THE CROSSING香港と大陸をまたぐ少女は地味で退屈!感想

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特に見所がなく、地味でつまらない中国映画。ただの犯罪者であるヒロインを可愛く無邪気に描いているのがちょっと腹立ちます。35点

THE CROSSING香港と大陸をまたぐ少女のあらすじ

映画『THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~』予告編

母親と二人暮らしの女子高生ペイは毎日、深センから香港の高校に通っている。ペイは日本に行くことを夢見て、親友のジョーと一緒にお金を貯めていた。

学校でスマホケースを売ったり、香港のレストランでバイトをしたりしながら、なんとか小銭を集めていたが、なかなか旅費を賄うまでにはいかなかった。

そんなある日、ペイはひょんなことからジョーの彼氏の紹介でスマホを香港から大陸に密輸しているグループの仕事を手伝うことになる。

父親が香港出身ということもあり、香港のIDを持っているペイは運び屋として最適だった。ところが密輸をしてお金を稼いでいるうちに、ペイは犯罪グループと関係が切れなくなり、次第に大きなトラブルに巻き込まれていく。

THE CROSSING香港と大陸をまたぐ少女のキャスト

  • ホアン・ヤオ
  • スン・ヤン
  • カーマン・トン
  • ニー・ホンジエ
  • リウ・カイチー
  • エレーナ・コン
  • チアオ・カン

THE CROSSING香港と大陸をまたぐ少女の感想と評価

バイ・シュエ監督による中国発青春犯罪ドラマ。中国大陸と香港を股にかけた密輸組織の仕事に手をだしてしまった女子高生の末路を描いた物語です。

単純明快なストーリーと美男美女で固めたキャスト、そして綺麗な映像とポップな音楽で大衆向けの映画には仕上がっています。

しかし犯罪ドラマにしては怖さや緊張感に欠け、また青春ドラマにしては美しさと若さに欠ける出来になっていました。

基本、暴力もセックスもないのでビジュアル的なインパクトはまずないです。また、それぞれのキャラクターに人間味が感じられず、感情移入するのがかなり難しいです。

もしかしたら中国では実際そうなのかもしれないけど、登場人物がもれなく四六時中お金のことしか考えていないのがつまらないですね。

特にまだ16歳のヒロインとその周辺の人たちがオシャレとか恋愛とかスポーツとかよりも金のほうが優先順位が高いっていうのがねぇ、若者らしくないし、友情や愛情や夢や希望といった要素がほとんど見えてこないのが寂しいですね。

漠然と日本に憧れを抱き、日本に行ってみたいと夢を描くのは中国人の若者あるあるなんでしょうか。それにしても香港でバイトできるなら日本旅行の費用ぐらい、やばい仕事に手を染めなくてもすぐ貯められそうなもんだけどね。日本なんて世界的に見ても物価安いんだから。

もうちょっと恋愛なら恋愛。犯罪なら犯罪の部分を深く描いて行けばいいのにどちらも中途半端でした。

恋愛はヒロインと親友の彼氏がちょっと仲良くなる程度で特にボディータッチもなければキスもしません。それどころかキスしそうになったかと思ったら「あ、蚊に刺された」とか言って途中で止めるなど昭和の演出が邪魔をしてきます。

検閲のため性的な描写ができないのからなのか、スマホをテープで体に巻き付けるのをセクシーに映すのが精一杯で、男女の関係がほぼほぼご想像におまかせしますみたいなことになっていて全く面白くなかったです。

また、犯罪組織も運び屋一人に付きスマホを数台運ばせる程度のちんけなグループだったし、みんなちゃんと食べていけるのかなぁ、と見ているこっちが心配になってくるほどでした。

唯一、気味が悪かったシーンはヒロインがiPhoneのスクリーンを店で修理しようとしたら密輸ブローカーみたいなチンピラが群がって来て、ヒロインの後を付けてなんとかそのiPhoneを横取りしようとする下りですかね。iPhoneって中国でそんなに価値があるんですか? どうせならああいう気持ち悪いエピソードをもっとぶち込めばよかったんですけどね。

いずれにしてもスケールの小さな密輸グループのお話なので、治安の悪い国のギャング&マフィア映画なんかと比べてしまうと、命がけの仕事といった感じからは程遠く、やっぱりちょっといけないバイトぐらいの印象しか与えなかったです。

実際、スマホ数台の密輸で捕まったらどれくらいの処罰になるんですかね。スマホの密輸なんて日常茶飯事だろうから大したことないんでしょうか。

これで一人ぐらいまともなモラルを持つ登場人物が出てくればまだ救いがあったんだろうけど、ヒロインも含めてみんな家族も友情もクソ食らえみたいな感じだから、人情味の欠片もないですよねぇ。

そのくせ終始どこかヒロインを正当化しているような、美化しているようなところがあって嫌悪感すら覚えてきます。もしかすると中国人が見たら、香港と大陸を行き来するヒロインの心境というのが分かるんでしょうか。僕には全く分かりませんでしたが。

ラストでちょっと母親との仲良しな姿を見せておけばハッピーエンドみたいな演出は勘弁してもらいたいです。二人とも全然、仲良くなかったじゃん。最後の最後で急に家族愛に目覚めてもね。

コメント

  1. きのこ食べすぎ より:

    何か予告見た時に感じた通りのレビューでした。
    この映画、何故か日本だとシネコンで上映しているんですよね。
    ミニシアターでやってもあんま客入りそうもないのに、不思議です。

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