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ピラミッド5000年の嘘は後半がつまらない!感想とネタバレ

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パトリス・プーヤール監督によるエジプトのピラミッドの真実を解き明かそうと試みるドキュメンタリー。前半が良くて後半失速する惜しい作品です。43点(100点満点)

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ピラミッド 5000年の嘘のあらすじ

クフ王の墓として世界中に知られるギザのピラミッド。テクノロジーが進化した現代においても謎が多いピラミッドの常識を覆す驚がくの真実が判明する。4面 体ではなく8面体だということがわかる第2次世界大戦前の空撮画像から、天文学上のピラミッドの重要性を証明。また建築家、考古学者ら専門家が集結し、ピラミッドの驚くべき真実を解き明かしていく。

シネマトゥデイより

ピラミッド 5000年の嘘の感想

序盤から中盤にかけて数学、物理、歴史、民族など様々な学問の観点からピラミッドの謎を検証していく様子は優秀かつリベラルな大学教授の前代未聞の講演会を聞いているようで面白いです。

それなのに映画がクライマックスへと向かい、議論の核心へと迫ろうとするまさにそのときに、今までの講演者が理詰めで持論を展開する教授から、感情論一本の中年のおばちゃんにすり変わったかのようなめちゃくちゃなオチで映画を締めくくっているところに「なにそれ?」が止まらなかったですね。

「ピラミッド 5000年の嘘」という邦題には問題があります。誰も嘘か本当か分かんないんだから、嘘って言っちゃだめだよ。嘘っていうならこの映画がもっとちゃんとした結論を示さないといけないのに、結局なにも分からないまま色々な予想だけ投げっぱなしにして終わって、余計多くの謎が残る始末でした。

笑えるのが世界各国の建築だの、エンジニアだのの専門家がたくさん出てきて「今の時代でもこんな建物を作るのは困難なことだ、それを昔の人がやってのけたんだから全く信じられないことだ」とかほざいているところです。

ああいうのを見ると、ああ嫌だ、嫌だと思います。昔の奴らよりおれたちのほうが断然頭がいいはずだという前提で物を考えて、大昔に建てられた建造物の謎に迫ろうとしているから、こいつらには謎なんかちっとも解けないのです。

あんなオチを持ってくるぐらいだったら、「昔の人はピラミッドの岩なんて片手で楽々運べたんです。

子供なんてピラミッドの岩をお手玉にして遊んでたくらいですからねえ」とか言ってCGを使って、エジプト人が歌なんか歌いながらピラミッドを楽しそうに建てている映像を見せてくれたほうがよかったです。そしたら、「ああなるほど、だからたった20年であんな大きなものを建てられたのかあ」と納得することでしょう。

コメント

  1. こぶ より:

    なるほど・・・
    東京でも上映館が少なそうなので無理して遠出しようかとも思いましたが、トランスフォーマー/ダーク サイド・ムーンと同じ思いをしそうかな・・・?

  2. こぶ より:

    お返事ありがとうございます!
    あれよりちょっとだけいい映画・・・とてもわかりやすい。
    見に行くかどうかは悩みますが。
    (^◇^;)
    しかし、どの作品も、前振りには最高の言葉やシーンを持ってくるものですねぇ。。