告発のとき(原題 In the Valley of Elah)

72点(100点満点)

ストーリー
イラクから帰国したばかりの息子が姿を消し、不審に思った父ハンクは息子の配属先である基地を訪ねる。ハンクが息子の行方を捜し回っていると、警察から息子が死体で発見されたのとの連絡が入る。事件の真相を探ろうと、女刑事エミリーと行動を共にするハンクは、やがて息子の死の裏に意外な事実が隠されていることを突き止める。

文句
イラクの帰還兵をテーマにした社会派ドラマ。戦争の異常さや兵士の精神状態をサスペンス仕立てに描き、視聴者を釘付けにする。ハンクを演じたトミーリー・ジョーンズが相変わらずしぶい。トミーリー・ジョーンズが出ている映画はいい映画が多く、出演する作品を厳選しているのが分かる。ブラッド・ピットが出ている作品は6割方ひどい代物だが、トミーリー・ジョーンズが出ているのは6割方見れる映画だと思っていい。ポール・ハギス監督はこの作品を撮ってやっとちゃんとした映画を作ったという感じ。前作の「クラッシュ」、前々作の「ミリオンダラー・ベイビー」はひどすぎた。

アメリカやアメリカ軍を美しく描写していないところが評価に値しますね。戦場に行った兵士たちを「ヒーロー」とも呼んでいない。それどころかアメリカ政府が隠したがるような、ドラッグ漬けになって精神を病んだ男たちを取り上げているところが面白い。どうやらこの監督は社会問題を扱うのが好きみたいだから、これからも皮肉たっぷりの現実路線でいって欲しいです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
70点台の映画ハリウッド映画
映画批評ブログ、ただ文句が言いたくて | レビュー|ランキング

コメント