女神は二度微笑むはダメなインド映画!ネタバレと感想

この記事は 約3 分で読めます。

kahaan

スジョイ・ゴーシュ監督によるアメリカナイズされまくったインド映画。ハラハラドキドキ一切なしのサスペンスです。34点(100点満点)

女神は二度微笑むのあらすじ

イギリス・ロンドンに暮らすヴィディヤ(ヴィディヤ・バラン)は、インドへ行ったまま行方不明となった夫のアルナブを捜すためにコルカタにやって来る。しかし、宿泊先や勤務先にアルナブがいた痕跡はなく、やがてアルナブに非常によく似た男が国家情報局に追われていることが判明。ヴィディヤは危険を冒してでも、アルナブの行方を捜そうとするが……。

シネマトゥディより

女神は二度微笑むの感想

ただただハリウッドのノリを真似ただけのインドのサスペンスドラマ。妊婦が出張先で行方不明になった夫を探すためにイギリスからインドに渡り、自ら捜査をしていく犯人探しもので、ラストにちょっとしたオチがあるだけのずるずるな一本です。

インド映画は一定の興行収入が見込めるのか、最近日本でも度々公開されていますね。なんかスペインのホラー映画の枠と同じような臭いがします。

毎回同じ客しか見てないんじゃないのかというような同じ路線を行く典型的なアメリカナイズされたインド映画ばかりがチョイスされて、日本で放映されている感がありますね。おそらく放映権がずっと安いんだと思います。10ルピーぐらいだったりして。

さて、この10ルピー映画ですが、テロ犯罪、スパイ、諜報員、謎の美女ヒロインといったハリウッドのスパイアクションのような材料をふんだんに使っています。

インド映画特有の歌って踊ってというのはありませんでした。それだけが救いです。行方不明になった夫を探して妻があちこち街を歩き回るのですが、延々とたらい回しにされるだけで、見ていてイライラしてきます。

散々歩き回っても、結局視聴者にはなんのヒントや証拠も伝わらないような表現をしていて、犯人や謎を予想しようがなく、とにかく最後まで見るしかない、という作りになっています。

一番笑えたのが妊婦の妻を気遣って地元の若い警官が一日中彼女に付きっ切りで車や徒歩で町中を周り、捜査していく下りです。お前、他に仕事ないのかよ、と言いたくなるほど、二人三脚で行動するのです。

インドでは警官が「じゃあ、犯人一緒に捜しましょう、その辺にいるかもしれないから」とか言いながら、個人的に通報者と犯人探ししてくれるんでしょうか。そうだとしたら結構優しいシステムですよね。

そういえば最近、インドで日本人女性が長い間拉致されて複数の男性から暴行を受けていた事件がありましたね。インドからのニュースといえばレイプ事件のことばかりが報道され、かなり国のイメージが低迷している時期でもありますね。

こんなときこそ実際に起きている社会問題を映画に取り上げるべきで、こんなリアリティーのない映画を作っている場合じゃないと思います。ここまで頻繁に外国人女性に対するレイプ事件が頻繁に起こると、インド映画の中にレイプのシーンがないのが逆に気持ち悪いぐらいです。

そういえばインド映画でインド人の暴力性や野蛮性をリアルに描いたものって見たことがないですね。

これからも彼らは歌って踊って、貧しいけれど心優しく幸せな人々の映画を作っていくのでしょうか。アメリカも映画を通じてちょくちょく国民を洗脳しようとしていますが、インド映画からも同じような気配を感じますね。

コメント

  1. より:

    どうも、はじめまして。

    インド映画のレイプ描写に関してですが…、
    一応、インド映画にも『女盗賊プーラン』などレイプ描写がある作品もあります。
    https://en.m.wikipedia.org/wiki/Category:Films_about_rape_in_India
    ただ、その様な作品は内容が内容なので、あまり表で堂々と公開する事は難しそうです…、海外展開はもっと難しいかと…。

    インド映画を多く上映しているパキスタンでも、あの陽気な『パッドマン』ですら内容に問題があるとして上映禁止になった程ですし…。
    (過激描写うんぬんとは関係なく、パキスタンではインド映画全般を規制する動きもあったとパッドマン公開前に報道されてはいましたが…。)

    インドでは中央映画認証委員会をはじめとした様々な組織が常に目を光らせていて、
    映画の内容に反対する一部の過激な団体が撮影現場に押し入ってセットや機材を壊しまくったり(『パドマーワト 女神の誕生』)、
    上映禁止にしなきゃ自殺するぞと脅す人が出てきたり(『女盗賊プーラン』)、
    一部の州が上映禁止にしろと訴えて裁判沙汰にしたり(『パドマーバト(原題) / Padmaavat』)、
    主人公がガンジー様に似ているという理由で一部の州で上映禁止にされたり(『Bhakta Vidur』)
    …色々と表現する上での問題がありますね…。

    私は基本的にミュージカル好きなのでインドの陽気な王道ミュージカルものもかなり好んで気分良く見ていますが、肌の色の問題など確かにインドの映画界は色んな問題を抱えているとも思います。

    ちなみに、差し出がましいこととは思いますが、もし仮にキューバの『NADIE』を見る機会がありましたら、映画男さんの感想が読んでみたいです。
    私には海外旅行の経験すら一切無いので海外で様々な経験をしている映画男さんの感想はいつも興味深く読ませて頂いております。

    長文失礼しました。

    • 映画男映画男 より:

      インド映画問題だらけですね。

      「Nadie」については日本公開されてないようなので、ほかの読者さんが視聴できる映画ではないので、申し訳ございませんが、リクエストにお応えできません。リクエスト対象作品はこちらで説明しています。
      https://www.tadamonkugaiitakute.com/contact

  2. より:

    丁寧にお返事いただけて嬉しいです!ありがとうございます!
    今度またリクエストする事があったら気を付けます。