2016/03/13

オー・パイオー(原題 Ó Paí Ó)


45点(100点満点)

ストーリー
サルヴァドールの中心街ペロウリーニョ地区は、カーニバルということもあって日夜お祭り騒ぎが続いていた。この時期には男も女もオカマもみんなどうやって時間を過ごそうかということで頭が一杯。誰もが欲望を発散させようとウズウズしている一大イベントの当日に、ペロウリーニョ地区の住人たちはそれぞれの結末を迎える。

文句
あっちで何かが起こっている間に、こっちではまた他の何かが起こっているというありがちな偶像劇。監督の技量が一番はっきりするのもこのタイプの映画で、失敗率もその分かなり高い。複数の人たちの小話を基にストーリーが進んでいくため緻密な計算と編集力、そしてストーリーの構成力が問われる。世界でもこの手法で映画を上手く作れる監督は数えるほどしかいない。この映画に関していえば、それぞれのエピソードが孤立しすぎてしまい、他のエピソードとそれほど絡んでいないため、ぐずぐず時間だけが過ぎていくようが印象を受ける。ラストの展開も見え見えで残念。

なんでもいいけど、ブラジルはもうこれ以上カーニバルの映画は撮らなくてもいいんじゃないですかねえ。どうせ撮るなら今までのとは違ったカーニバルの悲惨な現実を見せてもらいたいです。カーニバルの熱気に便乗して強盗、レイプ、人殺しをする男たちやあっちこっちで乱交して挙句の果てには妊娠している女たちの姿をぜひとも取り上げてもらいたい。派手な衣装を着て歌って踊るだけのお祭りなら浅草のカーニバルでも見られるのだから。
 
 

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