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ワンオペレーションはつまらないフェミニスト映画

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面白くなりそうで、いつまで経ってもなにも起こらない、雰囲気人間ドラマ。褒められるとしたら邦題ぐらいです。18点

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リンダは心理療法士(サイコセラピスト)だが、不安が強く母親に過度に依存する幼い娘の世話に追われ、心身ともに限界に達している。娘は小児摂食障害を患っており、毎晩、栄養チューブ(経管栄養)で栄養を補給しなければならず、昼間は専門のデイホスピタルに通っている。送り迎えはすべてリンダが担っている。一方、夫のチャールズは船長の仕事で家を空けることが多い。

そんな中、一家が暮らすモントークのアパートは天井が崩落して浸水し、住めなくなってしまう。リンダと娘は老朽化したモーテルへ避難する。そこで彼女は無愛想な受付係ダイアナと、管理人ジェイミーに出会う。

娘の栄養ポンプが発する音のせいでリンダは眠れず、寝不足の夜を過ごす。彼女は夜中に部屋を抜け出し、ワインを飲み、音楽を聴きながらジャンクフードを食べて気を紛らわせる。また、突然姿を消した業者のせいで修理が止まったままのアパートの様子を何度も見に行く。

仕事でも休まる暇はない。リンダの患者たちは皆問題を抱えており、中でもキャロラインという若い母親は、妄想や産後不安障害に苦しんでいる。リンダ自身も同業者のセラピストからカウンセリングを受けているが、仕事と私生活の境界を守れない彼女に、担当セラピストは次第にうんざりしていく。

そんな折、夫チャールズから電話が入るが、彼はリンダを気遣うどころか、「セラピストみたいに一日中座っていられるなら楽だろう」と皮肉を言い放つ。

さらに娘が通う病院では、家族療法への欠席が多いことを医師から叱責される。そして、「今週中に体重目標を達成できなければ、治療レベルを見直す」と告げられる。その「見直し」が具体的に何を意味するのかは説明されない。リンダは、自分が失敗するよう仕向けられていると感じる。そして、栄養チューブを外さない限り娘は自力で食べるようにはならないと思い込むようになるのだった。

  • ローズ・バーン
  • エイサップ・ロッキー
  • コナン・オブライエン
  • ダニエル・マクドナルド
  • アイビー・ウォルク
  • ダニエル・ゾルガードリ
  • デラニー・クイン

メアリー・ブロンスタイン監督による、サンダンス映画祭などで高評価を得た作品。夫が仕事で不在の中、摂食障害を抱える娘の面倒見ながらテンパる母親の様子をストレスフルに描いた、見る者をイライラさせるだけの映画。演技はいいし、リアリティーはあるけど、全く面白くなかったです。

てっきりホラーかスリラーかと思っていたんですが全くの別物で、ただただストレスで爆発寸前のワンオペお母さんを見るだけのお話です。かといってブラックコメディというほどのユーモアもないし、どういう趣旨と意図で描いているのかが伝わってきませんでした。

簡単にいうと、娘の介護に疲れ、仕事に疲弊し、母親として燃え尽きているお母さんが、なにをしようとしても、なにもかもがうまく行かない状況を次から次へと見せていくだけです。なんならコンビニでワイン一本買うのですら上手く行かないみたいな。

そうした理不尽な日々に追われながら「なんでなんでもかんでも私がやらないといけないの。なんでこんな目に私が遭わなくちゃならないのよ」と叫ぼうとするヒロインに感情移入ができるとしたらまあ女性になるでしょうね。なんかね、終始フェミニスト臭がプンプンするんですよ。

ヒロインのリンダは、セラピストなんですが、自分自身ほかのセラピストのカウンセリングを受けています。その設定にしても実際アメリカではあるあるだし、ほかの映画でも何度も使われているネタですよね。

舞台は、病院、モーテル、アパート、カウンセリングルームに限定されていて絵的にもつまらないんですよ。

娘の病気、夫の不在、深い闇を抱えた自分の患者たちの問題に板挟みになっているヒロインがにっちもさっちも行かなくなるのはいいんだけど、ストレスが限界に達した際にクライマックスとしてなにかオチや山場を用意してないとダメでしょう。それなのに結局なにもないからね。

アメリカだから銃を乱射するとか、患者に撃たれるとか、家族に不幸が訪れるとか、なにかあるのかと思ったけど悲劇のエンディングすらも避け、当たり障りのない、はっきりしないラストにしていました。

最近、こういう映画多いですよね。なにも語らないこと、なにも起こらないこと、答えを与えないことが芸術だみたいなやつ。それを解釈を視聴者に委ねたみたいな言い方されてもね。お前が何も描いてないだけだろって思うんですよ。勝負を避けた戦い方してるんだよね。

こんなこと言うと、いやこれは「母親は強くあるべき」という社会的期待への批判やメッセージなんだよ、とか言い出す奴がいそうで怖いです。だから天井の穴は、ヒロインが抱える不安を示した比喩で、「介護」「育児」「仕事」「夫の不在」が同時に押し寄せる状況をホラー映画のような圧迫感で描いているんだ、とか説明してきそうでうざいです。

ラストもなにも起こっていないようで、実は初めて母親が娘の顔を見た、娘を一人の人間として再び見つめ直すことができた瞬間なんだ、とか言うつもりなんでしょ? もういいから、そういうの。なんでこれが高い評価を受けてるのかほんと謎です。

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