァンスはタイトルに騙されるな!感想とネタバレ

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官能的な予告動画で釣って視聴者を騙すエセ官能ドラマ。タイトルに惑わされちゃダメなやつです。22点(100点満点)

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愛欲のプロヴァンスのあらすじ

世界的に著名なピアニストであるジョンは、妻との冷え切った夫婦生活を清算し、若き恋人ソフィアと休暇を過ごすべく南仏プロヴァンスを訪れる。

暖かな陽光の下、彼女の美貌と美しい体躯、そして情熱的な愛欲に溺れながら、ジョンはかつてプロヴァンスで運命的な出会いを果たし、ひと目で恋に落ちやがて愛し合った女性の面影をソフィアに重ねていく。しかし、歴史学者だという若者が現れ、二人の関係は揺らいでいくことに…。

Amazonより

愛欲のプロヴァンスの感想と評価

ベン・ヘッキング監督による、フランスの田舎町を舞台にしたイギリス映画。おっさんイギリス人ミュージシャンと若いフランス美女の年の差恋愛ドラマにちょっとしたオチをつけただけのどうでもいい悲劇の物語です。

邦題が悪意に満ちていて「愛欲」という言葉をどこから連想したんだよ、というぐらい内容とマッチしておらず、この言葉に惑わされて見てしまった人もいるんじゃないでしょうか。僕もその一人です。

「愛欲」というからには10分か15分に一度ぐらいはいやらしいシーンを入れてくれないとこちらは納得がいかないんですよ。いつから男女がレストランで会話することを「愛欲におぼれる」っていうようになったんだよ。

フランス人のヒロインがちょこっと脱ぐだけで官能的なシーンなんてほとんどないからね。誰も死ない映画に「殺人事件」ってタイトルをつけるようなもんじゃん。ダメでしょ。

物語は、ピアニストのおじさんがフランスの田舎町プロヴァンスでのんびりしていたところに昔の恋人である年下の美女が彼に会いに来て、いちゃいちゃしたり、喧嘩したりする様子を描いていきます。

登場人物は年の差カップルにもう一人若い旅行者のお兄ちゃんを足した三人だけで、最後の最後まで彼らによるつまらない会話がダラダラと続きます。

フランソワ・オゾン監督の「スイミング・プール」を意識しているのかなぁっていうような雰囲気があるんですが、比べようがないほど低いですね。

確かにヒロインは美人で魅力的ですよ。でも演技は下手だし、綺麗なだけでは見る価値ないよね。また、ヒロインのソフィアが腕毛がボーボーでびっくりしました。フランス人はムダ毛処理しないのかなぁ? あのギャップがいいっていう男がいたりして。

ラストのオチは、ピアニストがかつてひと夏の恋をした相手がソフィアの母親だった、というしょうもないものでした。

つまり散々抱いたソフィアは血のつながっている実の娘だった、というもので、そんなバカなっていう話になっていましたね。

長年、写真を捨てずに持っているほど好きだった恋人なのにその後のことは何も知らないのかよっていうのが笑えます。それに妊娠してたら絶対向こうから連絡来るから、養育費払えって。

美人で、才能あふれるミュージシャンで、妊娠しても男に一言も告げずに自分一人で育てるってどんな格好いい女だよ。

それにピアニストおやじは酔っぱらった勢いでレストランの店員に「愛してる」って言いながらキスするぐらいの軽率な男なので衝撃の事実を知って深刻な顔をしたところであまり効果がなかったですね。せめてもっと面白いリアクションしてくれないとなぁ。

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