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グレイ・ミッションはつまらない借金取り立て映画!

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スケールだけやたら大きくした借金取り立て物語。ストーリーの細部を詰めてないせいで、そこら中穴だらけで、大人が見る映画じゃないです。10点

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グレイ・ミッションのあらすじ

冷酷な債権回収専門の弁護士レイチェル・ワイルドは、資産運用会社スペンサー・ゴールドスタインをはじめとする富裕層や権力者のために、多額の債権を回収している。債務者が隠した資産を暴き、返済を迫るため、彼女はシドとブロンコという非合法な工作を得意とする腹心の工作員たちを利用している。

レイチェルの師であるブラクストンは、冷酷な大富豪マニー・サラザールが支配するスペイン領の島を訪れ、サラザールがスペンサー・ゴールドスタインに負う10億ドルの借金を清算しようとする。しかし、サラザールは警備責任者オルソンに命じてブラクストンを殺害する。レイチェルはスペンサー・ゴールドスタインの幹部ボビー・シーンと交渉し、自ら債権回収を引き受けることを決意。シドとブロンコを送り込み、妨害工作、買収、諜報活動を駆使してサラザールを追い詰めていく。

シドと協力者グッチはサラザールの建設事業を妨害し、数百万ドル規模の損害を与える。一方、ブロンコと部下のベイカーはサラザールの石油掘削施設を機能停止に追い込む。さらにブロンコはサラザールの顧問弁護士ウィリアム・ホロウィッツの事務所に盗聴器を仕掛け、シドもサラザールの不正資産を管理する金融業者ヴォルフガング・クローゼを盗聴する。レイチェルはサラザールのプライベートジェットとヨットを差し押さえさせ、彼を激怒させて島での直接対決へと持ち込む。

シドとブロンコはグッチ、ベイカー、逃走ドライバーのモレノ、パイロットのダンを招集し、島への潜入作戦を開始。サラザールの私兵同然の警察部隊に対抗するため、武器と車両を大量に調達し、レイチェル救出のための複数の脱出計画を準備する。シドは警察署の内部を偵察するため、自ら一時的に逮捕される。

レイチェルはサラザールと交渉するが、彼は4億ドルしか返済しないと言い張り、彼女の暗殺を命じる。しかしシドとブロンコたちが駆けつけ、サラザールの部下14人を射殺してレイチェルを救出。この暗殺未遂を逆手に取り、レイチェルは裁判で優位に立ち、工作員たちの諜報活動も相まってサラザールの資産は次々と差し押さえられていく。最終的にサラザールは10億ドル全額の返済を受け入れ、口封じのためオルソンにホロウィッツを殺害させる。レイチェルはその結果をボビーに報告し、スペンサー・ゴールドスタインは成功を祝福する。しかしその3か月後、レイチェルはサラザールに誘拐されてしまうのだった。

グレイ・ミッションのキャスト

  • ヘンリー・カビル
  • ジェイク・ギレンホール
  • エイザ・ゴンザレス
  • ロザムンド・パイク
  • カルロス・バルデム
  • フィッシャー・スティーブンス
  • クリストファー・ヒビュ

グレイ・ミッションの感想と評価

「スナッチ」「コードネーム U.N.C.L.E.」「ジェントルメン」「アラジン」などで知られるガイ・リッチーが監督・脚本を手がけた、マフィアVS債権回収屋の争いを描いたアクションスリラー。有名俳優は出ているものの、演技、脚本、映像など全体的にB級寄りの仕上がりになっている作品です。

警察をも支配している大物マフィアから10億ドルの借金を取り立てる債権回収屋グループの話で、テーマはいいものの、それに見合ったエピソードを用意できておらず、2時間のほとんどが作戦会議みたいな「ゴジラ」「シン・ゴジラ」を彷彿とさせる余計なディスカッションが続くだけでアクションは少ないし、見どころがほとんどないです。

お得意のブラックユーモアも冴えていなければ、テンポの良い会話もなし。どんな映画にしたいのか制作側の意図が分かりませんでした。

借金の取り立て方は、暴力で脅すのではなく、マフィアが手掛けている事業を妨害して損害を出させ、「借金を返済したほうが安く済む」と思わせることで交渉の席に着くというものです。それも決して悪くはないんだけど、10億ドル取り立てるために世界中を飛び回って5億ドルぐらい使ってんじゃないのかというほど大がかりなことしていて笑えます。

主人公は、レイチェル、シド、ブロンコの3人なんだけど、3人ともに役割がはっきりしません。レイチェルは凄腕弁護士なのに裁判で争ったり、法律を駆使している姿をほとんど見せません。そのくせ散々グレーというかブラックなことしておいて、最後は結局警察を頼りにするっていうのがコントでした。

シドとブロンコの二人はキャラ分けがちゃんとされていない印象を受けました。凄腕工作員という触れ込みなのに、どちらも何でも屋みたいな感じで、最終的にはただのレイチェルの寡黙なボディーガードに成り下がっていましたね。

特にブロンコ扮するジェイク・ギレンホールを無駄遣いしている感じがして、演技派俳優にまともに演技させてないみたいなダメダメ演出とキャスティングでした。

マフィアのサラザールはパブロ・エスコバルをモデルにしてるのかヒスパニック系にしています。とはいえゴリゴリの麻薬ビジネスをしているわけでもなく、石油事業、建設事業といったまともな事業をしていて、どこがどう犯罪組織のボスなのかもよく分かりませんでした。警備・警察組織を私兵にしたり、借金返したくないときは殺しをするみたいなんだけど、ほかのことはいたって普通の事業家っぽくて、もっと裏の顔を見せてくれないとノレないんですよね。「犯罪帝国」と呼ぶ根拠となる違法ビジネスがなんなのか具体的に描かないとダメでしょ。

アクションが終盤に偏っているのも問題です。序盤、中盤は工作活動、終盤はほぼアクションのみで構成されているため、終盤にたどり着く前に眠くなって視聴意欲がすっかりなくなっていました。もうどうでもいいやってなるんですよ。

ラストのオチも、そんな馬鹿な的なオチになっていて、実は誰々がグルでしたみたいな感じで終わっていきます。もう全く辻褄が合わなくて、後付け感がすごかったです。ガイ・リッチーの映画って面白いと思ったことほとんどないんだけど、やたら過大評価されてますよね。よくもまあこんなテキトウに映画作れるよなあ。

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