31年目の夫婦げんか (原題: HOPE SPRINGS)

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64(100点満点)

ストーリー

変わり映えのない毎日を送る結婚31年目の夫婦、ケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)。これまでの夫婦の生活を改めたいと考えていたケイは、フェルド医師(スティーヴ・カレル)のカップル集中カウンセリングを知り、夫に知らせずに予約を入れる。セラピー参加に反対していた夫を連れ、二人はメーン州のフェルドのもとを訪れた。そして、カウンセリングがスタートしたものの……。

シネマトゥディより

文句
関係の冷めきった熟年夫婦が愛を取り戻すために奮闘する恋愛ドラマ。別の部屋で寝て、ほとんど会話もなく、ただ時間が過ぎていくことを嫌う妻とそれでよしとする夫が夫婦のカウンセリングに参加し、カウンセラーの助言を聞きながら関係を改善していこうとする典型的なアメリカンストーリーに加え、夫婦関係が冷めているのはボディータッチ、つまりは性交渉がないからだと決めつける発想が薄っぺらく、アメリカ人のスカスカな頭がよーく覗ける映画。

夫婦の映画でリアリティーがあって、深みがあるのは、「別離」ですかね。それに対し、この「31年目の夫婦げんか」はリアリティーはほとんどないですが、メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの演技が上手く、ちょっと笑えて十分に見られる内容に仕上がっていて、彼ら二人の力に助けられた映画といえるでしょう。ただ、夫婦の問題を掘り下げ行く過程が浅いのなんのって。30年以上連れ添ってきた老夫婦が最近キスしてないから愛がないとか高校生みたいなことをぬかしてるのがいけません。もちろん体の触れあいは重要で、夫婦間の性交渉も良好な関係を築くうえで欠かせないでしょう。ただ、それだけが原因ってなっちゃうと、やれたら、それでいいのかよ、って突っ込みたくなりますね。なぜ別々の部屋で寝るようになって、触れ合いがなくなったかについて触れてるんですが、二人の深い問題と心理にまで話が到達してないのがアメリカ人ってやっぱりアホだなと思わせる要素でした。

また、妻のケイのほうがやりたくてしかたないんだけど、その一方でオーラルセックスに嫌悪を抱くほどとんでもない奥手で、つまるところ男を満足させられないダメ女なくせに、現状に不満だけは人一倍感じている、それはきっと相手のせいにきまってるわ、という絵に描いたようなアメリカの自己中心的な女でしたね。私がいけないのかも、とはこれっぽちも思わないからね。ただそんなケイもアホではあるけど、それほど性格が悪いわけではなく、旦那もそれは同じで二人ともコミュニケーションはちゃんと取れるし、僕には普通に幸せな夫婦にしか見えませんでした。別にあの年齢で一緒に寝ていなくても、会話が少なくても、体の触れ合いがなくても一緒にいるんだったらいいじゃん。今のままで何が悪いんだよ。

僕がカウンセラーだったら、まず二人に食生活を変えろっていいますね。朝から目玉焼き2つにベーコンって。夕飯にスプライトって。そんなもの毎日口にしてたらそりゃあ会話だって弾まないよ。本当だったらケイはカウンセリングに行くんじゃなくて、料理学校に行くべきなんです。そしてそのあとはセックスの学校にでも入学したほうがいいでしょう。料理が下手な女は8割方セックスも下手だからね。あっ、この映画見てたら、こっちまでついつい決めつけたくなっちゃった。

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