それでも生きる子供たちへ(原題 All the Invisible Children)


65点(100点満点)

ストーリー
貧困、ドラッグ、戦争など絶望的な出来事に囲まれた日々の中、ただひたむきに今日を生きる少年少女たち。いかなる状況にあっても彼らは前向きに、そしてたくましく成長していく。たとえ自分たちが社会では“見えない存在”であっても。

 
文句
世界の巨匠が監督した7つのストーリーで構成されたオムニバス映画。トップバッターは、サンパウロでゴミ拾いをして日銭をかき集める兄妹の話で、とても演技とは思えない二人の自然なやり取りがいい。サンパウロはリオデジャネイロみたいに海がなく、きれいな景色もないので映画の舞台にはなりにくいけれど、この作品に関しては汚い街並みがストーリーと上手くかみ合っていた。

スパイク・リーが監督した麻薬中毒の親を持つ女の子の話とルワンダでゲリラ部隊に入隊させられる少年の話も衝撃的だった。ショートストーリーだけに無駄がなく、シンプルにそしてダイレクトに物語が伝わってくる。わざとらしいのはジョン・ウーが監督したストーリーだけで後はみんなそれぞれ味がある。

終始暗くて悲しいエピソードが続くので愉快なときに見たら気分を損なうし、不愉快なときに見たら余計に滅入ってくる作品。お金を払ってわざわざつらい思いをすることに何の得があるのか? 全くない。ただ、それでも見てよかったと思う。

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