ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略はちょいエロ!感想

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ブラジルの風俗嬢がビジネスを学び、やがて組織的に風俗業を大きくしていく成り上がりストーリー。ちょいエロです。47点

ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略のあらすじ

【予告編】ちょっと異色な ”キャリ女ドラマ” 「ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略」シーズン1

31歳のコールガール、カリンはサービスが良さが評判で、男性客から大人気だった。彼女には男が求めていることが手に取るようにわかった。

ところがある時期から急に客足が途絶えてしまう。ドタキャンされることもしばしばだった。

カリンにはブッカーと呼ばれる仲介役がいるが、年齢のせいで彼がなかなか彼女に仕事を回してくれなくなった。

それならそうと、カリンはなんとか自分で客を探してくるほか道はなかった。それにはマーケティング戦略を駆使するのが一番だと考えた。

カリンは独自にマーケティングを勉強するようになり、友人のコールガール、ルナやマガリを誘ってビジネスを大きくしようと考える。

カリンは次々と奇抜なアイデアを風俗業に取り入れ、真剣にビジネスとして取り組んでいく。

ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略のキャスト

  • ラファエラ・マンデリ
  • ジュリアーナ・シャルシ
  • ミシェーリ・バチスタ
  • ギリェルミ・ウェベル
  • ガブリエル・ゴドイ

ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略の感想と評価

HBO制作のブラジル、サンパウロを舞台に3人の娼婦が繰り広げる戦略を描いた、ちょいエロビジネスドラマ。風俗嬢目線で風俗の裏側と実態をつづった物語です。

なにも考えずに美貌と若さで稼げていた風俗嬢が、ある日年齢的なピークを迎え、なかなか稼げなくなったときにもっとマジで仕事に取り組まないと生活できるなくなる、といった焦りを感じ、様々な戦略を駆使しながら売り上げの向上を目指す内容になっています。

色気とユーモアと娯楽性を織り交ぜていて、ちゃんと毎エピソードにセックスシーンを入れていたりと抜かりがないですね。少なくとも風俗嬢を主人公にしておいてヌードがない、といった期待外れなことはしていないわけです。

ただ、ものすごくエロいかどうかといったら不思議とそれほどじゃなく、セックスシーンにまでユーモアを含めちゃってるようなふしがあって、その点においては残念ですね。

以前、風俗でのし上がった女性を描いた「サンパウロ、世界で最も有名な娼婦」という映画がブラジルでは話題になりましたが、それもヌード満載なのにそんなにエロくなく、共通点が少なくなかったです。

一応エロティックなニーズには応えてはいるものの、主な見せ場はむしろ風俗業をビジネス観点で見つめるという点にあります。

つまりビジネス全般に興味がある男性向けのシリーズといっていいでしょう。あるいは男性客を相手にしているビジネスに関わっている女性が見ても面白いかもしれません。

株価が暴落している中、下落幅に合わせて風俗店の割引キャンペーンを打ったり、飛行機に搭乗できずに空港近くのホテルに泊まらなければならなくなった男性客をターゲットにしたり、など「なるほどなあ」と思わせる戦略が見れるのは興味深いです。

また、ヒロインが市場調査のためにファーカスグループのリサーチをして、既婚男性の風俗に対する本音を聞きだしたり、と色々面白いことをやっていて、風俗に行く男の心理もストレートに取り上げていました。

女性の前で言ったら怒られそうなことも男同士の間ではみんな言いたい放題言っていましたね。

やれ、風俗は浮気じゃないとか、やれ素人に手を出すほうがよっぽど高くつくとか、やれ風俗に行った方が結婚生活が円満になるとか。まあ、男なんてあんなもんです。

「不況のときこそ風俗業では儲けられる、人々は現実がつらくなればなるほどファンタジーを求めるから」というセリフは言い得て妙ですが、実際のところはどうなんでしょうかね。不況になったら当然風俗も不況になると思うんだけどなぁ。

いずれにしても不況を理由にただ我慢するだけで、なにも行動しない人々たちより、積極的に市場のニーズを探しに行ってそれを解決しようとするヒロインたちのほうがよっぽど優れたビジネスパーソンですね。尊敬するわ。

あそこまで顧客心理を理解できる力があったらほかの分野でもやっていけそうですけどね。

リアリティーはあったり、なかったりで、人々の偏見にさらされていく様子や男性客の心情はリアルな一方で、ルナが起業家の御曹司たちの財産を狙うためにわざわざ高額な経済講座を受ける、といった下りは嘘っぽいですね。

もちろん金持ちの男を捕まえて、さっさと引退したいと願う風俗嬢は少なくないでしょうが、自分も金持ちであることを装って、ハイソサエティに潜入するっていうスパイ染みたことまではなかなかできないでしょう。そもそもちょっと喋ったら絶対育ちの良さってばれるしね。御曹司たちがあんなガード低いとも思えないし。

サンパウロは景色が無機質なので絵にならない、という映像的なディスアドバンテージもありました。それが安っぽい、と映るかどうかのギリギリのラインを行っています。

HBO制作とはいえアメリカのドラマほどはお金をかけていないのが分かるし、数エピソードか頑張っても1シーズン見るのが限界じゃないでしょうか。間違っても何シーズンにもわたって見続けるものではないです。ブラジルではそこそこ人気あったみたいだけど。

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