帰らない日々(原題 Reservation Road)

50点(100点満点)

ストーリー
弁護士のドワイトは、息子を元妻の家に車で送り届ける道中、子どもをひき殺してしまう。もし事故が公になれば最愛の息子と一緒に時間を過ごせなくなると思ったドワイトは咄嗟に事故現場から逃走する。一方、この事故で自分の子どもを亡くしたイーサンは自ら犯人探しを始める。法律面でも協力を得ようと、弁護士事務所を訪れたイーサンは、偶然にもそこで犯人であるドワイトで知り合い、仕事を依頼することになる。

感想
ひき逃げをテーマにした家族ドラマ。ひき逃げといったら日本では度々話題になるテーマ。それがアメリカ映画の題材になるということは、少なからず同問題を真面目に考えている人たちがいるということ。そのことが分かっただけでも少し安心した。ちなみにブラジルでは、10人の歩行者に車で突っ込んで、3、4人まとめて殺しても、警察署で調書を取ってそのまま釈放というのが普通。飲酒運転を取り締まる法律が2008年に初めて制定されたほど道路交通法は緩い。ブラジルがそのレベルなら、世界中にはそれよりもっとひどい国があるはずで、ひき逃げ犯を必死で追いかけることのできる警察は、凶悪犯罪をそれほど抱えていない日本の警察ぐらいなのかもしれない。

この映画でも、アメリカの警察は実に忙しそうに、面倒くさそうに、ひき逃げ事件を扱っていて、イーサンが自分で犯人を探そうとするのも無理はないですね。ただ、息子への愛をそのまま復讐心に変えるのが、いかにもアメリカ映画的という感じがした。なにより一番気になったがイーサンの娘が、犯人であるドワイトの元妻からピアノを習っているというあり得ない偶然。たまたま訪れた法律事務所で犯人と知り合ったり、あの町は一体どれだけ小さいんだ? そんな小さな町だったら、すぐにひき逃げ犯ぐらい見つかりそうだけど。
犯人役を演じたマーク・ラファロは悪くなかったです。マーク・ラファロはなんていっても「困った顔」、「切羽詰ったときの顔」が上手い。女に振られたときも、あんな顔をするのかどうかぜひ見てみたいです。

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