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裸の診察室は上質の官能映画!ネタバレと感想

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オランダ人監督Nanouk Leopoldによる官能ドラマ。上品で美人なドクターが醜い患者たちを片っぱしからアパートへと連れ込む、という安っぽいAVのような設定が、蓋を開けて見ると上質な官能映画になっています。77点(100点満点)

ストーリー

美人女医が男性患者を快楽へと導く官能ドラマ。夫と息子と3人で暮らす女医のシャルロッテは、密かに借りたアパートで男性患者とのSEXを繰り返していた。しかしある日、すべてが夫にバレてしまう。夫の説得で彼女は女医を辞め、夫婦生活を続けるが…。

(amazon.co.jpより)

文句
ただの官能映画で終わらせない深みのある大人の映画です。

シャルロッテはハンサムな夫と結婚し、かわいい息子にも恵まれています。にも関わらず毎日のように患者を秘密のアパートへと招き、セックスに没頭します。シャルロッテが選ぶ患者が禿げていたり、毛深かったり、太っていたり、ヨボヨボの老人だったりするのがこの映画のひとつのポイントになっていました。

彼女はただのゲテモノ好きなのか。それとも旦那にない何かを他の男に求めているのか。醜い男たちの体を不思議そうに、そして母性的な目で見つめるシャルロッテの眼差しが印象深かったです。あれは患者にある種の治療を施そうとしていたのでしょうか。それとも患者の身体のことをもっと知ろうとしていたのかもしれません。それにしてもエロいですねぇ。

話がこれだけだったらただのアバズレな女の情事ですが、ある日ふとしたときに以前ベッドを共にした患者の一人と外で再会してしまい、シャルロッテの精神が崩壊し、ストーリーが劇的に方向転換します。

夫に全てがバレ、職を失い、彼女は精神科のセラピーを受けることになります。夫もセラピーに参加し、つらそうに彼女の告白を聞きます。ここでもひとつ気になるシーンがありました。精神科医が「あなたは他の男に何を求めていたのですか」と聞き、シャルロッテは沈黙の後に「それは言わないほうがいいです。それを言ったら状況が悪化するだけなので」と涙を流しながら答えます。

あのシーンから彼女の深い葛藤と苦しみが伝わり、ただやりたかっただけの女ではないことが理解できるのです。 あの質問の答えは視聴者がそれぞれ考えていけばいいというような監督の意図も伺えました。

すごいのは、これだけ散々な目にあった夫が常に冷静に痛みも苦しみも怒りも胸の内に押しこみながらシャルロッテと接し、決して怒鳴ったり、感情的にならないことです。

僕だったら引っ叩いたり、怒鳴ったりしてるところですが、彼は歯を食いしばって感情と戦います。シャルロッテも同じく無表情で、感情をあまり外に出さない性格で、こういう夫婦もいるんだろうなあ、という思いにさせられる説得力のある演出でした。浮気したから即離婚、というのではなく、あくまでも一緒に問題を解決していこうといった姿勢が尊敬できましたね。

官能ドラマと書きましたが、強烈に官能的なのは序盤だけで、中盤からは深刻な夫婦のドラマになっていきます。そして終盤には男女間にできた大きな亀裂を埋めようと奮闘する夫婦の美しい姿を見せてもらいました。お見事。

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