大男の秘め事(原題 Gigante)


74点(100点満点)

ストーリー

巨漢のハラはスーパーで夜間ガードマンの仕事をしている。大柄な外見に似合わず、気が小さいハラは、ある日、同じ店で清掃係をしているフリアに密かな恋心 を抱く。監視カメラ越しにフリアの姿を追いかけ、日に日にフリアへの思いを募らせるハラは、彼女に近づくために、ある行動に出る。

(ラテンビート映画祭オフィシャルサイトより)

感想
2009年ベルリン映画祭銀熊賞受賞作品で今年のラテンビート映画祭の上映作品。誰も死なず、誰も傷つかない、心温まるほのぼの映画。大男だけど小心者という主人公のギャップが可愛らしく、ドジで鈍くさいけれどとにかく一途な彼の行動にどんどん引き込まれ、ときには笑って、ときには惚れ惚れし、見終わった後に大きな幸福感に包まれた。

陽気でお喋りな、いわゆるラテン系の人々の中において、寡黙で、根暗なキャラクターを浮かび上がらせるとはなんてニクイ演出でしょうか。セリフにも無駄がなく、とにかくじーと見て楽しませる手法に拍手したくなりました。過激な暴力シーンもSEXシーンもなしでここまで面白い映画を作るのはすごいです。

ウルグアイ映画というと「ウィスキー」を思い出しますが、「ウィスキー」もこの映画も過剰演出一切なし、特別な美男美女も起用せず、ありきたりのストーリーで勝負する点などで多くの共通点を感じました。二つともウルグアイに行ってみたいなあ、と思わせる魔力を持った映画です。

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