モンゴル(原題 Mongol)


30点(100点満点)

ストーリー
部族の長イェスゲイの息子テムジンは幼い頃に父を殺され、逃亡生活を余儀なくされる。途中、投獄されるなど数々の苦渋を味わうが、それでもテムジンは友の助けを借りながらのし上がり、やがて多くの戦に勝ってモンゴル帝国を築きあげる。

文句
俳優の国籍をごちゃごちゃにしているキャスティングミスの典型作品。歴史上に名を残した偉大なモンゴル人の話なのに主人公が外国人(日本人)という設定にモンゴル人は文句を言わなかったのだろうか。「SAYURI」や「エビータ」でも同じような反則技が見られたけど、こんなふざけた反則技を使うのはてっきりハリウッド映画だけだと思っていたので残念でならない。「SAYURI」のときは中国人がかなり反発したし、「エビータ」でもアルゼンチン人が映画館のガラスを割ったりして怒っていたけど、こういう映画が世に出たらすかさずボイコットするべきだと思う。国籍をいい加減に扱うということはすなわち国家や文化や歴史をリスペクトしていないということ。テムジン役に浅野忠信を使ったのは間違いなくマーケティングのためだけで、それだったらこれからは興行のことだけを考えて日本人役でブラット・ピットとかエディー・マーフィーを使ったらいい。

もう一つ興醒めするのは俳優に外国語を話させている映画。俳優に外国語を喋らせて成り立つのは15秒のコマーシャルだけで、2時間の映画では絶対にやってはいけない。「WASABI」の広末涼子のようにたかだか数ヶ月語学留学しただけで、たいして喋れないくせに“ネイティブ”という設定になっている映画がよくあるけれど、あれはネイティブの人たちにとても失礼ですね。語学を舐めるな、と言いたい。これだけは断言できるけど、俳優に外国語を覚えさせるより、外国語を話せる一般人に演技を覚えさせるほうが絶対に簡単です。

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