スポンサーリンク

映画ユダの感想とネタバレ

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

judas

普通の女子高生がスカウトされたことからキャバクラを始め、歌舞伎町で成功し、また現実に舞い戻る、至ってありきたりな物語でどこかで聞いたことのあるようなエピソードしかなく、オリジナリティーがほとんどない駄作。30点(100点満点)

スポンサーリンク

映画ユダのあらすじ

裏切りを体験し、それによって他人を信じることができなくなってしまった女子高生の絵里香(水崎綾女)。彼女はキャバクラ嬢の胡桃となって過去に別れを告げ、夜の世界で生きていこうと決意する。ナンバーワンキャバクラ嬢の座に君臨すべく、客の男たちの心をつかみ、操り、大金を稼ぎ出していく胡桃。しかし、一方でいいようのない深い寂しさやむなしさを感じていた。そうした自分の弱さを少しでも振り払おうとキャバクラ嬢のトップを目指して突き進む中、心を覆っていた硬くて厚い壁を優しく取り払おうとする男に出会う。

シネマトゥディより

映画ユダの感想

キャバ嬢物語です。伝説のキャバ嬢、立花胡桃の自伝の映画化だそうです。誰が「伝説」と言い出したかは知りませんが本人が伝説というなら、伝説なのでしょう。

キャバクラではお馴染みのナンバーワンになる話ですが、キャバクラのナンバーワンほど、不確かなことはなく、そもそも店の中でナンバーワンなのか、その地域でナンバーワンなのか、全国のキャバクラの売り上げでナンバーワンなのかもはっきりせず、劇中でもちゃんと説明はされていませんでした。それでもとにかく彼女たちはランキング制度が大好きなようで、ナンバーワンはナンバーワンなんだそうです。

さて、物語はいきなり「TWO YEARS AGO」といったテロップが出て始まります。そもそも現在のこともまだ何も紹介していない状態から、2年前のことを語るというルール違反な構成が気になってしょうがなかったです。その後も飛び飛びでときどき「ONE YEAR LATER」とかなぜか英語でテロップが出てくるのもダサかったですね。

主人公の絵里香はトラウマになるほどの裏切りを体験したそうですが、その裏切りというのは高校時代に彼氏に浮気された、という程度のもので笑っちゃいました。ああ、そうだ、あと彼氏に突き飛ばされて頭から血が出たんだった。あのシーンもなんで突き飛ばしたのか必然性が全くなく、頭から流れる血もメイクのレベルが低すぎて話にならなかったです。

彼氏に突き飛ばされて頭を打った彼女は、なぜか口や顔も痣だらけになってレストランのバイトに行きます。そこで客で着ていたホスト風のスカウトと知り合い、キャバクラの世界へ足を踏み入れるといったのがだいたいのあらすじです。

男に対する復讐を描きたかったのか、あるいは金に対する執着を描きたかったのか、彼女がナンバーワンを目指す理由もほとんど説明されず、ただ、なんとなくキャバクラで仕事をして、気が付いたらいつの間にか1位になっていた、といった印象を与えます。あれはもうちょっと金銭感覚であったり、男に対する考えをちゃんと掘り下げないとダメでしたね。

お金に対する考え方とかも全然見えてこないし、そもそもプライベートな生活のシーンもないから、何を目標にしているのか、なにがしたいのかが分かりません。

そのうち絵里香にはお金持ちのパトロンが付くようになり、彼の愛人になり、また彼にお金がなくなると、パトロンを乗り換えたりして、彼女は文字通り男を踏み台にして這い上がっていきます。その辺もただのキャバクラあるあるで、なんかこう捻りが欲しいですよね。

むしろキャバ嬢にフォーカスするより、あそこに来る客たちにフォーカスしたほうが面白いんじゃないでしょうか。なんでみんなあんなにお金持ってるんだよって話なんですよ。不思議ですねえ。

Judas-0002

唯一、頑張ったのは主人公を演じた水崎綾女が脱いだことでしょうか。可愛いし、色っぽいんですが、ロマンチックなBGMをバックにベッドシーンを美しく描いていたのにはセンスを疑います。もっと汚くやらないとだめでしょ。

そういえば、ちょくちょくこういう映画に芸人の板尾創路が出演してたりしますね。板尾さんは変態おやじの役でぴったりなんだけれど、どうも芸人のイメージが強すぎて笑ってしまってダメですね。板尾さんのベッドシーンとかコントみたいで見れたもんじゃないです。

コメント