やれたかも委員会

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ほぼほぼ男目線で語られるリアルな体験談ドラマシリーズ。「すべらない話」に匹敵する誰もが楽しめる新企画です。70点(100点満点)

ドラマやれたかも委員会のあらすじ

「あのとき、こうしていれば…もしかしたら、もしかしたかも!?」「違う行動を起こしていれば、今とは違う自分になれていたかもしれない…」。

誰もが一度は経験しているであろう、「やれた」「やれなかった」に繋がる、一瞬の、そして紙一重の決断。「やれた」から心に残るとは限らない。「やれなかった」からこそ消えない想いがある。青春の甘い想い出と、ひと言では括れない人生のあらゆる可能性、岐路を鋭くも優しく検証する。それが「やれたかも委員会」である!

dTVより

原作「やれたかも委員会」の誕生秘話

漫画吉田貴司の同名漫画を実写化したのがこのドラマシリーズですが、原作の誕生秘話が特に面白いです。

なんでも漫画家の吉田貴司は友達といるときに「あのときにもっとこうしていればよかった、そしたらデートの相手とセックスできたんじゃないのか」といった会話の流れからヒントを得て漫画化を決めたそうです。

詳しくはこちらのインタビューに掲載されています。

>>漫画『やれたかも委員会』吉田貴司氏に35の質問をぶつけてみた

体験談はネットで募集して、それをもとに漫画を描いてるんだって。そのスタイルがみんなで作った作品って感じでいいですね。

実体験ならありえない展開にもならないし、応募が来るうちはアイデアがなくなることもないから永遠にシリーズ化できますよ、これ。

現在もときどき新しいエピソードが更新され、エピソードごとに200円で販売されています。こういう売り方も面白いね。

>>漫画「やれたかも委員会」の最新作はこちら

皮肉なのがこんなに面白い企画なのに吉田貴司が出版社に持っていったら全部断られたんだって。さすが衰退していくだけの日本の出版社、見る目ないね。

それでネットで公開してSNSを中心に広がったら、今度は手の平を返して同じ出版社が漫画を出しませんかって言って来たんだってよ。だったら出版社いらないじゃん。

ちなみに単行本はKindle Unlimitedで読み放題になっています。今ならプライム会員なら2ヶ月99円なので今のうちにぜひ。

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

ドラマやれたかも委員会の感想

吉田貴司原作の同名漫画の実写シリーズ。登場人物の恋愛体験談に対し、やれたかも委員会の審査員がやれたかどうかを認定していく、切なくも儚いお馬鹿青春ドラマ。

実体験だけに設定が細かく、一つ一つのエピソードにリアリティーが感じられ、共感が抱きやすいです。

こういうシチュエーションあるよなぁ、と思わずにはいられないストーリーに自分の体験と重ねあわせること間違いなし。

これはもう原作者のアイデア勝ちといっていいでしょうね。もうこのアイデアがひらめいた時点で勝利ですよ。「やれたかも委員会」っていう響きもいいし、飲みの席で友達同士でもできるし、こんなに面白い遊びないでしょ。

誰にでも「あのときこうしていればよかった。そしたらやれたのに」っていう経験ってありますよね。それって一方的な想像と推測でしかないんだけど、明らかにチャンスを逃したセックスの後悔はいつになってもなかなか成仏しないんですよね。

特に男たちは雄の本能か、あるいは頭の切り替えが下手なのか一生引きずるはずです。それもあってか「やれたかも」という視点が随分と自分勝手な男目線になっていて、女性の気持ちはほぼほぼ無視して、一方的にああしておけばよかったなんて言っている男の性とアホらしさが大いに笑えます。

今の時代、この手の話は必ずフェミニストから批判が出るんだろうなぁ。でも面白いからしょうがないよね。

一応、言い訳みたいに女性のエピソードも用意されていますが、女性目線のエピソードはやはり男の僕からすると、美化されたファンタジーになっていて、どうもポイントがずれてるんですよね。おそらく男と女とでは同じ出来事に対しても記憶の仕方が違うんでしょうね。

dTV版のMEGUMI主演のエピソード9なんて一番つまんなかったもん、なにあれ。一方で原作の2巻に収録されている「あの日、大きな木の下で」っていう女性のエピソードは面白かったです。

それにしてもこんなにリアルで青春を感じさせてくれるエピソードを日本のドラマで見れるとは期待もしていませんでした。

キャスティングが素晴らしいし、俳優たちの演技もなかなかいいんですよ。特に同僚のヤリマン女を家に泊めたのに撃沈したエピソード4の主人公役の永野宗典は演技上手いですねぇ。

クラブで女の子と知り合い、キスしていざホテルまで行ったのに満室だった話とか、ネットで知り合った女の子と朝までカラオケして、彼女の家の前まで来たのに何もいえなかった話とかもいいねぇ。哀愁漂いまくりじゃないですか。

ここぞというときに思ったように行動できない意気地のない格好悪い男の姿が最高です。

もうなんか、このブログでも「やれたかもエピソード」募集したくなってきたなぁ。どうですか? 絶対ひとつやふたつはみんな持ってるでしょ、あのときのあれなんだったんだろう、もしかしたらやれたのかな?って言う話。

コメント欄か問い合わせフォームから面白いエピソードいただけたらここで僕が紹介しますよ。できるだけ詳しく話してくださいね。それで「やれたか」、「やれたとは言えない」か認定するから。

*ドラマやれたかも委員会はdTV制作とabema制作の二種類あり、dTV制作のほうが断然面白いですよ。

>>abema制作はこちら

dTV制作のシリーズは以下のサービスから視聴できます。

>>dTVで視聴する

>>NETFLIXで視聴する

映画男のやれたかも

募集だけして自分の手の内を見せないのは不公平なので、手始めにまず恥を承知で僕のやれたかもをご紹介しますね。

18歳の頃、僕はスペインに住んでいたんですが、ある日旅行でアフリカ大陸北部にある国モロッコを訪れました。

スペインからモロッコはジブラルタル海峡を1時間ほどフェリーで渡れば行くことができます。

モロッコの船着場に着くと、案の定たくさんのモロッコ人が集まってきてはタクシーに乗らないか、いいホテルがあるぞ、といった客引き合戦が始まりました。

どう見ても胡散臭いヒゲもじゃの男たち。目つきは鋭く、みんな何かを企んでいるといった顔つきです。

客引きを追っ払った後も道を歩いていると、すぐに誰かが話しかけてきて、ガイドを名乗り出てきたり、絨毯を売ろうとしてきたりします。

まだ着いたばかりだというのに僕は知らない土地の恐ろしさにビビリまくり、ひっきりなしに自分からお金を巻き上げようとしてくる人々にいささか疲れてしまいました。

しかし話しかけてくる人はなにも男だけではありませんでした。モロッコ人の女の子は僕が持っていたアラブ社会のイメージとは違って人懐っこく、日本人が珍しいのかすれ違い様にこちらを見てはニコニコしながら言葉をかけてくる子たちが少なくなかったです。

翌日、僕は昼間から人ごみを離れてビーチに行きました。ビーチには人がほとんどおらず、観光客向けなのか弱ったラクダが一匹と数人が砂浜を歩いている程度です。

そこでキャッキャキャッキャと楽しそうに遊んでいる二人組みの女の子がいました。歳は僕と同じくらいでしょうか。あるいはもっと上だったかもしれません。

二人はお世辞にも綺麗な格好はしておらず、粗末な服とボサボサの髪をしていました。水着ではなく、上下ダボダボの格好をしていました。

やがて一人でぼーっと海を見つめている僕に気づいた彼女たちが何か話しかけてきました。何を言っているのか分からなかったので僕はジェスチャーを交えながらなんとかコミュニケーションを取りました。

砂浜に指で自分の名前と年齢を書いたりして、お互いの名前を覚え合ったりするだけで、なんとなく意思の疎通が取れたような気がして嬉しくなります。

二人のうち一人は眼つきが鋭くおっさん顔でした。それに比べてもう一人の子はなかなか可愛い顔をしています。仮に可愛いほうをアミーラ、おっさん顔のほうをイネスと呼びます。

可愛かったということもあり、自然と僕はアミーラにばかり話しかけていました。すると、アミーラもそれを感じたのか距離を縮めてきます。

穏やかに進んでいく時間。ビーチに吹く気持ちの良い風。その光景は平和そのものでした。

ところがあるときアミーラは僕の指を掴んで輪を作り、その輪の中に自分の指を出し入れして、こう言ったのです。

「セックスしよう!」

はっきりとこう言ったかどうかはあくまでも僕の想像です。なんせ言葉が分からないんだから。でも僕の想像を裏付けるかのようにアミーラは僕の口にキスをしてきました。

僕がそれを受け入れると、あろうことかアミーラは昼間のビーチでズボンを脱ぎだし下半身裸になろうとしたのです。

ここ、モロッコだよね?と僕は思いました。オランダとかじゃないよね?と思いました。なんて素晴らしい国なんだ。やっと自分の居場所を見つけたぞ、と。

しかし18歳の自分の口から出た言葉は意外にも「NO、NO、NO」でした。僕は「ちょっと待ってよ」というつもりで両手でズボンを下ろそうとする彼女を抑える仕草をしました。早い話がびびったわけです。

キスはいいけど、いくらなんでもセックスは無理だよっていうのが本音だったんです。当時すでに童貞ではなかったけど、それでも自分にはあまりにもハードルが高すぎました。そもそもアラブ社会でそんなことして大丈夫なのか?

そんな僕とアミーラのやり取りをおっさん顔のイネスはちょっと離れたところから面白くなさそうに見つめています。

やがてイネスは僕とアミーラがいちゃいちゃしている間に入ってきて、こう言ったのです。

「マネー! マネー払いなよ!」

何を言ってんだ、と思って僕は聞き流していたんですが、イネスがどんどん逆上しだし、僕の胸を小突きだしました。

その頃には僕はすっかり夢から覚め、状況が理解できず、慌てふためいてしまいました。

少なくとも相手はさっきまで一緒に楽しく話していた二人です。それもその一人とは愛し合おうかどうかまで行った仲。

それが今では鬼のような形相で僕を睨みつけるのです。まもなくしてイネスがポケットからナイフを出してきました。

そしてまた「マネー! マネー!」を連呼します。僕はショックのあまり動けません。

不運にもそのとき僕は長財布を持っていて、ズボンのポケットから少し財布の頭が出ていました。

イネスが僕の胸にナイフを近づけるや否な今度はアミーラが僕のポケットの財布に飛び掛り、ささっと財布を奪うと二人はその場から一目散に逃げて行ったのです。

あまりの出来事に僕はただその場に立ち尽くすことしかできませんでした。宿までの帰り道、僕は一人考えました。やっぱりここは俺のいるべきところじゃねえな、と。

あれ、もしかしてこれって。これってもしかすると、ハニートラップ?

やれたもなにも美人局。

ーーーーー以上、やれたかも委員会ブラジル事務局長、映画男でした。

dTV制作のシリーズの「やれたかも委員会」は以下のサービスから視聴できます。

>>dTVで視聴する

>>NETFLIXで視聴する

読者小林さんのやれたかも Case 01

読者であり、友人の小林さん(仮名)からやれたかもエピソードをもらったのでご紹介します。では小林さんに話していただきます。

都内で公務員をしている小林と申します。歳は42歳です。もう15年も前のことですが、私は当時4年間付き合っていた彼女とちょうど別れたばかりでした。

 

結婚も考えていたんですが、その彼女とは結局上手くいかなくて、27歳だった私は、次に付き合った子と結婚するのか、あるいはもう吹っ切れて独身のままずっと遊んじゃおうかなどと色々悩んでいた時期でした。

 

そんなときに合コンで出会ったのが24歳の裕子ちゃんです。彼女は埼玉出身の子で、合コンにいたメンバーの中ではあまり目立たない大人しいタイプでした。

 

でもなんか可愛らしいなあと思って連絡先を交換して、デートするようになったんです。映画に行ったり、ご飯に行ったりして全ては順調でした。

 

 

それで3回目のデートのとき、雰囲気も良くなっていたので今日は行けるかなと思って、国分寺で晩ご飯を食べて飲み屋でお酒を飲んでから意を決して彼女を誘いました。

 

「ちょっと部屋で休まない?」って。そしたら向こうも恥ずかしがりながらも「えぇー、いいよ」って言ってきて。

 

さすがにこれは行けるぞって確信に近いものを持ってレンタルルームに行ったんです。

 

レンタルルーム? なんですかそれ? ラブホテルじゃなくて?

 

はい。レンタルスペースというか、ちょっとした小部屋を借りられる場所のことです。国分寺の駅前にはラブホテルがあまりなくて。仕方なくそこにしたのです。

 

あと、そこに誘うほうが誘いやすかったっていうのもありますね。ラブホテルだとなんかいかにもって感じなので。

 

それでレンタルルームに入った途端、案の定私たちはキスを始めて服を脱ぎだしたんです。そのときは裕子ちゃんもすんなり受け入れてくれました。

 

私はキスをしながら夢中で裕子ちゃんの服を脱がしていきました。上半身裸にして相手はパンツ一枚だけの状態になり、僕は一足先に自分から全裸になりました。あまりにも興奮して裕子ちゃんに自分のペニスを擦りつけていました。

 

ところが後はもう最後のパンツを脱がすだけだーってなったときに裕子ちゃんがふとこんなことを言ったんです。

 

「ねえ、私のこと本気で好き?」

 

それを聞いて私は一瞬うろたえてしまったんです。裕子ちゃんのことがタイプじゃなかったわけではないんです。十分に可愛かったし、性格もいい子でした。

 

でも好きかどうか聞かれたら正直まだ会ったばかりなのでなんて答えていいか分からなくて。

 

そんな気持ちを相手に悟られないように「す、好きだよ」って裸のままなんとか言ったんですが。

 

「絶対、好きじゃないでしょ? もう嫌!」。

 

って裕子ちゃんは完全拒否モードに入ってしまいました。

 

それからはもう何を言っても無駄でした。キスをしようとしても「やめて!」って断られるし、亀みたいになっちゃって。とうとう裕子ちゃんが服を着だしたので、諦めて帰ることにしたんです。

 

それから彼女と会うことは二度とありませんでした。私は裕子ちゃんの後に知り合った人と結婚し、現在は二人の子供もいます。

 

ただ、今振り返っても裕子ちゃんとはやれたはずだったのにって思うんですよ。もしあそこでやれていたら人生が少しでも変わっていたのかなって。

 

「ねえ、私のこと本気で好き?」って聞かれたとき、なんて答えるのが正解だったのかときどき考えるんです。

 

あのとき私はやれたんでしょうか?

 

 

僕の独断で「やれた」と認定させていただきます。最後の受け答えさえしくじらなかったらまずやれてたでしょう。服も脱いでるわけですし。

ある程度、心は許したと思いますよ。少なくともファイナルアンサーまでは。

 

裕子ちゃんはいわゆる恋人契約大好き女ですね。付き合っていないければセックスなんてダメよ。ちゃんと誓いを立てないと私はやらせないわよっていう事前確認型。

 

相手の気持ちが本気かどうかを最後の最後まで査定する慎重型。どれだけ自分が大事にされてるかを挿入直前の男の表情から見極めてしまう土壇場女刑事タイプ。

 

一見、あとパンティーを脱がすだけだった最後のガードはもしかすると何重にも鍵がかかっていた、と考えられなくもありません。

 

小林さんは相手を傷つけたくないと思うばかりになんて答えるべきか迷ってうろたえてしまったのでしょう。それも仕方ないことです。裕子ちゃんの目にはその姿が嘘と映ったのか、あるいは誠意に欠けると映ったのか。

 

ある意味、相手に気を使ったからこその「やれたかも」。上手く嘘をつけなかったからこその「やれたかも」。素敵じゃないですか。これからも大事にしてください。

 

正解じゃないとは思いますが、僕も似たようなシチュエーションで「ねえ、私のこと好き?」って聞かれたので、正直に「好きなわけないだろ、まだやってもねえのに」って即答したら、ちゃんと最後までやれました。女性って分からないもんですねぇ。

 

dTV制作のシリーズの「やれたかも委員会」は以下のサービスから視聴できます。

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