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her/世界でひとつの彼女(原題:HER)

この記事は 約4 分で読めます。

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寂しい男がパソコンのOS(オペレーションシステム)に恋する、サブサブSF恋愛ドラマ。実態のないバーチャルな相手に恋をしてしまう男の行動と会話が恥ずかしく、他人のテレフォンセックスを2時間聞かされるに値する代物。10点(100点満点)

her/世界でひとつの彼女のあらすじ

近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。

長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。次第にセオドアは声だけで実態のない彼女の魅力のとりこになり……。

Yahoo映画より

her/世界でひとつの彼女の感想

「かいじゅうたちのいるところ」、「アダプテーション」のスパイク・ジョーンズ監督によるボソボソ擬似恋愛ドラマ。

これはきついです。恥ずかしいし、寒いし、痛い映画です。OSに恋をするというのはつまりWindowsに恋をするようなものです。

近未来のOSは人口知能がついているので普通にパソコンと会話ができるらしく、またOSサマンサはユーモアもあれば、機転も効き、思いやりもある普通の人間の会話ができるため、毎日話しているうちに惚れてしまう、というくだらない物語です。

マイクを通じて男とOSサマンサのボソボソイチャイチャトークが物語の大部分を占めますが、それに耐えられない人は見ないほうが身のためです。

途中二人は興奮しだしてバーチャルなセックスをしたり、恋人になり疑似デートしたりして、近未来交際を試みます。

これについても別になんら新しいことはありません。この手の映画は昔からいくつも撮られてきました。疑似恋愛ということでいえば、「マネキン」を始め、「ラースとその恋人」、「空気人形」なども同じ種類といえるでしょう。どれも主人公が妄想の中で作りあげた恋人との関係を滑稽に描いていて、この映画も設定が未来になっただけで、要点は変わりませんでした。

10数年前にインターネット上でチャット機能が登場しだした頃はチャットを使ってスケベな会話をするのが流行りましたが、今はどうなったんでしょうか。

それ以前にはテレクラなどでテレフォンセックスをする顔の見えない相手との交流の形がありました。

しかしそのどれをとっても受話器の向こう側、パソコンの向こう側には生身の人間がいる、という現実があるから興奮や喜びがあるわけで、あわよくば会えるんじゃないだろうか、という一寸の希望が欲望をさらに刺激するのです。

その点、この映画のように相手がOSだったら初めから機械であることが分かってるんだからどこにもドキドキなんかありゃしないのです。

昔、チャットである女性と知り合ったことがあります。当時僕はアメリカに住んでいたのですが、彼女はカナダ人でカナダに住んでいて、チャットで話しているうちにお互いにある種の感情が湧き起るのを抑えきれず、実際に会うことになりました。

飛行機でカナダからLAの空港までやって来た彼女を僕は迎えに行きました。下手すると相手は身長180cm、体重120kgの巨漢だったりするリスクもあります。

写真を交換することもできたのですが、あえてそれはせず僕はもうどんな女の子が来てもやってやろうじゃないの、という意気込みでした。

実際に現れた女の子はぽっちゃりした、背の低い、可愛らしい顔をした白人の子でした。空港から僕の家に向かう道中、チャットで散々話したとはいえ、会ったばかりの子を自分の家に連れて行くなんて、まるで誘拐でもしているかのような背徳感に襲われました。

同時にそのときの興奮といったら普通の出会いの比じゃありません。まるでそう約束されていたようにその日の晩にセックスをしました。ベッドでまったりしているときに、飛行機代は僕が払うことになっていたので忘れないうちに封筒を渡したら、「このタイミングでお金渡さないでよ」と怒られた記憶があります。

コメント

  1. 丸刈りーた より:

    「her/世界でひとつの彼女」はアカデミー賞脚本賞を受賞されましたよね

    殆どの大手の新聞や週刊誌の映画評が大絶賛されたので、気になりますね(^^)

    • 映画男 映画男 より:

      丸刈りーたさん

      なぜこれが脚本賞なのか疑問に思います。むしろ一番ダメだったのがセリフだったので。

      • 丸刈りーた より:

        >なぜこれが脚本賞なのか疑問に思います。

        多分、審査員の好みだと思います。

        でも、監督が「マルコビッチの穴」のスパイク・ジョーンズだから、気になる映画ですね(*^-^*)

  2. サイレン より:

    her観ました。
    この映画はマイ・ベスト・ラブストーリーのトップテン入りを果たすほど好きになりましたのでこの評価は正直悲しいです。

    • 映画男 映画男 より:

      サイレンさん

      コメントありがとうございます。あくまでも男性目線、そして僕の目線ですので、お気になさらないでください。

      • サイレン より:

        この映画はむしろ男性向けだと思うけどね。
        あと、おすすめしてる「9songs」あれはラブ・ストーリーというよりAVだと思う。
        人にAVをお勧める勇気は僕にはないな~。

  3. ななっしー より:

    恋愛に類する行為はエロゲや動画で全て間に合うとか、現実の女性なぞ乳尻局部以外最初から要らんという草食系だか絶食系だかも着実に増えているので、そういった人種にとってはむしろ親しみやすい世界なのだという認識も多少欲しかった気がします。
    Windowに恋してドキドキする奴はおりませんが、エロゲとかアニメとか映画のキャラに恋してドキドキしとる輩は現実に存在しますしかも大量に。

    • 映画男 映画男 より:

      WINDOWSはもちろん、アニメのキャラに恋する人の気持ちも僕にはわかりません。