2016/08/25

ビューティフル(原題 Biutiful)

バベル」のアレハンドロ・イニャリトゥ監督による最新作。今まで数々の名作を生んだ同監督からすれば、失敗作といっていい、いまひとつの映画。41点(100点満点)

ストーリー

スペインの裏社会で生計を立てるウクスバル(ハビエル・バルデム)は、あらゆる闇取引に手を染めながらも、愛する2人の子どもと情緒不安定の妻を支えて暮らしていた。ある日、自分が末期がんであることを知ったウクスバルは、やがて訪れる死の恐怖と闘いながらも、家族との愛を取り戻すために新たな決断を下すのだが……。

(Yahoo映画より)

文句
普段はテンポが良く、視聴者に決して休む暇を与えないような緊張感のある映画を作る監督なのに今回はそれが欠けていました。2010年に公開されたにも関わらず今の今まで世界でほとんど話題になっていないのが映画市場の正直なこの映画に対する評価ではないでしょうか。

決して見られない映画ではないけれど、スタートから1時間が見所が少なくてだるい。決してつまらない映画ではないけれど興奮がない。いつもは流れるような群像劇を見せてくれるのに、今回は主役のハビエル・バルデム一人任せといった印象が強く、無理したなあといった感じでした。

あるいは途中途中にドキっとするようなセックスシーンがなかったことが原因かもしれません。倉庫で寝泊りさせられていた中国人の集団が乱交してもよかったし、ウクスバルとアフリカ人の女が恋仲になっても面白かったでしょう。

ウクスバルはアウトローな仕事ばかりしているわりに偽善的で、ただの「いい人」だった、というのが魅力に欠けました。貧しいけど家族思いで、だらしない妻にも寛容的で絵に描いたような優しい男なんて映画の中で見せられてもしょうがないから。

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