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岸和田少年愚連隊は吉本芸人の青春!ネタバレと感想

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大阪岸和田の不良少年たちの日常を描いた、バイオレンス青春ドラマ。大部分が喧嘩のシーンで構成されており、殴る蹴るに終始した退屈な映画です。33点(100点満点)

あらすじ

チュンバと小鉄は毎日喧嘩に明け暮れていた。敵対する学生サダやアンドウを道で見つけては襲撃し、また別の日にやり返されるのが日常茶飯事だった。

岸和田での暮らしは貧しく、治安は悪く、若者たちに明るい未来はなかった。高校に上がると友人たちはヤクザになったり、鑑別所に入るようになり、チュンバと小鉄も漠然と何かをやらなければならないと感じていた。

チュンバの恋人リョーコは高校に行かずにスーパーで働きだしたにもかかわらずチュンバ自身は相変わらず喧嘩ばかりしていた。そのうち両親が別れ、母親が家を出て行ってしまった。

チュンバはレストランで働きだしたもののどんな状況になっても喧嘩をしては仕返しを食らう連鎖から決して足を洗うことができなかった。


文句

パッチギ」、「パッチギ LOVE&PEACE」でお馴染みの井筒和幸監督による青春ドラマ。1975年の大阪府岸和田を舞台にした物語で、主要キャストのほとんどがお笑い芸人という珍しい作品です。

セリフの掛け合いは漫才のようで笑える箇所が多々あります。しかし演技のレベルは低く、またストーリー性に欠け、起承転結が弱いです。延々と喧嘩と仕返しが繰り返されるだけの展開に飽きてしまって、わずか100分程度の上映時間すらも長く感じました。

一連の喧嘩のシーンは痛そうで悪くないけれど、それがストーリーに興奮をもたらすかといえばあまり効果的ではなかったですね。無理にアクションシーンを入れたところでストーリーがないとさすがにきついです。意味なくベッドシーンをたくさん入れる映画とノリは同じです。

岸和田の人たちの野蛮さや口の悪さをこれでもかというほど強調していて、登場人物全員が同じ気質というリアリティーのなさとバランスの悪さも気になりました。

あれだけワイルドで歯止めの利かない若者たちだったらすぐに子供でも作りそうなもんですが、ベッドシーンもなく、恋愛のエピソードもちっとも膨らんでいきません。

井筒和幸監督は黒人ギャング映画の日本版が撮りたかったのでしょうか。岸和田をスラム街に、学生たちをギャングに見立てているような印象を与えます。

恋や青春より暴力のほうに力を入れるのはいいけど、あまりの暴力性のせいで芸人たちがそれぞれ表現する笑いすら薄れてしまっていたのはもったいなかったですね。

それにしても主演のナイナイを含め、宮川大輔、野生爆弾川島、ブラックマヨネーズ吉田などみんな若いです。

そういう意味では高校生の青春というより、吉本若手芸人の青春がここに詰まっているといえるかもしれません。それが面白いかどうかは別として。

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