2016/06/12

太陽


ロシア監督が撮った、終戦間近の日本を舞台にしたドキュメンタリータッチの映画で、雰囲気と緊張感と演技を味わう作品。75点(100点満点)

あらすじ
終戦直前の日本。アメリカ軍の手がすぐそこまで迫っている中、昭和天皇は防空壕に閉じこもり、朝食をとりながらラジオで戦況を聞く。日程に沿って会議や生物学研究をいつも通りこなしていると、ある日マッカーサーが天皇を訪ねに来る。そこで世界の歴史を動かす二人のやり取りが始まる。

文句
話は終始じれったいほどゆっくりゆっくりと進んでいきます。イッセイ緒方はずっとモノマネしっぱなしという感じだけど、あそこまで徹底してやってくれたら逆に気持ちがいいです。

いつも思うんですけど、なぜか外国人監督の方が日本人俳優の使い方が上手く、キャスティングも的確ですね。外国人はもともと日本の芸能界に対する知識が乏しいから「この女優は人気があるから採用する」といった偏見がないのがいいのでしょう。外国人が作った面白い日本映画を見ると、「日本の監督よ、ざまあみろ」と言いたくなります。

大真面目な映画なはずなのにいつの間にかコントみたいになるのがいいですね。一番良かったシーンはもちろんラブシーンです。といってもテーマがテーマなんで脱いだり、ケツを引っ叩いたりとかは全くないけれど、桃井かおり演じる皇后とイッセイ緒方演じる天皇のやり取りが愛情溢れていて、久しぶりに家に帰ってきた天皇が皇后にもたれかかって甘えるシーンが良かったですね。あれでいいんです。甘えたっていいんです。男はみんな甘えん坊なんだから。