2014/02/27

ラスベガスをぶっつぶせ(原題 21)


40点(100点満点)

ストーリー
ハーバード大学の医学部から進学許可を受けたベンの前に高額の学費という壁が立ちはだかる。頼みの綱である奨学金の門も狭く、可能性は限りなく低い。そんなある日、在学中のマサチューセッツ工科大学の教授に誘われて、ブラックジャックのチームに加わる。ここでベンはカードゲームの必勝法を学び、学費を稼ぐために仲間と共にラスベガスに乗り込む。

文句
娯楽映画として見る分には問題ないが、「実話の映画化」として見たらかなり危険な作品。映画でよくある「実話を基にした」、「実話をモチーフにした」、「実話からインスピレーションを受けた」などの謳い文句は、子供はもちろんのことアホな大人までをも「へええ、これって本当にあった話なんだぁ」と誤解させるから困る。実際に起こった話だろうが、誰かの体験談だろうが映画にした時点ですでに虚構なのである。それは本にしたって全く同じ。人に伝える間に必ず事実は脚色され、膨張する。本人にだって何がどうなったかを忠実に再現することなんてできないのに全くの赤の他人の監督ができるはずがない。特にこの映画の場合、映画の前に実話を基にした本があって、その本の内容を基に映画を撮影しているくせに、「実話の映画化」とダイレクトに言ってしまうのはおかしくないか? こういうときは「実話を基にした本を基にした映画」と言ってもらいたい。この映画のタチが悪いところは、実話、実話と宣伝しながら実際はチームのメンバーのほとんどがアジア人だったという事実を塗り替えて、出演者のほとんどを白人にしてしまったところにある。主人公のベンのモデルはジェフ・マーという人物だけど、彼もアジア系アメリカ人。それをなぜかイギリス人の俳優が演じていて、もうなにがなんだか分からなくなっている。

この映画は「Hulu」で視聴できます。(注意・Huluのプログラムが変更する場合もあります)

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