デッドガール(原題 DEADGIRL)

deadgirl

13点(100点満点)

ストーリー

高校生のリッキー(シャイロー・フェルナンデス)は、憧れの女の子との会話もままならず、もんもんとした日々を送っていた。ある日、彼は悪友のJT(ノア・セガン)に誘われひそかに入り込んだ廃れた病院の地下で、ビニール袋に包まれ拘束された裸の女性(ジェニー・スペイン)を発見する。死体に見えた彼女は実は生きていたが、リッキーがひるむ一方、興味を示したJTは女に襲い掛かり……。

シネマトゥディより

文句
セルビアン・フィルム」を彷彿させる、ただただ発想が気持ち悪いだけのホラー。銃で撃っても決して死なない、鎖につながれたバンパイアのような女を高校生たちが次々と犯していく、という最低のシナリオで、絶対に家族と一緒に見ちゃいけない一本。

人間は誰しも異常性を秘めていて、時と場合によっては信じられない残虐で卑劣な行為に出ることもあるでしょう。しかし程度の低いホラーは人間が徐々に狂気に陥っていく状況も過程も上手く描けないためか、さっきまで普通だった高校生が、次のシーンでは”死体”の女を死姦するといった行動に出たり、人格の破綻が極端すぎて辻褄が合わないのです。

大抵のホラー映画は加害者と被害者といったように善悪がはっきりしていますが、この映画のすごいところは一人か二人を除いたほぼ登場人物全員が加害者で、まともな思考を持った人間がいない点です。それもみんなが普通に学校生活を送っている高校生で、あまりのいい加減な舞台設定に笑えてきます。

この映画は2008年にアメリカで製作されたそうです。特にアメリカで興行成績が良かったわけでもなく、話題になったわけでもないのになぜ今頃これを日本で公開するのでしょうか。日本では小説でもミステリーやホラーが一番売れ易いらしく、おそらく映画も同じなんだと思います。古くなった数年前の海外のホラーを安く買い取り、小さな映画館で上映すれば、配給会社はそこそこお金になるのでしょう。質が悪くても、安いからついつい買ってしまう、っていうのがその会社のポリシーだとしたら悲しいですね。きっとこの映画を買い付けた社員の家の家電はすべてAiwa、もしくは中国製のはずです。

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コメント

  1. 映画ファン より:

    「誰もが持つ狂気」の表現がこの映画の狙いです。
    映画は作りものです、役者の演技、カメラワーク、脚本の構成がどのような形であれ、感情を確かに揺さぶったのです。
    ブログに記すほど感情を喚起した訳ですがそれはある種の共感を抱いてしまった事に対する、強い否定の意思の表れでしょう、もしも見る価値のゼロに等しいZ級映画であれば途中で寝てしまうなり、なにか他の事をしてしまうでしょう。
    芸術は快のみによって成り立つものではありません、感情に起伏を起こすものが芸術です、ピカソ、モディリアーニ、現代アートも叱り、意味のない芸術など存在しません。

  2. より:

    吐き気する程最低な映画。こんなの作る奴がいるから犯罪が増えるし被害者が増えるんだ。