パリ、恋人たちの2日間(原題 2 Days in Paris)


18点(100点満点)

ストーリー
イタリアを旅してきたばかりのマリオンとジャックは、マリオンの実家のあるパリを訪問する。ところがアメリカ人のジャックは、フランス語が分からないせいで会話についていけず、フラストレーションを覚える。そのうえマリオンの元彼が次々に現れ、嫉妬に悩まされることに。フランスに来てからというものあまりにも自由奔放に行動する彼女を、ジャックは徐々に不信に思うようになる。

文句
今年の自己満足映画ナンバーワン作品。ジュリー・デルピーはこの映画で監督、制作、脚本、主演、音楽、編集を務めた。つまり自分の思いのままにこの映画を作ったという点にまず注目してもらいたい。それにも関わらずジュリー・デルピーは主人公(自分自身)を美人で、セクシーで、話が面白く、芸術心のある、モテる女という設定にしている。この時点でかなり痛い。早い話が自分大好き女である。勘違い女のエゴと金儲けのために映画が利用されているのはとても悲しいし、絶対に許せない。ラブコメディーにしたかったんだろうが、笑いを取ろうと試みている会話のネタは全てがシモネタで、こんな脚本を女が書いたとはとても思えないほど下品に仕上がっている。ある雑誌のインタビューでジュリー・デルピーは「主人公と自分自身とは全く別人」と言っていたが、もはやこのコメントが本当か嘘かは問題じゃない。この映画のテーマ、ストーリー、演出、音楽、その他もろもろを見れば、自ずと彼女の人柄が見えてくる。

このタイプの女とコーヒーでも飲みながら1時間でも会話をしたら59分55秒間は自分について話すでしょう。相手のことなんてお構いなしに自分の考えや夢を語りだし、「私、今やりたいことがあってね、それは世界を旅して、現地の言葉を勉強しながら、人々の写真を撮って、それをひとつにまとめて展覧会を開くの」とか言いだすに決まってる。この映画もおそらくそんなノリで作ったんじゃないかと思う。

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