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映画深夜食堂は人情と哀愁の物語!ネタバレと感想

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shinya

新宿の飲み屋街にある、一軒の食堂を舞台にした人情と哀愁を感じさせる人間ドラマ。人気俳優ではなく、脚本で勝負しているところに好感が持て、過剰な演出をせずに、ちょっといい話に仕上がっています。69点(100点満点)

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映画「深夜食堂」のあらすじ

ネオンの光がまばゆい繁華街。その路地裏でマスター(小林薫)が営む小さな食堂「めしや」に、誰かが骨つぼを置き忘れていく。

さまざまな憶測が飛び交う中、新しいパトロンを探している最中に隣り合わせになった年下の男に惹(ひ)かれるたまこ、毎晩のように店に現れては常連客のあけみに会いたいと騒ぐ謙三、無銭飲食したのが縁となって住み込みで働くことになったみちるなど、クセありワケありの者たちがマスターの作る素朴な料理に舌鼓を打ちながら涙と笑いに満ちたドラマを繰り広げていく。

シネマトゥディより

映画「深夜食堂」の感想

複数のショートストーリーからなる、センスのいい人間ドラマです。全体的にスローで、緩く、平和な雰囲気をかもしています。

東京のど真ん中で様々な傷と悩みを抱えて生きる人たちが、マスターの作る料理と居心地の良い空間を目当てに食堂を訪れ、ああでもない、こうでもないと酒を飲みながら語り合ったり、喧嘩したりする、ただそれだけの映画です。

ただそれだけのことを面白い映画にするには、よほどのアイデアと演出力がなければ到底無理でしょう。感動狙いやベタな恋愛ものにしたら、寒くなるのは目に見えているし、かといって酔っ払いの会話を延々と聞かされるのもたまったもんじゃないです。

そういう意味では一つ一つのエピソードが短く完結するショートストーリーにして正解でしたね。最初から最後までそれほどダレることなく、上手く体裁とバランスを保っていました。

ところどころで美味しそうな料理を出してくるのも効果的ですね。鑑賞後、思わず近くの食堂に駆け込みたくなるような、誰かの手料理を食べたくなるような気持ちにさせられます。

料理ひとつひとつにしてもそうだけれど、登場人物にも味わい深さと、思いやりを感じさせるものがあります。現代の東京が舞台なのに昭和の臭いがプンプンします。実際に新宿だけでなく、東京各地にああいう場所が残っているのが日本の素晴らしさですよね。

漫画喫茶や公園を転々する家出少女、福島から女を追いかけてきた被災者の男、ハロウィンで盛り上がる都民などリアルタイムなネタと、昔ながらの食堂を上手く組み合わせているから、嘘っぽくならずに済んだというのもありますね。

あそこまで自然な演出ができるんなら、出演者たちにわざわざ方言を話させなくてもよかった思います。東京の都心にある食堂において、誰がどこの出身地とかどうでもいい話なんですよ。登場人物にアクセントを付けたかったんだろうけど、それすら必要がなかったでしょう。

出演者たちはそれぞれ良かったです。高岡早紀に悪い女を演じさせたらやっぱりはまりますね。金と男に汚い女っていう設定がベタすぎるんだけど、似合うんだからしょうがないです。

最後にひとつ言っておかなきゃいけないことは、その気もないのにアケミ(菊池亜希子)は、男が泊まっているホテルに泥酔状態で行ったりしたら絶対にダメです。あれは抱かれに行く女がやることで、自分の気持ちをぶちまけたい女がすることじゃないです。金目当ての川島たまこ(高岡早紀)より、よっぽどタチが悪いです。

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コメント

  1. ママりん より:

    お久しぶりです。お元気でしたか?^^

    この映画の原作は漫画ですよ。テレビでもドラマになりました。テレビドラマは深夜にやってたので録画して観ていました。

    最初の頃は低予算であまり有名な俳優が出てなくてむしろ劇団員とか名前があまり知られていない人が出ててそれが逆に新鮮でした。漫画も面白いです。

    映画のほうは観てないのですが小林薫さんのあのムードが良い雰囲気を出してるからイメージは壊れていないと思います。

    この映画レンタルしようかな。

    • 映画男 より:

      ママりんさん

      お久しぶりです。コメントいただき嬉しいです。この映画に原作があることは知っていました。そちらは読んでいませんが、映画はいい味出していましたよ。ぜひ見てみてください。