2017/10/23

エリックを探して(原題 Looking for Eric)


中年のおやじのせつない恋と家族の絆を描いた物語。主人公の熱演はもちろん、サッカー選手のエリック・カントナの好演も見ごたえ十分で、心温まるシーン、笑えるシーンが多数用意されているちょっといい映画。62点(100点満点)

エリックを探してのあらすじ

マンチェスターの郵便配達員エリック(スティーヴ・イヴェッツ)が、サッカー選手のエリック・カントナのポスターに語り掛けると、部屋の中にカントナ本人 (エリック・カントナ)が出現。最初の妻、リリー(ステファニー・ビショップ)への思いを断ち切れないエリックに、カントナはアドバイスを送る。それからも、カントナはたびたびエリックの前に現れるようになり……。

シネマトゥデイより

エリックを探しての感想

イギリス発リアリティーがあるコメディードラマ。この手のイギリス映画はアメリカ映画と違って全体的に大げさな演出がなく苦笑せずにはいられない、というのがなくて嬉しいです。

なによりストーリーや出演者の大部分がとても日常的な感じがして、知り合いの物語を聞かされているかのような気持ちで鑑賞できました。

カントナはサッカー選手を辞めてかなりの月日が経ちますが、しぶくてかっこいい親父になりましたねえ。

現役時代は、悪い男のイメージが強かったのに対し、この映画の中ではダンディーで優しい大人の男の雰囲気がぷんぷんしていました。

郵便局員のエリックが、現役時代長期間出場停止になったときにお前はなにをしていたんだ、どうやって立ち直ったんだ、とカントナに聞くシーンがありました

。カントナは、「そのときにトランペットを覚えたんだ」と答えます。もしあの下りが本当だったらなんて優雅な男なんでしょうか。

出場停止が解けるまで必死で練習することもできる。しかしあえてそうせずに、その空いた時間で新しい趣味に挑戦する、なんてことはよほど心にゆとりのある、自信のある男じゃないとまずできないでしょう。

この映画の主役は郵便局員のエリックなんですが、完全にカントナにいいところを持っていかれてます。女だったら惚れちゃうんじゃないですかねえ。

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